H7: 成功事例にみる地域情報化の核づくり
日時 2008年11月26日 14:00 - 17:00
参加料 <半日セッション券 事前料金 \6,000 当日料金 \8,000>
内容 総務省の策定したデジタル・ディバイド解消に向けた戦略では2010年度末までにブロードバンド・ゼロ地域を解消し、 かつ超高速ブロードバンドの世帯カバー率を90%以上とすることが掲げられています。
また同じく総務省から2008年3月末時点での推計では日本全国の98.3%の世帯で何らかのブロードバンド環境が整備されたこととなっています。

しかしながらブロードバンド環境の整備がインターネットの利活用、 普及に直結しているかは不明であり、 実際に地域の情報化に携わる関係者からは大都市圏光ブロードバンド化の急速な展開や動画を初めとする大容量コンテンツ等の利用環境について大きな格差があることが指摘されています。 この格差の解消は、 地域の住民が自ら本気で取組まないと成就しません。 地域の住民には広くはエンドユーザから地域ISPまで含まれますが、 そのなかから核となる先導的な役割を果たす人材や組織等が現れ、 インターネットの素晴らしさを周囲に見せ、 実際に使わせることを繰り返し行うことによって、 小さな成功が積み上がり、明日もやろうという、 地域情報化のムードが醸成されると考えます。

このセッションでは前述した一連の地域情報化の核づくりとムードの醸成について事例紹介をとおして理解の深厚を図ります。
14:00-14:10
(10分)

1) JPNIC(インターネット資源)dataでみる府県別の現況

講演者:曽根 秀昭/社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 理事

内容:JPNICの管理するインターネット資源(IPアドレス、AS番号等)の地域分布資料等によりインターネットの府県別の現況を説明します。

14:10-14:30
(20分)

2) 地域情報化の核づくりのために 地域情報化にみるムードの重要性とその醸成パターン

講演者:相原 玲二/特定非営利活動法人 中国四国インターネット協議会 副理事長

内容:地域情報化は地域の住民が本気で取組まないと成功しません。 彼らが本気になり地域情報化に貢献していくためには、 手の届く範囲で相談相手がおり、 お互いに影響しあうことによって醸成されるムードが重要です。 その醸成において地域コミュニティの果たす役割は時代時代で異なります。 中国四国インターネット協議会の活動を振返りその認識を深めたいと思います。

14:30-15:00
(30分)

3) 東北地方における光ブロードバンド化政策推進の現状 東北地方における事例紹介/町村への光ブロードバンド導入実例

講演者:
錦部 政朋/総務省東北総合通信局情報通信部情報通信振興課 課長補佐
堀尾 昌史/岩手県住田町町づくり推進課企画調査係 主事

内容:東北地方での光ブロードバンド化政策推進の現状とその目的達成の度合いについて述べ、整備された光ブロードバンドが地域情報化の基盤となっていくための計画に言及し、更にその整備から活用までの積極的取組み事例を紹介します。

休憩 10分
15:10-16:50
(100分)

4) 地域情報化の核づくりに向けたムード醸成おいて産学官の連携はどうあるべきか/事例紹介、パネルディスカッション

講演者:
菊池 豊/高知工科大学 准教授
大久保 利之/株式会社ニューメディア 常務取締役
大石 憲且/特定非営利活動法人 北海道地域ネットワーク協議会 理事
横田 洋人/いわみインターネット

16:50-16:55
(5分)

5) まとめ

講演者:曽根 秀昭/社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 理事


※プログラム/時間割は都合により変更になる可能性があります。 あらかじめご了承ください。
対象者
  • 都道府県市町村の情報化の責任者、担当者
  • 各地域の産学官の有識者
  • 地域ISP関係者
  • 地域情報化に興味のある方

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