ニュースレターNo.22/2002年12月発行
第4回ICANN報告会レポート
2002年8月8日、JPNICと(財)インターネット協会の共催により、第4回ICANN報告会が開催されました。会場となった東京都千代田区の大手町サンケイプラザには、酷暑の中を約60名の参加者が集まり、2時間あまりの間、各報告に熱心に聞き入っていました。
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| 第4回ICANN報告会、質疑応答の様子。 |
まずはじめに、JPNICの大橋徹より、6月末にルーマニアで開催されたICANNブカレスト会議の概要報告があり、主な理事会決議事項の説明がなされました。
続いてICANN改革に関する報告では、JPNICの入交尚子より、ブカレスト会議で理事会が採択した勧告書「改革に向けての青写真」についての説明があり、その後ICANN理事の加藤幹之氏と村井純氏の両名より、各々の立場からICANN改革についての見解が述べられました。加藤氏からは、今後のICANN運営にかかわる重要なポイントとして、理事会メンバーの過半数を選出することになる指名委員会の構成や、ITUなど外部組織との連携が指摘されました。また村井氏は、ICANNのいくつかの重要な使命は着実に果たされてきているとし、今回のICANN改革ではスタビリティ(安定性)の問題に注力すべきであるとの見解を示しました。
後半では、ICANN政府諮問委員会(GAC)メンバーである総務省の伊東香織氏より、「今回の改革によって、ICANNとの連携強化を望むGACの意向が具体化されていく方向に向かう」といった趣旨の報告がありました。
ICANN改革の話に続いて、(株)日本レジストリサービスの堀田博文氏が「ccTLDの最新動向」と題し、ICANNとccTLD組織との契約のあり方や国際化ドメイン名等に関する説明を行いました。また、JPNIC理事の丸山直昌からは、「gTLDの最新動向」として、ドメイン名の削除にかかわる問題や.orgの再委任等に関する報告がなされました。
最後に、JPNICドメイン名検討委員会メンバーである下野隆生氏より、オルタネート・ルートに関するプレゼンテーションが行われ、オルタネート・ルートの仕組みとその問題点、現在動いているオルタネート・ルートサーバについての説明等が行われました。
参照URL
- 第4回ICANN報告会 配布資料
- http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20020808-ICANN/
