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ICANNの組織紹介

最終更新日:2012年11月1日


 ICANN (The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は、 インターネットの各種資源を全世界的に調整することを目的として、 1998年10月に設立された民間の非営利法人です。 (本拠地は米国カリフォルニア州マリナ・デル・レイ)

ICANNの役割

ICANNの主な役割は次の通りです。

  1. インターネットの三つの識別子の割り振り・割り当てを全世界的かつ一意に行うシステムの調整
    a. ドメイン名
    b. IPアドレスおよび自律システム(AS)番号
    c. プロトコルポート番号およびパラメーター番号
  2. DNSルートネームサーバ・システムの運用および展開の調整
  3. これらの技術的業務に関連するポリシー策定の調整

 ICANNは、 これらの調整活動を民間主導で全世界的に行うことを目的としていることから、 その活動は全世界に開かれたものとなっており、 関心のある人は誰でも自由に参加することができます。

ICANNの組織構成

ICANN組織構成図
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 ICANNの基本構造は、理事会と三つの支持組織(Supporting Organization)、 および四つの諮問委員会によって成り立っています。 ICANNとして何らかの方針決定を行う際には、まず、 ICANNの各構成組織による議論に加えて全世界からの自由な参加による議論が行われ、 その結果を理事会に勧告するというボトムアップ型のプロセスによって進められていきます。 その後、最終的な意思決定機関である理事会が、 それらの勧告を参考にした上で決定を行います。

 理事会は、広範な地域・分野からの代表によって構成され、 開かれた透明性のあるプロセスに基づいて意思決定を行います。 理事15名の内訳は、 指名委員会(Nominating Committee: NomCom)によって指名される8名、 各支持組織が2名ずつ選出する代表計6名、 At-Large諮問委員会が選出する代表1名、 そしてICANN事務総長兼CEOとなっています。 また、議決権を持つ理事の他に、 At-Large諮問委員会以外の諮問委員会および技術リエゾングループ(TLG)、 Internet Engineering Task Force (IETF)から議決権を持たないリエゾンメンバーが各1名ずつ参加します。 理事会内には次の11の委員会が設置されており、 必要に応じて各種の臨時委員会が設置されます。

 支持組織には、次の三つがあり、各分野に関連する方針策定について、 理事会を支援し勧告を行う役割を負っています。

 各支持組織には、必要に応じて作業部会(WG)、 作業チーム(WT)などが設けられることがあります。 これらは複数の支持組織および諮問委員会にまたがって設立されることもあります。

 さらに、理事会に対し専門的立場から助言を行う機関として、 各種の諮問委員会(Advisory Committee)が存在します。 2011年5月現在は、次の四つが常設の諮問委員会となっています。

 これらに加えて、 インターネットの技術標準を作成する「技術リエゾングループ (Technical Liaison Group: TLG)」が、 理事会に技術面の助言や情報提供を行います。 TLGは次の組織の代表からなっています。

 TLGとは別に、 IETF (Internet Engineering Task Force) よりICANN理事会に投票権のないリエゾンを1名選出することが定款で定められています。

 また、 ICANNの運営において透明性やアカウンタビリティ(説明責任) を重視するための仕組みとして、 オンブズマンや独立審査パネルが存在します。

 これらの組織構成は、 いわゆるICANN改革*として検討された結果、 2002年12月に改訂され現在の形になっています。

ICANN理事会メンバー

 2012年10月のICANNトロント会議をもって任期が終了する理事の交代により、 現在は以下のメンバーになっています。

種別 氏名 出身地域 所属・経歴など
ASO選出理事 Raymond A. Plzak 北米(米国) 2000年から2009年までARIN事務総長兼CEO。元RSSACメンバーでありSSAC創立メンバー。
Kuo-Wei Wu アジア太平洋(台湾) インターネットポリシーおよび情報セキュリティのコンサルティングを行うNIIEPAの最高経営責任者。 Yam Digital社およびAcer社などの役職を歴任。 PIR、APNICの理事を以前務め、 現在TWNIC、APIA、TWIA、COSAの理事。
GNSO選出理事 Bruce Tonkin(副議長) アジア太平洋(オーストラリア) Melbourne IT Ltd.最高技術責任者。元GNSO評議会チェア
Bill Graham 北米(カナダ) 独立コンサルタント。 2007年から2011年まではInternet Societyにて広範囲な国際組織(国連、 OECD、WIPO、ITUなど)との交流を拡大。 以前はカナダ政府にて国際電気通信政策ディレクター、 国連世界情報社会サミット(WSIS)のカナダ政府代表団長、 ICANN政府諮問委員会(GAC)副議長を歴任。
ccNSO選出理事 Mike Silber アフリカ(南アフリカ) 弁護士であり法律と規制に関する独立コンサルタント。2005年、2006年にはICANN指名委員会のccNSO代表を務めた。
Chris Disspain アジア太平洋(オーストラリア) 2000年より.au Domain Administration Ltd (auDA)のCEOを務める。 以前には14年間にわたって英国およびオーストラリアで企業弁護士を務める。 2004年から2011年まで、 国コードドメイン名支持組織(ccNSO)評議会議長を務めた。
At-Large選出理事 Sebastien Bachollet 欧州(フランス) フランス国内および欧州内における最高情報責任者(CIO) ネットワークの構築や、 インターネット関連イベントの開催に多く携わる。 ISOCフランス支部では要職に就く。 2007年5月に欧州のインターネットユーザー代表に選出され、 2008年にALAC副チェアに就任。
指名委員会選出理事 George Sadowsky 北米(米国) 米国財務省や世界銀行を含むいくつかの組織向けのコンサルタントを務める。 Internet Society (ISOC) にて開発途上国ネットワークトレーニングワークショップに従事し、 Global Internet Policy Initiative (GIPI)では常勤役員を務めた。
Gonzalo Navarro ラテンアメリカ・カリブ海(チリ) Morales & Besa法律事務所の共同経営者。 チリ電気通信総局の国際関係上級アドバイザーを2001年から2007年まで務めた。
Olga Madruga-Forti ラテンアメリカ・カリブ海(アルゼンチン) 国際衛星会社であるARSAT S.A.の代表を務める。 その前にはIridium Satelliteの国際規制・市場アクセス担当部門を率いた。 以前にはLoral CyberStar、米国Federal Communication Commission (FCC)、 米州機構(OAS)の規制部会議長などを歴任。
Cherine Chalaby アフリカ(エジプト) Accentureにて28年間勤務した後、 2006年3月に中東を拠点とする投資銀行Rasmalaに入社。 役員として豊富な経験を有する。
Erika Mann 欧州(ドイツ) Computer & Communications Industry Associationの上級副社長。 その他の団体の主任研究員等も務める。 1994年から2009年までは、欧州議会の議員であった。
Bertrand de La Chapelle 欧州(フランス) 外交官として、2002年から2005年にはWSISに参加。 2006年から2010年にはISOCの特使を務める。
Steve Crocker(議長) 北米(米国) 2003年から理事就任までICANN理事会におけるSSACリエゾンを務める。 2003年〜2006年はISOC理事。Shinkuro, Inc.の共同創設者兼CEO。
Judith Duavit Vazquez アジア太平洋(フィリピン) フィリピンの通信会社PHCOLO Inc.の創設者兼会長。 トップメディア企業であるGMA NETWORK, Inc.のディレクターを務める。 太平洋電気通信協議会(PTC)、APNIC、IEEEのメンバーであり、 複数の非営利団体の理事も務める。
リエゾン Heather Dryden (GAC) 北米(カナダ) カナダ工業省にて国際電気通信政策調整ディレクターを務める。 ITUを含む国連機関での責務があり、WSISおよびIGFにも関与した。
Ram Mohan (SSAC) 北米(米国) Afilias社の上級副社長兼最高技術責任者。 2001年に同社に入社する前にはオンラインデータベースおよびコンテンツ配布を行う、 Infonautics社に勤務。
Thomas Narten (IETF) 北米(米国) IBM社においてインターネット技術および戦略に従事。 IBM社には1995年より勤務。 1995年よりIETFのアクティブな貢献者で、RFCを10本執筆している。 1997年より2005年まで、 インターネットエリアのエリアディレクターを務めた。
Francisco da Silva (TLG) 欧州(ポルトガル) Huawei Technologies Sweden の上級評議員を務める。 European Telecommunications Standard Institute (ETSI)の総会議長、 EURESCOM (European Institute for Research and Strategic Studies in Telecommunications)の理事および ETNO (European Telecommunications Network Operators Association)の理事を務めた。
Suzanne Woolf (RSSAC) 北米(米国) 2002年よりInternet Systems Consortium (ISC)に勤務しISCのソフトウェアおよびプロトコル開発プロジェクトにおける製品管理および戦略の検討に関わる。 RSSAC以外にSSACおよびARIN Advisory Councilのメンバーでもあり、 ICANN、ARIN、NANOGやIETFの活動に積極的に参加している。
ICANN事務総長兼CEO Fadi Chehadé 北米(米国) 2012年9月就任。エジプト、レバノン、米国の国籍を保持。 直近では教育機関向けにクラウドベースのソフトウェアを提供するVocado LLCのCEOを務めた。 以前にはCoreObjects Software, Inc.のCEO、 IBMの中東・アフリカ向けGlobal Technology Servicesなどを歴任。

各メンバーの任期は以下の通りです。

図:メンバー任期一覧
*) ALACリエゾンがAt-Large選出理事となったため、現在は5名となっています。


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