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■ 汎用 JP ドメイン名 FAQ

2000/11/24版

※ 下記FAQ中に記載されている"EXAMPLE"という部分は文字列の例であり、 実際にはここに希望するドメイン名の文字列が入ります。
Q.1001
汎用 JP ドメイン名とは、どういうドメイン名ですか? CO.JPやNE.JPとはどんな点が違うのですか?
A.1001
既存の JP ドメイン名(CO.JPやNE.JPなど)と比較すると、 汎用 JP ドメイン名には、下記のような特徴があります。

既存の JP ドメイン名 汎用 JP ドメイン名
登録形式

* EXAMPLEは文字列の例で 実際には登録できません
・会社の場合 EXAMPLE.CO.JP
・ネットワークサービス の場合 EXAMPLE.NE.JP など
・一律 EXAMPLE.JP という形式
* 第2レベルドメイン に任意の文字列を登録
登録資格要件 ・登録者の組織種別によってCO.JPやAC.JPなど、 登録できるドメイン名が 異なります。 ・登録者の組織種別を 問わない
・個人も登録可能
ローカルプレゼンス
(国内住所要件)
・必要 ・必要
登録数の制限 ・1組織が登録できる ドメイン名は1つ
(1組織1ドメイン名)
・登録数に制限はない
移転制限 ・登録資格要件に合う組織 への移転は可能
・登録ドメイン名が2つ 以上になる場合は不可 (1組織1ドメイン名の 原則を維持)
・原則自由
(ただし海外在住者/海外 企業へ移転は不可)
日本語ドメイン名の導入
*「日本語名」部分は 任意の文字列

・日本語名.jp という形式 で導入
Q.1002
汎用 JP ドメイン名は誰でも登録できるのですか?
A.1002
ご登録いただけるのは、日本における住所や本店・事務所所在地を確認できる 組織または個人です。
Q.1003
日本語ドメイン名とはどういうドメイン名なのですか?
A.1003
日本語ドメイン名は汎用 JP ドメイン名の一形態で、 これまでの ASCII 文字(半角英数字)に加えて、 漢字・平仮名・片仮名を使用し「日本語名.JP」という形式で登録するドメイン名です。
Q.1004
汎用 JP ドメイン名で使用可能な文字・記号はどうなっていますか?
A.1004
汎用 JP ドメイン名では、ASCII の英数字、ハイフン、 および漢字、平仮名、 片仮名、 一部記号を使用することができます。 2バイト(全角)のアルファベット、 1バイト(半角)の片仮名等は使用できません。
日本語ドメイン名で使用できる文字の概要については「 汎用 JP ドメイン名 における日本語ドメイン名に関する技術方針 」の中でも述べています。 詳細な技術的要件は、「 汎用 JP ドメイン名登録等に関する技術細則 」にて規 定しております。
Q.1005
汎用 JP ドメイン名で登録できる文字数を教えてください。
A.1005
漢字、平仮名、片仮名、 等の日本語の文字列が含まれる場合(日本語ドメイン 名)は、 ASCII 文字列が混在する場合でもすべて1文字としてカウントします。 全角・半角にかかわりなく1文字以上15文字以下になります(第1レベルドメイン 名の「.JP」の部分は文字数に含まれません)。

 (例) 日本語名EXAMPLE.JP(11文字)

ASCII の英数字のみによるドメイン名の場合、 使用文字数は3文字以上63文字 以下となります。
Q.1006
汎用 JP ドメイン名で登録できないドメイン名はありますか?
A.1006
登録できないドメイン名については、「予約ドメイン名」としまして後日リス トの公開を致します。
Q.1007
これまでにスケジュールの変更などがあったようですが、汎用 JP ドメイン名 のスケジュールはどうなっていますか?
A.1007
汎用 JP ドメイン名に関する今後の予定は下記のとおりです。 このスケジュールは12月下旬に開催予定の JPNIC 総会において、 この方針が承認されることを前提としております。
日本語ドメイン名の申請受付も下記スケジュールに準じます。

[今後の予定]

・2001年 2月22日正午 〜 3月23日正午 優先登録申請期間
 優先登録申請対象者からの申請を受け付けます

・2001年 4月 2日正午 〜 4月23日正午 同時登録申請期間
 申請の先着順では登録を行わない期間です

・2001年 5月 7日  先願による登録申請受付開始
 申請の先着順で登録を行い始める期日です

なお、スケジュールの変更履歴は以下のようになっております。

変更履歴 (2000年9月1日版→2000年10月10日版への変更)
・「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」のスケジュール案に対し、寄せられたパブリックコメントをうけてスケジュールを変更。
・「汎用 JP ドメイン名導入に関する方針(10月10日版)」にて公開。

変更履歴 (2000年10月10日版→2000年11月10日版への変更)
・2000年11月2日開催の JPNIC 総会の結果をうけてスケジュールを変更。
・「汎用 JP ドメイン名導入に関する方針(11月10日版)」のスケジュールを変更。
Q.1008
優先登録申請期間」とはどういう期間ですか?
A.1008
通常、ドメイン名の登録は申請順に行っていきますが、 このような方法を汎用 JP ドメイン名の導入開始時に行った場合、 申請受付開始時に申請が集中し、混乱が予想されます。 また、商標や組織名などを第三者が登録することによる混乱も起り得ます。 これらの混乱を防ぐため、 導入開始時の一時的な登録ルールとして「汎用 JP ドメイン名登録経過措置実施要綱」を定め、 調整を行いながら汎用 JP ドメイン名の導入を行うことにしました。

「優先登録」についての詳細は「汎用 JP ドメイン名登録経過措置実施要綱」 で規定しています。

「優先登録」の概要は下記のとおりです。

[優先登録 第1区分]

2000年3月31日時点で、 属性型ドメイン名および一般地域型ドメイン名を登録していた登録者の中で、 汎用 JP ドメイン名の登録資格要件を満たす組織/個人は、 下記の文字列の汎用 JP ドメイン名を優先的に申請することができます。

属性型ドメイン名の登録者: 登録している属性型ドメイン名の第3レベルと同一の文字列を優先的に申請できます。
(例)

EXAMPLE.CO.JPを登録している場合、
EXAMPLE.JP を優先的に申請できます。

一般地域型ドメイン名の登録者: 登録している一般地域型ドメイン名の第4レベルと同一の文字列を優先的に申請できます。
(例) EXAMPLE.CHIYODA.TOKYO.JPを登録している場合、 EXAMPLE.JP を優先的に申請できます。

上記のように、 同一の汎用 JP ドメイン名を優先的に申請できる組織/個人が複数存在する場合は、 既存ドメイン名(属性型/一般地域型)の登録年月日が早い(古い)方が優先的に汎用 JP ドメイン名を登録できます。
この区分で申請できる汎用 JP ドメイン名は ASCII(半角英数字)のドメイン名です。


[優先登録 第2区分]
  • 日本法による登録商標、 登記された商号・名称を保有する法人または個人からの、 その名称と同一の文字列のドメイン名申請

    詳細は「汎用 JP ドメイン名登録経過措置実施要綱」および追って公開されるガイドラインをご覧下さい。
  • 官公庁等の名称と同一の文字列のドメイン名申請
  • AC.JP ドメイン名を登録している組織の組織名称と同一の文字列のドメイ ン名申請

    上記の対象者は、優先登録申請期間中に、規定された文字列を用いたドメイン 名を申請することができます。

    この区分では、登録商標などが英数字のみで構成されている場合は、ASCII (半角英数字)のドメイン名を、日本語を含む名前の場合は日本語ドメイン名を申請することができます。

    なお、優先登録申請期間中に、 属性型ドメイン名および一般地域型ドメイン名 に基づく優先登録申請(第1区分)がある場合、 商標・登記された商号などに基づく優先登録申請(第2区分)の申請の有無にかかわらず、 第1区分の申請(登録年月日が2000年3月31日までのもの)のうち、 最も登録年月日が早いものが登録者となります。
Q.1009
「同時登録申請期間」とはどういう期間ですか?
A.1009
申請受付開始時に申請が集中して混乱が起きることのないように、 先願(申請順)による登録申請受付の開始前にドメイン名の登録申請を受け付ける期間です。 同時申請期間中にいただいた申請は、 すべて同時にご申請いただいたものとして受け付けをいたしますので、 汎用 JP ドメイン名導入時に先を競って申請をしなくてもよくなり、 申請受付開始の瞬間に大量の申請がなされる可能性が低減します。

同時申請期間に申請受付の対象となるのは、 基本的には優先登録申請期間中に正当な権利者による申請が行われなかったドメイン名になります。 申請できるドメイン名については、特に要件はありません。 同時登録申請の登録者は、同時登録申請期間終了後、 次のルールに基づいて決定されます。
  • 同一のドメイン名を希望する他の申請者がいない場合、その人が登録者とし て決定される。
  • 同一のドメイン名を希望する申請者が二人以上いる場合、抽選を行い、登録 者を決定する。

    なお、ドメイン名の移転が可能であるため、 抽選の結果が半永久的に固定されるという懸念はなくなりました。 また、抽選は、登録申請者の立ち会いによる抽選ではなく、 コンピュータによる方式を検討しています。
Q.1010
先願による登録申請受付開始後は、どんなドメイン名が申請できるのですか?
A.1010
先願による登録申請受付開始後のご申請については、申請できるドメイン名の要件はありません。登録は申請順になります。
Q.1011
日本語のドメイン名を優先登録申請期間中に申請したいのですが、できるのでしょうか?
A.1011
日本語のドメイン名のうち、 優先登録申請期間中にご申請いただけるのは、 優先登録の第2区分(Q.1008参照)に含まれるものになります。 優先対象とならない文字列についてご申請いただく場合には同時申請期間以降になります。
Q.1012
汎用 JP ドメイン名についての情報を知りたいのですが、ニュース配信などはあるのですか?
A.1012
汎用 JP ドメイン名ニュース」としまして、 情報提供メールの配信をしています。 汎用 JP ドメイン名についてのお知らせを随時配信しております。
「汎用 JP ドメイン名ニュースへの登録」
<http://serv.nic.ad.jp/dotJPinfo/index.html>
Q.1013
汎用 JP ドメイン名の登録料・維持料などはいくらになりますか?
A.1013
登録料・維持料については詳細が決まり次第、 下記のニュース配信の ML や Web 等でお知らせ致します。 恐れ入りますが今しばらくお待ち下さい。
「汎用 JP ドメイン名ニュースへの登録」
<http://serv.nic.ad.jp/dotJPinfo/index.html>
Q.1014
ネームサーバの設定をしないと登録が取り消されてしまうのですか?
A.1014
汎用 JP ドメイン名につきましては、 接続承認・ネームサーバの登録のいずれもドメイン名の維持要件とはなっておりません。 維持料の支払いが確認されれば、 ドメイン名を引き続きご登録いただけます。
Q.1015
汎用 JP ドメイン名は誰でも登録できるのですか?
A.1015
ご登録いただけるのは、日本における住所や本店・事務所所在地を確認できる組織または個人です。
Q.1016
汎用 JP ドメイン名の運用をするサーバについても、 日本国内になければいけ ないのですか?
また、海外のサーバを利用することはできますか?
A.1016
汎用 JP ドメイン名については、 ご登録の申請をいただく方に関して、 日本における住所その他を要件としておりますが、 運用に関しましては特にそうした要件はありませんので、 海外のサーバで運用をしていただくこともできます。
Q.1017
汎用 JP ドメイン名では複数のドメイン名の登録・運用が可能とのことですが、 IP アドレスも複数必要なのですか?
A.1017
IP アドレスは、 一つのドメイン名に対して一つの割り当てという形にはなっておりません。 現行のドメイン名と同様に、 汎用 JP ドメイン名でも一つの IP アドレスで複数のドメイン名を運用して頂くことができます。
Q.1018
汎用 JP ドメイン名や属性型の JP ドメイン名など、 複数のドメイン名を関連付けて同じ Web を参照できるようにしたいのですが、可能でしょうか?
A.1018
汎用 JP ドメイン名を用いたホスト名と、 既存の JP ドメイン名を用いたホスト名が同じサーバマシンの IP アドレスを示すような設定をする等の方法で、 複数のドメイン名を関連付けることができます。
Q.1019
今まで登録した CO.JP などのドメイン名は引き続き使用できるのですか? EXAMPLE.CO.JP などから EXAMPLE.JP に変更しなければならないのですか?
A.1019
CO.JP や NE.JP などのドメイン名は引き続きご使用いただけます。 EXAMPLE.CO.JP などから EXAMPLE.JP に変更しなければならないということではありません。 今後も現在と同様に EXAMPLE.CO.JP や EXAMPLE.NE.JP などの登録申請を受け付けます。
Q.1020
現在、CO.JP を登録していますが、「1組織1ドメイン名」のため、汎用 JP ドメイン名を登録できないのでしょうか?
A.1020
汎用 JP ドメイン名には「1組織1ドメイン名」というルールがないため、現在ドメイン名を登録されていても、登録可能です。
Q.1021
「www.EXAMPLE.JP」の「www」の部分については、使用できる文字の制限など があるのでしょうか?
A.1021
ドメイン名として JPNIC が登録しますのは、 汎用 JP ドメイン名であれば第2レベルドメインまで(「EXAMPLE.JP」の部分)、 既存の JP ドメイン名であれば第3レベルドメインまで(「EXAMPLE.CO.JP」の部分)になります。
WWW サーバの名称は、そのサーバの管理を行なう、 或はサーバを使って情報発信を行なう組織のドメイン名のサブドメイン名を使って下さい。
例えば NIC.AD.JP は日本ネットワークインフォメーションセンターの組織ドメイン名で、 www.NIC.AD.JP はそのサブドメイン名です。 JPNIC では、.JP で終る JP ドメイン名の登録を行なっており、 サブドメイン名の決定は、 JP ドメイン名の登録を受けた組織のネットワーク管理者に一任していますので、 ドメイン名を運用されるユーザ様の側で、 任意に名前の設定をすることができます。
Q.1022
サブドメイン名に日本語を使用することはできますか?
A.1022
サブドメインについてはネームサーバ側の設定になります。 ネームサーバに文字コード変換ツールによる対応をすることなどで日本語を使用することは可能です。
Q.1023
日本語ドメイン名を使っての Web ページの公開はすぐにできるのですか? また、メールアドレスとしては使えるのですか?
A.1023
日本語ドメイン名を Web サイトのアドレスやメールアドレスとして使用するためには、 アプリケーションソフトウェア(メールリーダ・Web ブラウザ等)での対応が必要です。 それらソフトウェアが対応するためには、 多言語ドメイン名の標準化が行われていなければならないのですが、 現段階では、多言語ドメイン名は標準化されておらず、 各種アプリケーションソフトウェアも多言語ドメイン名に対応していない状況です。
汎用 JP ドメイン名の運用開始時点での世界的な対応状況を見積もることは困難ですが、 多言語ドメイン名の標準化がされるまでは、 ASCII 文字列によるドメイン名と同様の使用は難しいと考えられます。
JPNIC の日本語ドメイン名につきましては、 インターネットにおける多言語ドメイン名の早期の標準化と、 アプリケーションソフトウェアの対応の促進をはかりながら、 多言語ドメイン名の普及を推進することを目標として運用をして参ります。
Q.1024
日本語ドメインを使用するにあたって何か、今の環境(.CO.JP や.COM)で不都合な点や必要なハード、ソフトが発生するのでしょうか?
A.1024
日本語ドメイン名を利用するためには、 アプリケーションなどの対応が必要ですが、 ドメイン名を運用する側としては、 特に DNS サーバに変更等を加える必要はありません。 日本語ドメイン名に関する技術的な方針を公開しておりますので、 詳細についてはこちらをご覧下さい。
Q.1025
日本語ドメインの DNS 設定をする際には、ゾーンファイルにそのまま日本語でドメイン名の設定をするのでしょうか?
A.1025
DNS サーバに読み込ませるゾーンファイルには、 エンコードした形で設定します。 エンコードの方式、 および named.conf やゾーンファイル設定方法の詳細については、 < http://www.nic.ad.jp/jp/research/idn/mdnkit/html/ja/guide/bindconfig.html> をご参照ください。 エンコーディング方式としては RACE を、 正規化方式としては、 ja-minus-hack unicode-lowercase unicode-form-kc をご指定ください。
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