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「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」および「汎用 JP ドメインにおける日本語ドメイン名に関する技術方針(案)」に対するご意見 (3/3)(30件:9月28日〜9月30日)

[ご意見一覧]


Date: Thu, 28 Sep 2000 11:45:56 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 170] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に
対する意見

「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に対して、
個人的ではありますが、少し意見を述べたいと思います。

えー。
まず、ドメイン名がシンプルで短いもので登録できるコトは、
とても大きな利点だと思います。

EXAMPLE.JP という形で、
入力とかとても便利そうだし、
さらに、日本語ドメインも使えるというコトで、
ドメイン名を見る側、見せる側としても、
たいへんわかりやすいですし。

あーっと。
ドメイン名に日本語を使うとして、
環境的にそのまま使えるようになるのでしょうか?
使えるんであればもう言うことナシって感じですが。

あと、個人でドメイン名が登録できるようになるのもイイですね。
今まで、自分でってのはあまり考えてませんでしたが、
それなら是非って思います。

拙い文章ですが、JPNICさんの「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に、
大いに期待しておりますので、よろしくお願いします。

          


Date: Thu, 28 Sep 2000 14:01:35 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 171] 意見

汎用ドメイン名についての意見です。

特に日本語ドメイン名について

この実施は延期すべきであると考えます。

まだ考えるべき点が多すぎると思います。

次に問題点を二つだけあげます。


○SONY.jpとかSONYCO.jpとかが出願された場合、sony.co.jpを持って
いるところが優先するのかしないのか。優先されない場合、後で審査機関に申し
出ることになるはずだが、どの程度までを主張できるのか。そにー.jpとか、そ
にい.jpとかについての審査はどのようになるか。

○漢字の異体字はどのように考えるのか。

新日鐵.jpが登録されている場合、新日鉄.jpは同じドメインかどうか。

漢字の異体字を初めとするJIS漢字にまつわるさまざまな課題をドメイン名に持
ち込むことにはきわめて慎重になるべきものと思います。

以上ご検討お願いします。

          


Date: Thu, 28 Sep 2000 18:05:27 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 172] 汎用JPドメイン名に関する方針について

JPNIC様

いつも大変お世話になります。
当社といたしましては汎用JPドメイン名は今後のINTERNETの普及、拡大の基盤として
汎用JPドメイン名の展開には大きな期待をさせていただいております。汎用JPドメイ
ン名に関する方針を一読させていただき、2,3ご要望させていただきます。

汎用JPドメイン名は特に急速に拡大するINTERNET市場でURLを広く、早く、混乱なく
提供するソルーションと理解しましたが次の点につき懸念し、また要望させていただ
きたいところです。

1)広く拡大するため先願主義が基本になりますがURLの重みは今まで以上に単なる
アドレスでなく重要な意味合いを持ってきています。
  したがって日本国内で商標を公に認知されている企業には十分検討されてとはお
もいますが予約制度で守られる必要性があると思い  ます。 商標登録が済んでい
るものなどです。
2)また使ってはいけないドメイン名は公共機関等が予約制度として公開されるよう
ですがそれ意外でも使用できないURLは登録開始前  に公開していただきたいと思
います。
3)今回は個人と企業の差がない登録形態になりますがいささか懸念されます。紛争
解決の対策をとられていますがDTRの規制力の強   化を期待します。
4)当社では旧ドメイン名の登録で2文字ドメイン名のhp.co.jpを要望いたしました
が問題はよく理解しているつもりですが是非hp.jpの実現  を強く要望する次第で
す。Markting的な要素もありますがお客様が一番簡単に間違いなくアクセスいただく
上で大変重要な課題と考   えております。

                             以上

          


Date: Thu, 28 Sep 2000 18:49:16 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 173] 汎用ドメインに関する意見

JPNIC御中
前略。企業の法務担当者として今回公表された汎用ドメインについて
個人的にコメントさせていただきます。

(1)登録資格要件について
資格要件を問わないことについては、基本的には賛成です。しかし、
これにより個人名で取得する件数が増大すると予想されます。その場合
著名人(芸能人、スポーツ選手、政治家、作家等)の名前をどのように
保護するかということが問題になるのではないのでしょうか。
(2)登録数の制限撤廃
基本的には賛成です。しかし、これはDRPが正確に機能すること、かつ、
法整備が行われ、アメリカのような日本版「反サイバースクワッティング法」
が成立することが大前提になると考えます。なぜなら、この制度は考えよう
によっては悪意の取得を可能にすることできると思うからです。
(3)移転制限なし
「売買目的」ではない移転とういうことですので問題ないものと考えます。
(4)ローカルプレゼンス
「jpドメイン」なるわけですから、ローカルプレゼンスの維持には賛成です。

(5)SLDの開放
SLDを開放することにより、今までの属性がなくなり、多くの混乱を招くの
ではないかと想像します。つまり、商標、商号の正当な権利者及び(1)で
述べた著名人をどのように保護するかという問題です。既にドメイン名を取得
している者は優先的にSLDを開放したドメインを取得できますが、それ以外
の場合は先願または抽選となると、正当な権利者の保護のためとは言え、本来
の主旨とははずれた登録申請が出てくるのではないかと懸念します。また、
著名人の場合は、商標権を取得している場合もあるでしょうが、芸能人と一般
大衆においてその識別を行う必要があるのではと考えます。そこで、SLDの
開放にあたっては、以下の点を検討していただければと考えます。
?著名商標の保護
特許庁が「日本国周知・著名商標リスト」を公開しています。これらを参考に
して周知・著名商標を事前に登録から除外することを検討願います。「行政機関

等の名称」は予め指定期間のために予約されているわけですし、今回の案では
ローカルプレゼンスは維持されるとのことですから、「日本国内の周知・著名商
標」
と限定することは可能かと考えます。また、商号についても同様と考えます。そ
の
ような配慮がないと企業としては使用しないドメイン名を取得しなければなら
ず、
維持・管理に膨大な時間と費用を費やすことになると思います。
?人名
人名についてのSLDの開放については反対します。例えば森喜朗総理大臣と
一般人の森喜朗氏が個人名でドメイン名を取得しようとしたときに、今回の案で
は
先願または抽選となると思います。万が一、一般人の森喜朗氏が取得したときに

現職総理大臣が自分の名前でドメイン名を取得できないことになります。これは

芸能人やスポーツ選手にも同様のことが言えると思います。人名についてはSL
D
を開放せず新たなSLDを創設し、その属性によって著名人(例えば政治家、芸
能人、
スポーツ選手)と一般人を区別できるようにすることを検討願います。
(6)日本語ドメインの導入
日本語ドメインについては現在存在せず、新たな波紋が予想されます。商標権者
に
おいても指定商品または指定役務の違いによって同名の商標をそれぞれ取得して
いる
場合があります。また、商号においても同様のことと考えます。これらを全て抽
選で
決定するということは、問題ではないでしょうか。本件についても周知・著名商
標
及び著名な営業表示等を参考にし、かつ、明確な登録基準を作成してから導入し
た方が
良いかと考えます。

以上、宜しくお願い致します。

          


Date: Thu, 28 Sep 2000 19:52:20 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 174] 汎用JPドメインに関する方針(案)

エーザイ(株)の中塚賢朗と申します。
汎用JPドメインに関する方針(案)について以下意見を申し述べます。
汎用JPドメイン名空間の新設を、SLDの開放により行う場合には、現在以上に紛争が
増大し、相当
な混乱を引き起こす恐れがあります。
同時申請期間は設定されているものの、属性がなく先願主義であることから、使用の如何
にかかわらず
防衛的な登録が多数発生することが予想されます。この場合、インターネット空間の有効
活用に繋がらず
、また企業にとっては登録・管理業務の負担増加が憂慮されます。
今回の方針(案)に付きましては、このような懸念が有ります。もし、どうしても空間を
新設すると言う
ことであれば、混乱・混同をできるだけ少なくするための対応策として、是非とも下記の
方策の採用を
考慮頂きたくお願い申し上げます。
1.著名商標・商号について、他人による登録を拒絶する。
  著名商標・商号を他人が登録した場合、紛争・混乱は必至であり、登録すべきではな
い。
  そのためには、著名商標・商号をリストアップする必要があるが、その対象となるも
のは次のもの
  があげられる。
  ・防護標章
  ・特許庁が商標審査基準において著名性認定の資料としている「日本有名商標集」
   (AIPPI発行)
  ・その他、審・判決により著名性が認められた商標・商号があげられる。これについ
て事前のリスト
   化が困難な場合には、根拠を明示した権利者・本人からの申請に基づくことも考え
られる。
2.同時申請期間中の登録は、登録商標の権利者を優先、商号・人名については本人を優
先する。
  理由は次の通りです。
  ・著名商標でなくとも他人が登録すると混乱・混同の発生が憂慮されます。
  ・既存JPドメイン名登録を優先すると、既存の不正登録についても優先登録される
ことになる。
  ・日本語ドメイン名の既登録は存在しないため、権利者、本人以外の者に登録される
可能性があ
   る。
上記1、2により登録を拒絶された申請者が、登録されるべき正当な理由を有している場
合もありうる
と思われる。このため、パネルに裁定を求め、当事者間で解決を図ることを可能とする手
当てが必要
と考えます。

          


Date: Thu, 28 Sep 2000 23:49:33 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 175] 「汎用JPドメイン名関する方針(案)」に関して

「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に関して

方針(案)に関して、内容を見ましたが、
ユーザからの立場からすると、これが実現されれば、ドメイン名の取得も
簡単になると同時にとても使いやすくなると思います。

特にドメイン名に関して言えば、現在のドメイン名は、入力が面倒なのと同時に
非常にわかりづらいと感じていました。
それが、今回の提案のようにEXAMPLE.jpのように短いドメイン名になると、
入力の煩わしさが解消されると同時にわかりやすくもなり、非常に嬉しいです。
また、日本語のドメイン名が使用可能になるということであれば、
日本人にとってはより一層わかりやすく、覚えやすいドメイン名になると思います。

まだいろいろ問題が多いかと思いますが、早期実現を期待します。

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 11:50:23 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 178] 汎用JPドメイン名に関する意見

汎用 JP ドメイン名に関する方針案について
その利用の可能性に関する意見を申し上げます

●意見1
映画とかの公告についてる「taxi2.com」みたいなのが
「rasen.jp」とか「リング.jp」とかってできることは
国内公告活動において、とても便利なことだと思います

●意見2
日本国内でもVB(ベンチャビジネス)が活発化してきている
このため手軽に、手間が少なくドメイン取得ができることは
小さな企業がよりパワフルに活動する上で大きな武器になる
また、プロではないアマチュアの芸術・芸能活動を行う時に
自己表現の場を提供できるという点で有効なものになると思う

ネットワークのプロではないので、
適切な意見か分かりませんがご了承ください

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 13:57:08 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 180] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に対する意見

社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター御中


ニフティ株式会社の下田と申します。

* 以下は、私個人の意見でありニフティ株式会社としての意見ではありません。


1.汎用JPドメイン名空間の新設は、通商産業省が検討を進めているドメイン
    ネームの不正登録・使用を規整する実体法の整備を待って行うべきであると
    考えます。
    本年10月よりDRP の運用が開始されますが、訴訟においての確固たる法的な
    裏付けがないことから、ユーザーとしては非常に不安定な立場におかれるこ
    ととなります。現状の契約法的な規制に留まらず、不正行為として明確に規
    定する実体法が整備された上での新設を要請致します。

2.汎用JPドメイン名空間の新設を、SLDへの登録により行う場合は、DRP
    の対象外である商標・商号・人名等の正当な権利者間の紛争が増大し、相当
    な混乱を引き起こす虞があります。
    同時申請期間は設定されているものの、属性がなく先願主義であることから、
    使用の如何に拘らず防衛的な観点から登録申請しておかなければならないと
    いった事情からの、言わば本来の目的を逸脱した登録が多数発生することが
    予想されます。この場合、インターネット空間の有効活用には繋がらず、ま
    た企業にとっては登録・管理業務の負担増加が憂慮されます。このような状
    態は果たして健全なインターネット空間とは言えず、日本のインターネット
    の普及及び発展を願う当方はもとより、同じ志を持つと思われる貴センター
    としても望むところではないと推察いたします。

    SLDへの登録に関しては以上のような懸念はありますが、空間の新設に際
    しては、混乱・混同を極力回避するための対応策として、是非とも下記をご
    考慮いただきたく存じます。

                                    記

   (1)著名商標・商号を予約語とし、登録の初期段階において事前除外する
       著名な商標・商号は、正当な権利者以外が登録することによる弊害が甚
        大であり、予約語として事前除外するべきであると考えます。
       ICANN での議論では、定義が困難であることが指摘されておりますが、
        世界的な著名性が要求されるgTLDとは異なり、ローカルプレゼンスが維
        持されている日本における著名ということであれば、一定の判断は可能
        なものと考えます。
       著名性の判断基準としては、1)防護標章 2)日本国特許庁が参考資料
        としている「日本有名商標集」(社団法人日本国際工業所有権保護協会
        発行)3)審決例4)判決例等、特許庁、裁判所が明確に判断を示してい
        るものであれば、貴センターが採用するに充分な根拠足りうると考えま
        す。
   (2)同時申請期間中の登録は、登録商標・商号の権利者を優先する
       理由は以下の通りです。
        ・著名な商標・商号であっても、(1) の判断基準に該当しないものが存
          在する
        ・著名でなくとも商標・商号を正当な権利者以外が登録することによる
          弊害は大きい
        ・既存JPドメイン名登録者優先により、仮に既存の登録者が不正目的で
          登録していたとしても、優先登録される場合がある
        ・日本語ドメイン名の既登録は存在しないため、登録商標・商号を権利
          者以外に登録されてしまう可能性がある
        ・登録、登記を要する登録商標・商号は、権利として確立されており優
          先の判断基準として適当
   (3)(1)(2)による登録拒絶に不服な場合は、パネルによる裁定
      登録拒絶された申請者が、登録されるべき正当な理由を有している場合も
      想定されるため、パネルに裁定を求め、当事者間での解決を図ることを可
      能とする手当てが必要と考えます。
   (4)汎用ドメインの優位性を煽るようなアナウンス、表記等は控える
        今回の空間新設は貴センターとしても大きな期待と望みをもって臨まれ
        ていると存じますが、各企業の担当者は、今後汎用ドメインがどのよう
        な価値を持つか、それによりどのような紛争が起こるか、先行きの見え
        ない流れに翻弄されております。しかしながら、他の企業が「とりあえ
        ず」で汎用ドメイン登録に奔走する中で、当初申し上げたような「本来
        の目的を逸脱した登録」をすることを潔しとせず、断固としたポリシー
        で臨む企業や、co.jp でこれまで育てたURL を守ろうとする企業も少な
        からずあるかと思われます。
        にもかかわらず、「co.jpやne.jpが古臭い」というイメージが一般に浸
        透してしまうと上記のような企業の努力が水泡に帰してしまうおそれが
        あります。
        貴センターとしても、いたずらに汎用ドメインの優位性を煽り、既存ド
        メインの価値を希釈させることのないよう、また、厳格な登録要件を課
        した既存ドメインの存在意義・利点を併せて積極的にアナウンスしてい
        ただけますよう、要望いたします。

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 14:01:12 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 181] 同時申請期間の優先登録について。


いつもお世話になっております。弊社は、2000年5月より、visionjp.co.jpのド
メイン名を登録いただいております。

現行の規則案では、

優先的な登録の対象となるドメイン名登録者は、2000年3月31日までに登録された属
性型および地域型ドメイン名の登録者とする。ただし、ドメイン名が既に廃止されて
いる場合は除く。また、2000年3月31日以降にドメイン名が移転されている場合は、
移転先の新しいドメイン名登録者を対象者とする。

となっておりますが、2000年3月31日で区切る意味が理解できません。弊社も、是
非、優先登録をお願いしたいと思っております。

          


Date: 29 Sep 2000 17:02:29 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 182] 汎用JPドメイン名に関する方針(案)への意見

花王株式会社の吉岡と申します。
以下、「汎用JPドメイン名に関する方針(案)」につき、私の
個人的な意見を述べさせていただきます。

SLDが開放されると、日本でのローカルプレゼンスさえあれば誰でも、
数に制限なくドメイン名を取得できるようになります。しかも日本語
ドメイン名が導入されるとなると、ドメイン名はコンピュータネット
ワーク上の単なる住所とはますます言えなくなり、現実の世界で商号や
商標が果たしている、自他を識別する標識としての役割をも持つことに
なると考えられます。

提案された案を拝見すると、行政機関名など指定された組織のみ
登録できる予約語の設定が検討されており、また、既存JPドメイン名
の登録者については同時申請期間中の優先登録がなされるとのこと
ですが、その他は誰にも優先権は与えられておらず、同時請期間中に
同一のドメイン名を希望する申請が複数あった場合には、コンピュータ
による抽選で登録者が決定されるとなっています。

この方式で行くと現実の世界での商号、登録商標、組織や団体の名称、
著名人の名前等が抽選の結果により、まったく関係のない第三者に登録
される可能性が出てきます。この場合、正当な権利者がそれらをドメイン名
として使用できないだけでなく、広く日本の(世界の)インターネット
ユーザー全体に対し、非常な混乱をもたらすことになると思われます。

そこで提案ですが、同時申請期間中に同一のドメイン名を希望する
申請が複数あった場合には、現実の世界での正当な権利者を優先して
いただきたいと思います。つまり、例えば

・商標であれば商標登録権利者を優先(異なる商品分類で競合した場合は
  登録日の早い方を優先)
・商号その他組織、団体名等については実在の企業、組織、団体を優先
  (登記簿、その他実在することを証明できる書類を提出)
・人名(芸名、ペンネーム等含む)については本人を優先

上記に限らず、現実の世界での使用実績がある者を優先するという原則を
同時申請期間中は採用していただければと思います。これで紛争・混乱が
完全になくなるわけではないでしょうが(同名の企業、人名間の争いなど)、
少なくとも不当なドメイン名登録は現行案の場合よりはるかに減らすことが
できると考えます。

以上、ご検討よろしくお願いいたします。

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 17:44:42 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 185] Message for dotjp-cmt

ソニー株式会社商標意匠部の竹市と申します。お世話になっております。

以下、コメントさせていただきます。ご検討頂ければ幸いに存じます。

1.汎用ドメイン制度について:
汎用JPドメイン名空間の新設を、SLDへの登録により行う場合は、DRP
の対象外である商標・商号・人名等の正当な権利者間の紛争が増大し、相当な
混乱を引き起こす虞があります。同時申請期間は設定されているものの、属性
がなく先願主義であることから、使用の如何に拘らず防衛的な観点から登録申
請しておかなければならないといった事情からの、言わば本来の目的を逸脱し
た登録が多数発生することが予想されます。 この場合、インターネット空間
の有効活用には繋がらず、また企業にとっては登録・管理業務の負担増加が憂
慮されます。これは貴社が本来意図される状況では無いと考えます。この点に
鑑みまして、今回の制度導入につき再検討頂ければ幸いです。


2.実施にあたって:
SLDへの登録に関しては以上のような懸念はありますが、空間が新設される
ことを前提とした場合には、是非とも下記をご考慮いただきたく存じます。

?実施時期:
汎用JPドメイン名空間の新設は、既存空間では少なかったサーバースクワッ
ティング行為が増大されることが懸念されることは共通の理解となっているこ
とと考えます。貴社ではこれに備えて、DRPの制度を整備頂いてはいるものの、
非拘束の手続きである以上、最終解決手段として機能するかは不安がのこるも
のです。先般新聞で紹介された話しでは、実体法の制定の必要性について検討
がされているということでした。ユーザーとしては、汎用ドメインを導入され
るならば、実体法が整備された上での実施を希望する次第です。

?同時申請に関連して:
i)著名商標・商号を予約語とし、登録の初期段階において事前除外することを
希望します。

著名な商標・商号は、正当な権利者以外が登録することによる弊害が甚大であ
り、予約語として事前除外するべきであると考えます。著名商標保護に関する
ICANNでの議論では、定義が困難であることが指摘されておりますが、世界的
な著名性が要求されるgTLDとは異なり、ローカルプレゼンスが維持されてい
る日本における著名ということであれば、一定の判断は可能なものと考えます。
また我が国では防護標章制度があり、その登録は有用な客観的な基準足りうる
と考えます。著名性の判断基準について更に申し上げますと、1)防護標章
2)日本国特許庁が参考資料としている「日本有名商標集」(社団法人日本国
際工業所有権保護協会発行)3)審決例4)判決例等を利用頂くことが妥当と考
えます。

ii)同時申請期間中の登録は、登録商標・商号の権利者を優先することを希望し
   ます。理由は以下の通りです。
・著名な商標・商号であっても、i)の判断基準に該当しないものが存在する
・著名でなくとも商標・商号を正当な権利者以外が登録することによる弊害は
  大きい
・既存JPドメイン名登録者優先により、既存の不正登録者が優先登録される
・日本語ドメイン名の既登録は存在しないため、登録商標・商号を権利者以外に
  登録されてしまう可能性がある
・登録、登記を要する登録商標・商号は、権利として確立されており優先の判断
  基準として適当

iii)上記i)、ii)の手続きに不服な場合のパネルによる裁定等の制度を設けるこ
  とを希望します。

登録拒絶された申請者が、登録されるべき正当な理由を有している場合も想定
されるため、上記の手続きは最終的な判断とはせず、パネル等に裁定を求め、
当事者間での解決を図ることを可能とする手当てが必要と考えます。


以上、宜しくご検討ください。

以 上

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 17:56:11 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 186] 汎用 JPドメインに関する意見

<汎用JPドメイン方針についてのコメント>

 登録数の制限の撤廃や登録資格要件の緩和、日本語ドメイン名への対応は、
ユーザーのニーズの高まりに呼応するものとして、一定の評価をしたい。 し
かし、これによってサイバースクワッティングなどのドメイン名をめぐる紛争
の可能性が高まることが予想され、事前審査の重要性がむしろ、より高まった
のではないか。

 現在においても、WEB利用者はますます拡大していくことが予想される。あ
らゆる組織、団体、個人への非難や中傷を目的としてドメインが取得され、非
難中傷目的のHPがオープンしてしまうと、不特定多数の人がその情報に影響さ
れることが考えられ、たとえ被害者がDRPへ異議申し立てをしたとしても、手
遅れになってしまうことが想定される。一度広まった情報を訂正することは、
よほど大きな宣伝媒体を使わない限り、不可能であるからだ。

 したがってドメイン登録申請が出された段階で、商標上の基準を準用する形
で、たとえば

○同一とみなされるもの(同音異字=漢字、かな、カナで、ローマ字入力すると
  同じもの)は変換などの間違いでアクセスする可能性が極めて高いため、取得
  を認めない
○類似名については、一定のルールに則った許可範囲を定める
○申請のあったドメイン名はすべて公示し、事前に意義申し立てを受け付ける

などの措置が必要だと思われる。

 インターネットが世界に自由に開かれているがゆえに、非難中傷のたぐいで
取り返しのつかない被害を受ける可能性があることを考慮し、特にドメイン名
の取得については慎重な対応が望まれよう。

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 18:15:22 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 187] 汎用JPドメイン名コメント

社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター殿

拝啓  時下益々ご清勝のこととお慶び申し上げます。
さて、平成12年9月1日付でご提案いただきました「汎用JPドメイン名に
関する方針(案)」につきまして、弊委員会といたしましては別添のとおりコ
メントさせていただきますので、ご高配賜りますよう宜しくお願い申し上げま
す。  敬具

2000.9.29


                          平成12年9月29日
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター殿
社団法人日本電子機械工業会
商標委員会
委員長 宮田金雄

「汎用JPドメイン名」に関するコメント

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  さて、平成12年9月1日付でご提案いただきました「汎用JPドメイン名
に関する方針(案)」(以下、「汎用JPドメイン名」という)につきまして、
弊委員会といたしましては以下のとおりコメントさせていただきますので、ご
高配賜りますよう宜しくお願い申し上げます。敬具

記

1.「新JPドメイン名」に関するコメントのご検討結果について
  今般ご提案いただきました「汎用JPドメイン名」の前身として6月15日
に発表され、コメントを募集されておりました「新JPドメイン名」につきま
しては、弊委員会としましても8月28日付にてコメントを提出させていただ
いております。
つきましては、「汎用JPドメイン名」の検討にあたり、これとローカルプレ
ゼンスの部分を除きほぼ同じ内容と思慮いたします「新JPドメイン名」に関
する各界より寄せられているかと推察いたしますコメント、および、当該コメ
ントに関するJPNIC殿のご検討結果につきまして、ホームページ等におい
て至急公開していただきますようお願い申し上げます。

2.「汎用JPドメイン名」ご検討の進め方についての要望
本件検討にあたりましては、弊委員会といたしましても都度お願いしておりま
すとおり、「汎用JPドメイン名」が、従来のJPドメイン名保有者および商
標権者に与える影響の大きさに鑑み、上記ご説明に加えて、「汎用JPドメイ
ン名」に関する説明会を開催し、内容を周知していただいたうえで、寄せられ
たコメント・要望等を十分加味のうえ慎重にご検討くださるようお願い申し上
げます。

  また、先に発表されました紛争解決方針・規則は、既存ドメイン空間につい
ては有効に機能すると思われますが、「汎用JPドメイン名」を前提とするの
であれば、紛争解決方針・規則について不正登録ドメインの範囲を明確化する
など、その抜本的な改善が必要になるものと考えます。

更に、弊委員会としては、「汎用JPドメイン名」の導入については現紛争解
決方針・規則が改正されたとしましても、訴訟における明確な根拠法が必要で
あることから、原則として日本版反サイバースクワッティング法と同期させる
べきもの考えます。

3.「汎用JPドメイン名」に関する個別的コメント
? SLDの開放について
SLDの開放とSLDの増設についての比較がされておりますが、技術的観点
からは、SLDを開放すべきとする理由も、SLD増設では対応できないとす
る理由も、いずれも決定的な点はないものと思われます。しかし、SLDの開
放・増設について、商標法等の観点より見れば、8月28日付の弊委員会コメ
ントにも述べましたとおり、・SLDの開放は、商号、商標、営業表示、個人
名等、「汎用JPドメイン名」としてあらゆるものが登録可能になることから、
「個人名と商標」、「地名と商標」、「通常の商標と周知・著名商標」等、現
在の法律では解決が極めて困難な紛争が生じることが予想される。・SLDの
増設は、組織属性により、ある程度の「棲み分け」が可能になることから、S
LDの開放に比べて問題は少ない。ことから、明らかにSLDの増設の方に利
点があるものと考えます。また、技術的観点からしてもSLDの開放は、「短
いドメインを構成できる」ことだけが長所であり、ドメイン空間の広さと拡張
性が制限される等、積極的に採用すべき理由に乏しいと思われます。一方、既
存空間に対するルール変更は混乱をもたらすとのことですが、性格が曖昧なS
LDの開放(すなわち汎用SLD)と比べて、混乱の程度に差があるとは思え
ません。  ?同時申請期間の優先登録についてSLDの開放にせよ増設にせ
よ、新空間については、商標権者が優先されるべきものと考えます。  「汎
用JPドメイン名」においては以下の問題が生ずると考えます。a)既に存在
しているスクワッタ(例えば、matsuzakaya.co.jp等)が優先的に登録される。
   b)既存空間に登録がないドメイン名の場合は、複数申請があった場合
に抽選になる。この場合、仮に商標権者によるドメイン名登録申請が1件で、
スクワッタが9件の場合、商標権者が当該ドメインを獲得する確率は10%し
かないのは明らかに正当とは思われない。   c)上記a〜bにより、スク
ワッタが登録された場合は、商標権者は、スクワッタの登録を紛争解決パネル
で取り消してからでないと、ドメイン名登録ができない。  従いまして、弊
委員会としましては、同時申請期間中については以下の手順にすべきと考えま
す。a)商標権者が優先的にドメイン名登録ができる。b)同一ドメイン名に
ついて、商標権者の申請が複数の場合、または、非商標権者の申請が複数の場
合は抽選。  なお、サイバー空間についても、商用に開放された後は、リア
ル空間と同様に競業秩序の考え方が導入されるべきであり、この観点からも商
標権者が優先されて然るべきと考えます。

?1組織1ドメイン名の廃止について
  SLDを開放するのであれば、?で述べた解決困難な問題を極小化するた
め、1組織1ドメイン名を維持すべきと考えます。
  また、SLDの増設であっても、ブラジルのccTLDの如く、1組織で
登録できるドメイン名の数を制限するべきと考えます。

 ?ドメイン名譲渡の自由化について
  本件については、紛争解決パネルでの解決が可能であるため、問題ないと考えます。

 ?日本語ドメイン名の導入について
  弊委員会といたしましては、SLDの開放については上記?の問題がある
と考えますが、既存空間に対して日本語ドメインを導入することについて反対
するものではありません。
ただし、日本語ドメインの導入にあたっては、紛争解決機関、すなわち、工業
所有権仲裁センターより、取消・移転の対象となるドメイン名の基準を提示し
ていただきますようお願いいたします。
具体的には、登録商標「富士通」を保有している場合に、「フジツウ.jp」の
取消が可能なのか等、従来の商標の類否基準と、ドメイン名紛争解決とがどの
ように異なるかというガイドラインを提示していただくことが必要と考えます。
このガイドラインの提示により、無用なドメイン名の申請を行わずに済み、一
方で紛争解決パネルに持ち込む前の解決が可能になる等の事前予防の効果があ
ると考えます。また、紛争解決方針・規則についても、商標法等の考え方を加
味した修正が必要であると考えます。

従って、「汎用JPドメイン名」への優先登録にあたっては、従来のドメイン空
間に登録しているドメイン名のみならず、当該ドメイン名と少なくとも同一の商
標権を保有している者、同一の商標を登録している場合は周知・著名商標を保有
している者が優先されるべきと考えます。

  幣委員会としてのコメントは以上のとおりでありますが、「汎用JPドメイン
名」の導入にあたりましては、上記問題に関する具体的な見解をご提示いただき
たく存じます。
併せて、平成12年5月16日付貴ご提案の「JPドメイン名に関する紛争処
理方針」に対する平成12年5月16日付弊委員会コメントでも要望させてい
ただきました「著名商標保護システム」の導入につきましては、是非とも積極
的にご検討いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
また、「汎用JPドメイン名」の登録状況、紛争解決に関する情報につきまし
ては、JPNICサイト上で公開していただきますよう重ねてお願い申し上げます。
以上

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 19:17:16 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 188] JPNIC公開文書への意見

JPNIC御中

JPNIC会員NTTコミュニケーションズ(OCN)の岡田です。

  いつも大変お世話になっております。
さて、「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)に対するご意見の募集」
に関しての以下に示す意見を送らせていただきますので、宜しくお願いします。


◎汎用JPドメイン名に関する全体コメント

・新たなドメイン空間が新設されること及びSLDの開放による短いドメイン名
の新設に関して、ユーザの利用価値がさらに拡大することが予想されるため、
OCNとしても多いに歓迎します。

・一方、現在のドメインを持っているお客様が汎用ドメインや日本語ドメインを
他者に取られない様に多数のドメインを申請しなければならなくなり、その結果、
使わないドメイン維持管理料を支払う必要がでてきたり、また、日本語ドメイン
の場合、類似した文字や記号も相当あり、紛争が多くなると考えられる声も
あります。

・このような汎用化されることにより生じやすい紛争処理問題に関して当事者
同士の解決ということではありますが、ISPとしてのお客様対応上、その辺の
解決ルールを明確にしていただくことと、一般の方にも浸透させていただくよう
宜しくお願いします。


◎ドメイン名登録取次業者としての意見と要望

 方針に関する意見でないところもございますが、既存ドメイン名登録申請の
一取次業者としての意見と要望を以下にまとめます。

全般的なことですが、汎用ドメイン名については、既存ドメイン名の運用と大幅
に異なるため、JPNIC会員とJPNIC様との業務フローの条件を早めに明確にして
いただくようお願いします。

5−1−1 登録資格要件の緩和
5−1−4 ローカルプレゼンス

・ドメイン名の登録受付時の取次業者の処理として、組織の確認や商標の
確認等をするべきかどうか、何を受けつけて、何を受けつけないか等の登録
時の線引きと紛争処理解決の具体的な対応方法について、明確なルールを
JPNIC側で決めてください。

5−3−3 日本語ドメイン名の登録サービスの開始と技術実験
・日本語ドメイン名の運用開始に向け、できる限りの評価情報の提供や技術
支援をお願いします。
・また、登録サービスとしての正式受付時期は11/20〜のようですが、最終的
に標準化された技術による運用サービス提供時期を明確にしてください。

5−5 登録できないドメイン名について
・あらかじめ指定された組織の予約語について、取次業者が確認する方法を
明確にしてください。

6−2−2 同時申請期間中の登録ルール その1
・優先的な登録対象となるドメイン名登録者情報の一覧を、お客様ご自身で
確認(例えばWeb公開等)できるようにしていただけないでしょうか。

6−3 登録者の認証方式と変更手続きのオンライン化
・取次業者が登録者の申請内容を代行して変更する際に、登録者のパスワード
を預からなくても変更可能なように考慮してください。
・ドメイン名申請時において、ホスト情報のホスト名とIPアドレスが決まっていない
と申請を受けつけないのかどうか。先願主義のため、取次業者としては、ホスト
情報が決定する前に早めにドメイン名申請を行なえることが望ましいと考えます。

6−4 登録料、維持料
・申請手数料、登録料、維持料の支払い処理の考え方を明確にしてください。
・特に、年間維持料に関する支払い契機は何をもってするのか。今までは、接続
承認をもって支払い契機としていましたが、接続承認がない場合の支払い契機は、
お客様、取次業者、JPNIC様の三者においてどのように対応するのか。
・また、別取次業者(プロバイダ)へ移転されたお客様の年間維持料の支払い
処理の扱いはどのように対応するのか。他のISPへ移転されたお客様の維持料
の代行回収は、移転されたISP側へ変更できることが望ましいと考えています。
・ISPとJPNIC間の支払処理関係は、現状もそうですが、取次業者の会計システム
上の事情もあるため、支払期間等柔軟に対応できるようにしてほしい。

6−6 ドメイン名廃止手続き後の冷却期間
・冷却期間が短すぎると誤認混同する問題はやはり避けられないと思われます。
お客様、ISP、JPNIC様の廃止時の手続きにおけるそれぞれの責任を明確にして
おく必要があるかと思われます。
・ドメインの廃止、移転の際に、現在は接続承認により取次業者でホスト情報
の変更管理ができますが、接続承認がない汎用JPドメイン名における登録者の
廃止、移転の際に、ホスト情報の変更がISP側からも可能であるようにしてほしい。
もしくは、ホスト情報が残らないフローにしてほしい。
ホスト情報がDB上に残ってしまうと、ISP側で廃止したIPアドレスが使いまわせな
くなる問題がある。

7.スケジュール
・優先権登録申請において、お客様対応を考慮すると申請期間が1ヶ月は厳しい
と思われます。
-------------------------------------------------------------

以上

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 21:19:07 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 189] 汎用 JPドメイン名登録に関する提案

■同時申請期間における、同一ドメイン名の抽選による登録決定の問題点と解決
法

1.規制緩和によって、一個人、一組織に複数のドメイン名の登録が可能になれば、
本来使用されている組織名、商品名と同一のドメイン名が相当多数出願されるで
あろう。
 同一ドメイン名が、同時申請期間に全て抽選による登録決定となれば、著名無
名を問わず、通常使用されている組織名、商品名とまったく無関係にドメイン名
が登録決定されることになる。
 この決定が永久的ではないとしても、申請者が紛争処理機関に委ねることの、
時間と費用の負担は大きい。特にドッグイヤーといわれる今日、ユーザーに与え
る混乱と遅滞は最小限度に止めるべきであろう。

2.以上の問題点の解決試案を提案する。
 JPNICにおいては、ドメイン名に関する紛争に判断を行わないとの趣旨である。
しかし、同時申請期間のみ、申請者、ユーザーに過重な時間、費用の負担と混乱
をさけるため、事前に適切な登録決定を要望する。

3.申請時に、商標登録、商号登記の有無と、その正しい表示、登録、登記年月日
を記載事項とする。同一商標、商号であれば登録、登記日順に優先する。
 表示の商標、商号以外は抽選とする。
 以上の要件であれば、著名企業は殆ど商標登録をしているため、本来必要とさ
れる組織名、商標名に適したドメイン名を決定することが可能になり、申請者、
ユーザー共に初期の段階より負担、混乱も少なく、速やかに運用できる。
 JPNICは、記載事項によって形式的に判断、決定ができ、審査費用を一定金額徴
収すれば、事後、紛争処理機関に委ねるより、時間、費用面で負担は少ない。
 更に、決定後は、申請者に、商標登録、登記簿の提出を求め、虚偽の記載があ
れば取り消しとする。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 23:04:45 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 190] 汎用JPドメインに関するご意見

汎用JPドメインに関する意見を記させて頂きます。


1)呼称について

  汎用JPと表していますが、同じような意見もあると思いますが
今後は通称「ドットJP」と呼んではどうかと思います。
”ドットコム社会”などと言われていますが、これからは”ドットJP”だという意
 気込みもこめてそうした方がいいと思われます。

2)導入について

 オフラインミーティングでは、比較的インターネット先人者さん達の慎重論、保守
的論が多かったように思われますが、私は”汎用(ドット)JP”導入は、今回の要項の
まま大賛成です。
と申しますのもこれからネット事業をはじめるものにとって、新しいドメイン空間創
設にたづさわれるのはこれまでの遅れを取り戻す大きなチャンスとなり得るからです。
優先権こそあるものの、もしかすると思いついたけど取得済みだったドメイン名も取
得可能となる可能性があるからです。
 また形態的にもこれまでのCOやNEやORなどのわずらわしさもなくなり、しかも全体
的に表記も短くなるので呼称もしやすいし、覚えやすいと思われます。
 導入への説明と導入開始期間までの設定がかなりタイトである点と優先権が派生す
る点はやや不満も残りますが、新しいことを、そしてこれから始める人たちへの門戸
を広げるという意味においてJPNIC様の今回の決断は評価されるべきであると思いま
す。

3)日本語.JPについて

 地方紙の1面を飾った「駅前商店街.JPもOK!」の見出しには驚きました。
これまで必死で語呂合わせしていたのがバカバカしくなる位?スタンダードになり得
る技術革新であると感じています。
今後、インターネット利用の年齢格差をなくしていく事を考えた場合、絶対にひらが
なやカタカナや漢字の方が中高年には利用しやすいはずであるし、すべての日本人が
一番わかりやすい表記であると思われます。

 ただ、現段階ではなにかアプリケーションをプラグインのような形でかませるとの
事でパソコンを利用している人すべての人がすぐに使える技術ではないという所がネッ
クとなるでしょう。お話にもありましたようにブラウザの標準機能となるよう各関係
機関への働きかけやユーザーへの啓蒙が必至であると感じました。
この”日本語.JP”は広告の表記のスタイルも変えていく事になるでしょう...



4)終わりに

完全は平等はありえません。

この緩和の時代に規制だとかゆるやかな緩和といってる時間はないと思います。
 ネットに関わってきたこれまでの人達のことも大事ですが未来を、可能性を、狭め
る事だけはしてほしくないと思います。これからの事を考える。これまでの人はそれ
に対応するよう、保守的にならずに頭を使って、考えればいいと思います。

インターネットの普及には、今までのアンダーな部分をいかに払拭し、いかに普通の
人が利用しやすい環境を整えてあげるかだと感じています。

是非、推進して頂きたいと思います。

          


Date: Fri, 29 Sep 2000 23:53:33 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 191] 「汎用JPドメイン名に関する方針(案)」に対
する一意見

「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」についての
意見を応募させて頂きます.


以下の 2 点についてのみですが,ご了承下さい.

 i) 登録資格要件の緩和
ii) 日本語ドメイン名の導入

----------------------------------
【登録資格要件の緩和について】

従来のドメイン名はそのドメインの属性が明示的であるという利点がありました.
反面,正確なカテゴライズを行うために登録までの (手順・資格等の) ハードル
が高かった事も事実かと思います.

私自身も知人と共にプライベートなドメイン名を取得し使用しておりますが,こ
のようなニーズは今後ますます一般的になっていくものであり,そのニーズに応
えるためにはより容易な登録方法が必要となります.今回の提案では,個人での
登録が認められてる点,登録数に制限がない点,手続きの簡素が計られる点など,
現状および将来に渡って有効な方針が示されていると感じます.

その意味では SLD の開放は必ずしも必要とは思われないのですが,本提案にお
ける“既存の登録要件緩和ではなく、ドメイン名空間の新設である理由”での見
解は支持したいと思います.(もちろん,より短いドメイン名が利用できるのは
良い点だと思います.)


【日本語ドメイン名の導入について】

一般的には,より分かり易いドメイン名としての日本語ドメインに対するニーズ
があるかと思いますが,私個人は,導入のための手間と導入によって得られるメ
リットを比較して考えた場合,強く求めるものではありません.よって,現状の
環境でも使用可能なシステムになるのであれば導入を支持します.

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 01:51:04 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 192] 汎用ドメインについて

汎用ドメインについて意見いたします。

セカンドレベルまで解放されるとのことですが、日本が管理しているドメインは
jpのみです。このすぐ上のレベルを解放してしまっては、今後新たにドメインを
取るときに同じような名前が出来てしまい、困難になりませんか?

それに、これからは今よりももっとInternet関連事業は大きくなっていくでしょ
う。それなのにドメインを解放して増やしては管理が大変になるのではないでし
ょうか?

また、セカンドレベルがあるからその企業や団体がどういうものかわかりやすく
なっているのに、それをなくされてしまうのは非常に不便をきたします。私は日
本大学に通っており、現在日大では
nihon-u.ac.jp
というドメインをいただいておりますが、セカンドレベルのドメインが解放され
ると、学術系機関だということをはっきりさせるために
nihon-university.jp
となるでしょう。同じnihon-uのままでもいいでしょうが、これだと他のところと
だぶってしまう可能性があります。
よって、各レベルのドメイン名、特にセカンドレベルでのドメイン名が現在より
長くなってしまうのではないかと推測いたします。これは非常に不便です。日本
語ドメインを導入するのもドメイン名を直感的にするのが目的でしょうから、こ
れはそぐわないのと思います。

なので、汎用ドメインは導入していただきたくありません。何でもかんでも汎用
的にするのがよいこととは思えません。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 02:32:06 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 193] 汎用JP ドメイン名に関する方針に対する意見

この意見が有用であるかどうかは分かりませんが、「汎用 JP ドメイン名に関
する方針(案)」に対して、1ユーザーとして意見を出させていただきます。

意見の公開はしてもらってもかまいません。メールアドレス(signature以下)
は公開しないで下さい。


汎用JPドメイン名が使えるようになる事で、Webを使って情報を発信する企業
や団体、そしてその情報を利用するユーザにとって、非常に便利になると思い
ます。

ドメイン名の売買は不可能と書いてありますが、本当に不可能なのでしょう
か?。もし、これが自由化されると社会的に問題が大きいと思います。

今のJPドメイン名登録は、手続きが面倒とか、費用が高いとか、登録資格の条
件が厳しいとか、一般のユーザがドメインを開設するには非常に難しい状況に
あります。この点が改善されることは歓迎します。

それと、この方針案を読むのも意見提出ギリギリになってしまいました。もう
少し大々的な情報発信が必要かと思います。ページビューの多いサイトからこ
の方針に対する意見募集をした方が良いと思います。
#asahi.comからリンクでたどれるようにするとか、、。

以上です。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 11:57:56 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 194] 汎用JP ドメイン名に関する方針(案)について


 .COM ドメイン名を取得して運用しております下村と申します。
一般の者にも意見を述べる機会を与えて頂いた事に感謝いたします。
『汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)』を拝見して私なりに思うと
ころを少し述べさせて頂きたいと思います。

【6-2-2. 同時申請期間中の登録ルール その1】によると、

| * 汎用 JP ドメイン名の登録要件(日本にローカルプレゼンスがある)
| を満たす既存の JP ドメイン名登録者は、同じ文字列での SLD 登録
| の優先権がある。

となっています。
現行ドメイン名空間と切り離されたドメイン名空間を現行とは異なる規
則で運用するという話の中に、既得ドメイン名登録者を優遇するという
話が出てくるのは納得し難い部分もありますが、既存の JP ドメイン名
登録者を優遇するのであれば、
【3. JP ドメイン名の改革】にあるように、

| 1組織1ドメイン名の原則により、商品名やブランド名ごとにドメイ
| ン名を登録することができないということや、個人でドメイン名を登
| 録する場合、登録手続きが複雑、コストが高いといった状況があげら
| れます。

という状況であったため、より取得の容易な gTLD や他の nTLD に存在
する日本企業所有のドメイン名に対しても、何らかの対応がなされるこ
とを望みます。

自社名のドメイン名が既に他社によって登録されているため、やむなく
 EXAMPLEINC.CO.JP, EXAMPLECOM.CO.JP 等の自社名を含む文字列でドメ
イン名を登録している組織に対しても、この機会に何らかの救済策をお
考え頂ければ幸いです。
無理に SLD でなくても 3LD でも良いから、自社名を含む文字列ではな
く、自社名のみのドメイン名が欲しいと思っている事業者は少なくない
と考えます。

また、既得ドメイン名所有者に対して登録の優先権を与えるのであれば、
まず既得ドメイン名所有者による申請を受け付け、その後残ったドメイ
ン名に対して同時申請を受け付けるべきではないでしょうか。
優先権を持つ者からの申請が有った場合、抽選無しで当選者が確定して
しまう事が分かっていながら、同時に一般から手数料を徴収して申請者
を募るのは、社会的・道義的に観て全く問題無いと言い切れるのでしょ
うか。
申請する側としては、まるで初めから当選者の決まっている宝くじを買
うような奇妙な気分です。


追伸.

『汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)』には既に日程まで明記され
ており、今から大筋の部分に関して議論する時間は残されていないよう
に思いますので、あえて追伸と致します。

汎用 JP ドメイン名の取得を望む者の一人として、取得条件の緩和は
歓迎しますが、ドメイン名空間を狭め、ドメイン・ゲームを助長する
 SLD の無条件解放には賛同いたしかねます。

ドメイン名を取得する側としては SLD でも 3LD でも、とにかく自分の
希望する名称あるいは文字列そのもの(EXAMPLE.AAA.JP, EXAMPLE.JP)
でのドメイン名の取得を望むものであって、同じ取得費用・維持費を支
払って、自分の希望する文字列に余分な文字列を加えたような、希望す
る名称に似た文字列(EXAMPLEAAA.JP, EXAMPLE03.JP, EXAMPLE-XYZ.JP)
でのドメイン名取得を望むものではありません。

多くのドメイン名取得希望者が望んでいる事は、『希望する文字列のド
メイン名が取得しやすくなる』事であって『ドメイン名を申請しやすく
なる』事でも『ドメイン名を転売しやすくなる』事でもないはずです。

 JPNIC には、今後ますます必要とされるであろう大量のドメイン名を、
.JP に割り当てられた権限の範囲内で安定して供給できるような配慮を、
特に SLD の解放については、取得条件の緩和に関する問題よりも更に
慎重な対応がなされることを望みます。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 13:19:48 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 195] 汎用JPドメイン名に関して

高木@帝京大学です。

いくつか、JPNICの方に対して本質的な質問しているんですが、回答をいただけないま
ま期限となってしまいましたので、とりあえず現状での意見ということで、送らさせ
てもらいます。
また、いつ意見が公開されるのかわからない(方針が決まってから意見を公開しても
意味があるのかは疑問)ので、Domain-Talkにもcc:します。

1.現状について

 現在のドメイン名は、SLDとして「CO」、「AC」、「GO」などが利用されているが、
まだ十分一般に浸透したとは言えず、現在多くのCMなどをメディアを通して浸透しつ
つあるという状況だと思われる。

 この理由としては、JPNICを始めとして多くのユーザが、当初「ドメイン名には文字
の並びであって意味がない」という立場を取っていたため、SLDが何を意味しているか
の宣伝等がキチンと行なわれていなかったことが挙げられる(注:あくまで、浸透が
なかなか進まなかった理由であり、それ自体の是非を述べているわけではない)。また
、一般社会でインターネットユーザ(i-modeユーザなどを含む)が増えたことにより
、最近になってWebページなどでの情報発信の有効性が再確認され始めたためであろう。

 一部で、混乱が起こっているという指摘もあるが、その混乱の原因は、まだ浸透す
るための時間が足りない(宣伝不足)ことと、「一組織一ドメイン名」ということで
、以前「ブランドドメイン」や「イベントドメイン」導入による複数のドメイン取得
が認められなかったために、「NE」などを無理やり取る、「.COM」を取得するなどの
状況が生じているためだと考えている。

 ただし「.COM」取得に関しては、「文字数が少なく、自由に登録できるから」と短
絡的な発想をする人もいるようであるが、文字数が少なく、自由にSLDが利用できると
いうことだけであれば、「.TO」などに登録する組織がもっと多くて良いはずであり、
文字数が短いということだけでなく、「.COM」という文字列自体がもつワールドワイ
ドに通用するドメイン名というメリットにも魅力を感じているはずである。
 例えば、「www.toyota.jp」が使えるようになったからといって、「www.toyota.co
m」を簡単に止めるとは考えられないからである。

注:ブランドドメイン 登録商標などを基に取得するドメイン名
注:イベントドメイン 主として短期間のイベント宣伝用のドメイン名


2.汎用JPドメイン名について

 さて、今回提案の「汎用JPドメイン名」であるが、「JPNIC News Letter No.15 (
1999/12)」において佐野氏も述べているように、「紛争や著名商標の扱いが大きな問
題」であったために見送ったブランドドメインを導入するという方向ではなく、なぜ
「汎用JPドメイン名」なのかに対しての説明が十分にされていないのが問題である。D
RPで紛争解決をする見込みが立ったのであれば、まずそこから始めるべきではないの
だろうか?

「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」の説明では、新たなSLDを設けず、汎用に
することになった理由としては、

ここから-----------

可能性1 複数の SLD を新設し 3LD に登録を行う

形態: EXAMPLE.AAA.JP、EXAMPLE.BBB.JP、EXAMPLE.CCC.JP 等
長所: SLDの種類を追加することができるため、ドメイン名空間の広さと拡張性の制
限が少ない。また、SLD で緩やかなカテゴリーを表現することができる。
短所: SLD の種類が増えれば増える程、3LD に同じ文字列を含むドメイン名が増える
ため、ユーザに混乱をもたらす可能性がある。

可能性2 SLD に登録を行う

形態: EXAMPLE.JP
長所: SLD に任意の文字列を登録できるため、可能性1 と比較して、短いドメイン名
を構成することができる。(ユーザの覚え易さ、タイプ打ちの容易さという観点から
長所)
短所: 可能性1 と比較して、ドメイン名空間の広さと拡張性が制限される。

-----------ここまで

の部分しか考えられないのであるが、ここには意図的とも思える間違い(しかも再三
の指摘にもかかわらず訂正されない)があり、本来は、以下のようになるはずである
(一部重要な点を忘れていたので追加した)。

ここから-----------

可能性1 複数の SLD を新設し 3LD に登録を行う

形態: EXAMPLE.AA.JP、EXAMPLE.BB.JP、EXAMPLE.CC.JP 等
長所: SLDの種類を追加することができるため、ドメイン名空間の広さと拡張性の制
限が少ない。また、SLD で緩やかなカテゴリーを表現することができる。
短所: SLD の種類が増えれば増える程、3LD に同じ文字列を含むドメイン名が増える
ため、ユーザに混乱をもたらす可能性がある。

可能性2 SLD に登録を行う

形態: EXAMPLE.JP、EXAMPLE-A.JP、EXAMPLE-B.JP 等
長所: SLD に任意の文字列を登録できるため、可能性1 と比較して、短いドメイン名
を構成することができる組織もある。(タイプ打ちの数という観点から長所)
短所: 可能性1 と比較して、ドメイン名空間の広さと拡張性が制限される。
    SLDに同じような文字列が増え、ユーザに混乱
    「.co」などの現在まであるSLDの有無で、ユーザに混乱
    開始時に同一名称の取り合いで混乱
    もし、失敗した場合に二度と取り返しがつかない。

-----------ここまで

さてここで、JPNICは可能性2の長所を選択したということであるが、よく文章を確認
してみると、可能性1の長所は明らかなのに対して、その短所はあくまで「可能性が
ある」に留まっている。それに対して、可能性2の長所は(現在登録されている組織の
中の1つは確実に短くなるものの、それ以外は)「もある。」でしかなく、短所は全
て明白である。

しかも、可能性1の長所である「穏やかなカテゴリー」が浸透すれば、ユーザの混乱が
減るのは当然であることから、十分な宣伝をすれば杞憂に終わることも考えられるわ
けである。

このような状況で、なぜ「汎用JPドメイン名」に拘るのかを、もっと明確にすべきで
ある。

つまり、「長所がはっきりしており、短所があいまいなもの」ではなく、「長所があ
いまいで(もしくは特定の組織のみに恩恵がある)、短所が多岐にわたり、はっきり
しているもの」を選ぶことは、通常考えられないからである。しかも、短所で述べて
いるように、取り返しはつかないのである。


3.将来像について

 「規制で縛り付けてどうする」と声高に言う人もいる。確かに「規制緩和」自体は
必要であるが、今回の方針は言わば「規制撤廃」のようなものである。
 例えば、「制限速度なんてなくしちゃえ、事故起こしても病院があるから大丈夫」
と言われて、納得する人が何人いるだろうか?しかも、病院(DRPにあたる)の処理能
力も未知数な状態なのである。

  とりあえず、現在必要とされていることは、「一組織一ドメイン名」制限廃止であ
り、それに伴って、「ブランドドメイン」や「イベントドメイン」用のSLDの新設であ
る。
「汎用JPドメイン名」での紛争を処理する能力があれば、新設SLDの紛争解決ぐらいは
十分可能であろう。また、新設時の混乱もはるかに少ないと予想できる。

 それ以外のSLDに関しては、宣伝を行いながら(必ずしもJPNICで行なう必要はない
)徐々に開放していけば、前述の可能性1の短所はほぼ考える必要がなくなるであろ
う。

どうしても汎用の短いドメイン名がほしいということであれば、gTLDで「.JPN」など
を取得し、

任意の文字列.JPN
穏やかなSLD.JP

というように将来構成を考えるべきである。
このような住み分けが行われれば、ユーザの混乱も少ないはずである。

4.最後に

「.COM」は確かにTLDではあるが、「.GOV」、「.EDU」などは別に確保されているわけ
であり、わが国のccTDLの中で考えれば、「.CO.JP」が開放されているに過ぎない。
一方、前述のようにワールドワイドのドメイン名としての「.COM」の優位性は変えが
たいものがあり、「.JP」を作ったところで、「.COM」と並ぶことは簡単にはできない
のである。

 その点を良く考え、今回のようにタイトなスケジュールで、今までのユーザに十分
な説明も、十分な議論の機会も与えず、このような(今までのJPNICの存在、いや将来
のJPNICの存在までも否定するような)大幅な方針変更を強行するのはなぜなのかを明
らかにすべきである。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 20:49:43 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 196] 汎用JPドメイン名に関する方針案に対するコメント

汎用JPドメイン名に関する方針(案)について、
インターネットの一生活者としてコメントさせていただきます。

JPNIC が SLD の登録を開始することに対して賛同の意を表します。

今までの属性型ドメイン名は、利用者にはおおむね意味のない区分
を強い、登録者には煩雑な事務手続きを要求し、利便性を損ねてい
たと私は考えており、今回汎用ドメイン登録について事務の簡略化
を打ち出されたことを(遅きに失した感がなくもないとはいえ)歓迎
いたします。

特に汎用ドメインの登録に際して JPNIC 会員による接続承認を不
要とする方針を打ち出されたことを高く評価します。

若干疑問なしとしないのが、同時申請期間中の優先登録の制度です。
同時申請期間中の申請がバッティングした場合にこれを抽選で一律
に振り分けるという安易な処理を可能にするために、既得権を優先
した、という非難は避け難いものと考えます。ドメイン名移転の自
由を打ち出した以上、円滑な移転を可能ならしめる措置を講じ、後
は当事者間の交渉に任せるべきではないでしょうか。

また、たとえばフランス AFNIC で行われているように[1]、企業名
とは別のカテゴリーとして(名前空間を分けるにせよ分けないにせ
よ)商標の登録をむしろ積極的に認める方向のポリシーを、JPNIC
としても呈示することがあってもよいのではないでしょうか。多国
籍企業の活動の活発なフランスとわが国では国情の差もあるとはい
え、今回の方針案の 5-4-2 項や、JPドメイン名紛争処理方針[2]な
どを拝見するに、特に知的財産権の扱いに関する JPNIC のポリシ
ーの全体的な傾向として、(極言すれば)トラブル回避と事務処理の
軽減のみが念頭にあって、ドメイン名の活用が積極的かつ有効に行
われるようにプロモートする方向性が余りに希薄であるように感じ
ます。

[1] http://www.nic.fr/english/membership/
[2] http://www.nic.ad.jp/jp/regist/dom/doc/forthcoming/jp-drp-policy.html

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 21:10:04 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 198] Re: 汎用JP ドメイン名に関する方 針(案)」に対する意見

一部訂正です。

こんばんは、以下の様に意見を述べさせて頂きます。

o 汎用JPドメイン名空間の設計

前提として「COMドメインと同様のSLDの解放」について検討されたとあります
が、

1. COMドメイン自体は同じTLDであってもそれ自体が属性ドメインである。
2. JPドメインは国別ドメインである。

といった意味で両者を同等に論じるのは不自然です。JPドメイン以下の属性部
分を無視して登録するというのは、COMドメインという属性を止めてルート直
下に登録しようという意味になるのではないでしょうか。

また、jpnic-domain-talkのメーリングリストでも話題になりましたが、
http://www.nic.ad.jp/jp/plan/new-jp/policy-draft.html での、新SLDの作成
とSLD へ登録を比較も不十分です。

SLDに登録を行う場合についてですが、

> 長所:	SLD に任意の文字列を登録できるため、可能性1 と比較して、
>		短いドメイン名を構成することができる。(ユーザの覚え易
>		さ、タイプ打ちの容易さという観点から長所)

短いと言っても高々3文字程度です。これがそれ程大きな利点であるとは思え
ません。それよりも新たなSLDの新設の長所の利点である、名前空間の拡張性
が失われる欠点は著しく大きいです。

さらに、両者の比較について導入した後への配慮が不足しています。これは、
既に既存属性ドメインの取得組織に優先権を与えることとも関連します。恐ら
く、既存の属性ドメインを取得した組織、特に一般企業に関してはSLDの取得
に走るでしょう。なぜなら、せっかくの優先権をもって別のドメインを確保で
きますし、下手に他の組織に取られる恐れもあるからです。これは結局既存の
属性ドメインを取得した組織への無用な負担を強いることとなります。

結果として、属性ドメインと同じSLDを持つ組織と、そうでない組織が多数存
在し、別の面での混乱が発生する可能性があります。言い替えれば、SLDを増
やすことと、SLDに直接登録することで発生する混乱に大差はない可能性が大
きいわけです。

そして、SLDへの登録を認めることは、結果として既存の属性ドメイン、と言
うよりもSLDによる名前空間の拡張性の可能性の余地を狭める効果があり、地
方ドメインの改善による活用や個人用ドメインといった新たな機能を持ったド
メインを導入する余地をなくしてしまいます。

さらに、かつて3LDの一意性を排除して、同じ名前が複数の3LDに存在すること
を認めた流れからは、SLDの活用の方が自然な流れであり、ユーザの混乱を防
ぐ意義があるはずです。

SLDへの登録の問題点をまとめると、

1. JPドメインの設計に対する、長期的なビジョンを踏まえた懸念
2. 導入後の混乱と、既存属性ドメインを取得した組織への無用な負担の強制
3. かつてのブランド・ドメインの検討のときに幅広く議論がなされた
   jpnic-domain-talkメーリングリスト等でのオープンな場での議論の欠如
4. 利点・欠点に対する比較・検討の欠如

以上を踏まえると私は反対です。今一度の導入自体の検討と幅広い議論が必要
と思います。


o 多言語ドメインについて

汎用ドメインの議論と関係しますが、日本語を含めた多言語の導入には慎重な
検討と試行が必要です。これらを考慮すると、ja.jpといった特定のSLDをJPド
メインでの多言語名用として使用するのが妥当と言えます。

汎用ドメインも含めて、あまりに提案から広範での議論が不足しています。
jpnic-domain-talkメーリングリストに限らず、オープンな場での議論がまだ
まだ必要な段階と言えます。

私は反対はしませんが、導入にあたってはさらなる配慮が必要であり、特定の
SLDを使った試行が望ましいと考えます。


o 最後に

政府の委員会審議等の様に、形だけの意見募集ではなく、さらなる幅広い深い
議論を踏まえ、導入自体、時期等の検討がなされることを期待します。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 21:51:05 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 199] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に
対する意見

井上と申します。

インターネットを取り巻く環境が急速に変化するおり、ドメイン名に対する世間の期
待も大きく高まっています。そんな中、今までのような「JP ドメイン空間資源の保
護」を前提とした立場から大きく踏み出し、「世間一般に広くにドメイン名を配布す
る」といった積極利用の方針を取ったと思われる「汎用 JP ドメイン名に関する方針
(案)」は、高く評価します。現状では、個人や任意の団体がドメイン名を持つこと
は、まだまだ特別な行為と思われていますが、これを契機にドメイン名の取得が進
み、しいてはインターネット利用が促進されることを願います。
しかしながら、domain-talk での話などで伺うと、既存の JP ドメイン名取得者を中
心に、急速な方針転換に関する疑問、また、混乱への懸念を示す声が上がっておりま
す。これについては、JPNIC から十分な説明がなされているとはいえないと感じてお
ります。私としても、導入の手順があまりにも急激だという印象があります。
本来ならば、代替案となる導入手順とスケジュールをまとめて意見とするべきなので
しょうが、限られた検討期間のため、作成することができませんでした。申し訳ない
と思うとともに、私としても本当に心残りです。
いずれにしましても、方針の確定にあたっては、皆の納得いく説明と、混乱の発生を
最小におさえる手順の検討をお願いしたいと思います。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 22:49:20 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 200] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」について

JPNIC御中 御担当者様
当方貴協会のドメインを使用させていただいておりますものでございます。
今回ホームページより、第二レベルのドメイン取得可能を検討されていることを知
り、メール差し上げます。
是非ご検討頂ければと存じます。

新設時の登録受付ルールについて
現在例えば AAA.jpを申請する場合、AAA.co.jp AAA.ne.jp 等の第三レベルでの
競合をした場合、登録日の早い法人等に優先権があるように検討されているとのこと。
通常でしたら、この方法で申請順と同じ様な優先順位を付けることが可能と考えられ
ます。

しかしながら以下の点が課題と考えられます。

(1)必ずしも申請順と登録順が同様の順位とはならない。
この点で申請内容が不備の場合は仕方ないとしても、完備された申請であっても登
録日が前後する場合があり得ると考えます。
登録日の確定には、事務手続き等の申請者として関与できない要素があると考えます。

(2)1996年末の第三レベルの同一性を開放された時期
(1)にも関連しますが、過去に一定期間の申請が同一の価値と認められた時期があり、
この時期の取扱を是非ご検討頂きたいと存じます。
特に、1996年終わりに第三レベルでの同一性のルールを認めた(例AAA.co.jp と
AAA.ne.jp)際には最初に一定期間の申請が認められていました。
この際には、競合するドメイン(上記の例では2者がAAA.co.jpを申請した場合)
両社での協議が必要となっており、その為に最終的にドメイン取得を認められても
登録日が遅くなる事がありました。
またそれ以外でも新たな書類の提出を求められ登録日が遅れる事がありました。
これは申請した者にはいかんともする事のできない事であり、その結果今回の新設
ルールで優先権が与えられないと言うのは少し残念なものと考えます。
過去の事は分かりかねる部分がありますが、1996年末の申請のドメイン申請の状況を
ご考慮頂ければと存じます。

以上の点から、基準となるのは、登録日でなく申請日とすべきではないでしょうか。
そうすると今後の申請順に登録することにも完全に合致するものとなります。
特許等でもすべて申請順に優先権が認められています。

もし、1996年末の特例的な申請期間に関しましては、申請日による優先順付けが難
しいと考えられる場合は、その期間の申請を同一の登録日としてお取り扱い頂けれ
ばと存じます。
そして、登録日が重複したときには、過去と同様に両社で協議するというのは如何
でしょうか。

是非ご検討頂ければと存じます。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 23:44:08 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 201] Comment for policy-draft.html

神戸大学経済経営研究所の安田と申します。

私のコメントです。メイルが届かなかった場合の事を考えて、なんらかの
レスポンスが戴けるものと考えています。もしもレスポンスが数日内に
得られなかった場合は、不達と考えて再送させていただきます。
メイルシステムは配送が確実ではありませんからね、、、

まず、今回の提案の方法についての意見ですが、

・意思決定プロセスの透明性や、方法等についての疑問はありますが、
 それより

・恐らく汎用 JP ドメイン検討時に調査したであろう、SLD を解放していない
 国、属性 SLD を持ちつつ解放している国などの事例報告を公開して頂け
 れば、価値ある知見が得られたと思います。今からでもそうして戴ける
 よう希望します。

他にも、より良い検討・広報をする方法は幾らもあったと思います。
これが JP ドメインの運用の限界かとは思いたくありません。

次に、今回の提案そのものについての意見です。

私は、policy-draft.html に述べられている

> 現在の JP ドメイン名に設けられている登録規則やその手続きは、これまで
> の JP ドメイン名をとりまく状況と、安定したインターネット環境を提供す
> るという JPNIC の目的を鑑みた上で必要なものであり、これによりさまざま
> な問題を回避し、今日の JP ドメイン名の信用と発展を支えてきたもので
> あると考えています

という従来の運用方針の評価に同意するものです。

その上で、需要に合わせ、ドメイン名空間の新設を行ってこれに応えること
にも賛成します。

私の結論は下記の通りです。

・汎用 JP ドメイン (SLD解放) には賛成できません。
・日本語ドメイン名については実験として実施できるのであれば賛成です。

代案は、

・汎用 SLD を一つ以上導入することを希望します。
・日本語ドメインは限定された SLD でだけ実施することを希望します。

以下にそれぞれ私の意見(判断ロジック)を述べます。

まず、new-jp/policy-draft.html によれば、ground-design/draft-19990118.html
で汎用 SLD 追加について障害となっていた知的財産権問題について、
DRP を策定して解決するめどがたったとのことですから、まずこの
draft-19990118.html 案の通りに汎用 SLD の導入を実現できる筈と考えます。

それを行わず(即ち否定し)、SLD解放という新規の方法を採用しようと
するわけですから、まずその論拠を、というのが論理的な筋かと思い
ますが、それが見あたりませんでした。
それは一旦保留して、new-jp/policy-draft.html の論理を主体にまず
検討します。

> JPNIC としては、それぞれの長所・短所を比較検討した結果、ユーザに
> とっての使い易さ、そして、ひいてはそれを Webサイトやメールのアドレス
> として使う登録者にとっても利点になると考えられることから、
> 「可能性2 SLDに登録を行う」を採用することにいたしました。

ここで検討された長所・短所とは、文脈から当然、記述として上がっていた
長所・短所を指すものと思います。
そうだとすると、両者の比較から可能性 2 を選択されたという判断に
とてもではありませんが同意(共感)できません。

・可能性 1 では明白な利点が示されていますが、可能性 2 では個人の
  主観に大きく依存するような利点しか示されていません。

・可能性 1 では欠点が可能性として示されていますが、可能性 2 では
 確定的なものとして示されています。

JPNIC からの上記の説明だけを根拠に判定しても、私なら可能性 1 を
選びます。可能性 2 を選択するという場合には、文面からはかれない価値
(短い方が好ましい?)の説明を要すると思いますが、それもありません。

ちなみに、可能性 1 では複数の SLD が増えればユーザが混乱するという指摘が
ありますが、これについては .com ドメイン以外に .net や .tv や .to の
利用を望む人達がある程度以上いることから、ユーザは結果的に混乱しない
ということを示していると私は考えています。gTLD拡張の話もそれを示して
いるように思います。
むしろ .com のように限られた空間がある程度以上消費されてしまい、もう
自分が望む単語が取れないユーザにとっては、単語を工夫して .com に
押し込むより、望む単語に one level 上のドメインを付けることを希望する
ケースが多いのだろうと推測します。
私が可能性 1 で欠点として示された「可能性」は比較的低いと判断する
大きな理由です。

また、幾つかの重要な点が長所・短所に挙げられていない事も疑問に思います。
例えば、下記の問題点はどうなるのでしょう。

・可能性 2 は地域型 SLD との衝突が避けられない(地域名は予期せず増える)

何故なのでしょう?これらの問題は、後回しにされるのでしょうか?

最後に、両案の根本的な相違について何もコメントがありません。この点に
ついて議論していないとは思えないのですが。

・SLD解放は後戻りすることができない賭けである。

恐らく jp ドメインにおける SLD 解放は Internet 全体での TLD 解放と等価
のアクションではないかと思います。そのリスクにおいて、果たして私には
受け入れられるとは思えません。
将来を全て賭けるには我々の判断能力はまったく不足しています。この意味で、
ground-design/draft-19990118.html で基本的方針の筆頭にある、

> (A) 必要なドメイン名が登録しやすく、将来にわたって安定して使えること

は、非常に重要な視点で、私も同意しますが、SLD 解放は、そこで指摘のある

>「必要なドメイン名が登録しやすいこと」は、単に「ドメイン名が登録
> しやすいこと」を意味するものではない。

と矛盾する可能性が高い事が明らかです。筆頭要点に関わることですから、
なんらかの説明が必要と思いますが、これらの観点からの記述が
policy-draft.html に見あたりません。(少なくともストレートな表現を
見つけることができませんでした。「汎用 JP ドメイン名空間新設の理由」
他の記述は、汎用 SLD でも SLD 解放でも、どちらにも共通の記述ですね。)

私の注目点はこの draft-19990118.html で述べられている筆頭の要点、

> 将来のユーザに対する配慮は、 インターネットが社会的な通信インフラへと
> 発展しつつある現状では、一層重要性を増しているということができる。

にあります。

論理的には、たった一つの汎用 SLD を用意することと、SLD 解放はほとんど
等価の役割を果たします。あとは「短いドメイン名が好まれる」という理由
だけが残るように私には見えます。
好みの問題については多分に一過性のものであり(*1)、将来のために
我々ができることは、今の(誰とも判らない人の)好みに合わせることでは
なく、よい議論をして、良い方法を検討することだと思います。

*1 例えば「.com はもうすぐクラシカルな響きを持つようになるだろう」と
   いう意味の村井純氏のコメントを記憶しています。出典検索可能。

日本語ドメイン名については、既に述べたとおり、将来の可能性のために、
何か特定の SLD に適用するのであれば実験的な意味も込めて賛成します。
ただ、これを解放された SLD に適用するのは大反対です。
国際標準がどうなるのか、まだ決まっておらず、将来異なる標準が流通した
場合に、今回の日本語ドメインシステムと同居できるかどうかもわかりません。
悪いケースに転んだ場合、我々にとって失うものが多すぎます。

私が私の意見を一方的に述べるのは不公平であり、私自身好みではありま
せんが、意見交換をする場が用意されていないようなので、このような形式に
なりました。

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 23:53:53 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 202] 汎用JP ドメイン名に関する方針についての要望

徳島県立博物館で学芸員をやっております小川誠と申します.
日ごろはお世話になっております.

さて,この度の「汎用 JP ドメイン名に関する方針について」に対して,要望させて
いただきます.

今回新しく汎用 JP ドメインができましたが,その際予約語の中に博物館を示す
museumやmuse,musを入れていただきたいということです.

これらの博物館を示すここで言う博物館とは博物館法という法律で定義されたもので
,調査研究・収集保存・教育普及などの活動を行うといった公共性の高い機能を有し
ています.したがって,museumやmuse,musのドメインが,博物館と無関係な,ある
いは極めて営利目的の強いサイトで使われると,さまざまな誤解や不都合をまねくと
考えられるからです.

なにとぞ,よろしくご検討の程をお願いいたします.

          


Date: Sat, 30 Sep 2000 23:58:44 +0900
Subject: [JPNIC dotjp-cmt 203] 汎用ドメイン名について

熊倉と申します。

私は、今回の汎用ドメイン名の採用について、規制緩和という点においては一
定の評価はしています。しかしながら、現在予定されているスケジュールでの
実施については、強く反対せざるを得ません。

その理由としては、まず何より、謝った情報が氾濫しているという点が挙げら
れます。また、的確な情報を告知するという意味で、宣伝不足という点がどう
しても否めません。

さらに、汎用ドメイン名の実施においては、多くの短所が懸念されているにも
かかわらず、充分な議論が行われていません。また、方針決定の過程に不透明
な部分が多く、それらに対する疑問点に対するの説明に不十分な点が多いこと
にも大きな問題があると思っています。

スケジュールの見直しと、充分な議論の機会を強く求める次第です。
          

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