メインコンテンツへスキップ

トップページ > JPNICライブラリ > メールマガジン > バックナンバー > 特集


現在、マイクロソフト セキュリティ情報 MS10-090のパッチを適用したInternet Explorer 8をお使いの方は、 JPNIC Webサイトの内容が印刷できない状態になっています。 印刷をする場合には、 Internet Explorer 8以外のブラウザを利用してください。
この不具合の詳細と、その対処方法については、 マイクロソフトのWebサイトに掲載されている以下の技術情報をご覧いただくか、 マイクロソフトのサポートセンターにお問い合わせください。
 マイクロソフトの技術情報

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
【 1 】特集 「ICANNサンファン会議報告」
                                       インターネット推進部 高山由香利
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

2007年6月23日から29日まで、サンファン(プエルトリコ)にて開催されたICANN
会議に出席しました。

本稿では、今回の会議における主要トピックからいくつかをご紹介します。

                  ◇              ◇              ◇

◆ドメイン名登録者保護に関する議論

前回のリスボン会議報告(*1)でお伝えしたように、米国のRegisterFly社がRAA
(Registrar Accreditation Agreement:レジストラ認定契約)を解約された一件
を受けて、コミュニティからは登録者保護に向けて契約の見直しをすべきとの
コメントが多く寄せられました。そのため、ICANNではRAAの内容見直しやレジ
ストラが所有するデータのエスクロー(第三者への預託)強化などについて議論
されるようになりました。

本会期中には、登録者保護に関するワークショップが開催され、ICANNにおけ
る登録者保護の取り組み状況が報告されるとともに、参加者からはフィード
バックが寄せられました。

ICANNでは、既にエスクローエージェントの募集を行っており、7組織の応募が
あったこと、また7月初旬に選考を行うことが報告されました。登録者のデー
タを第三者に預託することについては、WHOISと同様にプライバシーの問題を
指摘する人もいましたが、レジストラが機能しなくなった場合にタイムリーに
登録者を救済する必要があるといった現実的な問題を考慮すると、現時点にお
いてはエスクローが最も有効な方策と言えるのではないか、といったコメント
がありました。

ICANNは引き続きコミュニティからのフィードバックを検討しつつ、レジスト
ラ部会と協調してRAA改正案を作成し、パブリックコメントに付すこととなり
ます。

(*1) JPNIC News & Views vol.445 「ICANNリスボン会議報告」
     http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2007/vol445.html


◆ドメイン名テイスティング

ドメイン名テイスティングに関する課題レポート(*2)がICANNスタッフより提
出され、本会議で議論されました。

GNSO内の課題解決にあたっては、多くの場合PDP(Policy Development 
Process:ポリシー策定プロセス)が実施されますが、本課題レポートではドメ
イン名テイスティングに関して、以下のような提案がなされています。

・PDPを開始する前には、さらなる事実調査を行うこと
・PDPがICANNやGNSOのスコープ内であるかどうかを確認すること
・PDP以外にも解決方法がないか検討すること


GNSO評議会では、GNSOメンバーとICANNスタッフでアドホックグループを結成
して、ドメイン名テイスティングについてさらなる情報収集を行うこととし、
その結果によってPDPを開始すべきかを判断することになりました。

(*2) GNSO Issues Report on Domain Tasting - English
     http://gnso.icann.org/issues/domain-tasting/gnso-domain-tasting-report-14jun07.pdf


◆IPv6の実装に向けて

ASO(Address Supporting Organization:アドレス支持組織)より、最新のIPv4
アドレスの割り振り予測が報告され、インターネットを継続して安定的に運営
し、また今後も発展させていくためには、IPv6の実装を促進していく必要があ
るとの見解が述べられました。今後は、IPv4だけではなくIPv6でも到達できる
システムを構築する必要があると考えており、RIRは注意を喚起するとともに
実装も促進していく意向にあることが伝えられました。

ASOはIPv6実装の必要性について啓発するようICANNに対して要請し、ICANNは
RIRと協力してIPv6に関する教育活動やアウトリーチ活動を行っていくことを
決議しました。


◆ICANN 2007年-2008年度予算案を承認

2007年-2008年度の予算案が、最終日の理事会で承認されました(*3)。翻訳費
用を27万ドルから47万ドルに増額するなど、コミュニティからのフィードバッ
クも反映された内容となっています。収入は4,937万3,000ドルを見込んでお
り、昨年度に引き続き前年度比で45%増となります。

(*3) ICANN Posts Approved Version of the Proposed Fiscal Year 2008 Budget
     http://www.icann.org/financials/adopted-budget-29jun07.pdf

                  ◇              ◇              ◇

ICANNサンファン会議の報告会を、7月23日(月)13:30より九段会館(東京
都千代田区)にて、IAjapanと共催いたします。ぜひともご参加ください。

  □第19回ICANN報告会開催のご案内


このページを評価してください
このWebページは役に立ちましたか?
役に立った。
役に立たなかった。
どちらとも言えない。

ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。
  • このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、 お問い合わせ先 をご利用ください。
  • 文中でのHTMLタグ使用はご遠慮ください。
ページトップへ