Internet Week 2004
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C2 : Open Source Way 2004 [2日目]
日 時 12月1日 10:00〜16:55
主 催 OSDNジャパン
参加料 事前料金 \8,000 当日料金 \10,000
内 容 * プログラムの詳細は Open Source Way 2004 のページをご確認下さい。

二日目 (12月1日) 「知的財産権とオープンソース」

10:00 - 10:50: 「オープンソースにおける定義とライセンスの重要性」
八田 真行氏(GNUプロジェクト、Debianプロジェクト、東京大学)

オープンソースによるバザール開発モデルにおいて、 成果としてのプログラムに適用されるライセンスの選択は、 開発の進捗などプロセス自体にも大きな影響を及ぼすことが分かってきた。 本イベント及びオープンソースそのものへのイントロダクションを兼ねて、 「オープンソースの定義」といくつかの代表的なライセンスを簡単に紹介し、 留意すべき点を解説する。
11:00 - 11:50: 「マイクロソフトとオープンソース」
平野 高志 氏 (マイクロソフト株式会社 法務・政策企画統括本部)

今日のオープンソースに関する議論を見るとき、 マイクロソフトを商用ソフトの代表とし、 これとオープンソースを対極において議論する形から、 少なくともマイクロソフトにおいてはオープンソースと商用ソフトの共存を目指す方向へと議論の形が変化が見られるように思われる。 オープンソースと商用ソフトを考えるとき、 基本的な思想の問題、開発方法の問題、 ライセンスの問題等いろいろな角度から見る必要があるが、 共存を目指す中で、 特にライセンスモデルの問題としてどのような課題があるのかを中心に考えてみたい。
11:50 - 13:00: ランチタイム
13:00 - 13:50: 「オープンソースプロジェクトマネージメント」
野首 貴嗣 氏 (凸版印刷株式会社 Eビジネス推進部 IT開発部)

オープンソースソフトウェアの開発は、 一人の個人レベルで開発されるものから、 数百人規模の開発者が協調して行うものまで、 その規模は幅広い。 本セッションでは、Namazu ProjectやDebian Projectなど、 規模の異なる実際のオープンソースプロジェクトをいくつか例に挙げ、 どのような体制で開発が進められているかを解説する。
14:00 - 14:50 : 「ソフトウェア特許の過去、現在、未来」
今野 浩 氏 (中央大学 教授)

ソフトウェア特許が誕生してほぼ四半世紀が経過した。 この制度については、当初様々な反対論があったが、 いまや完全に社会に定着したように見える。 その一方で、 いまソフトウェア技術者や経済学者の間で懸念が広がり始めている。 それは当初議論されたとおり、 ソフトウェア特許は従来の分野における特許とは異なる、 本質的な矛盾を内包しているためである。
本講演では15年にわたって、 「カーマーカー特許」というソフトウェア特許と戦ってきた経験をもとに、 ソフトウェア特許の過去、現在、 未来について話したいと考えている。
15:05 - 15:55 : 「ソフトウェア等の提供者の法的責任 〜ファイルローグ事件とWinny事件を題材に〜」
小倉 秀夫 氏 (弁護士)

ソフトウェアやオンラインサービスが権利侵害行為に悪用された場合に当該ソフトウェア等の提供者はいかなる法的な責任を負うのかということについて、 ファイルローグ事件やWinny事件を題材としつつ、 解説を加える予定です。
16:05 - 16:55 : 「クリエイティブ・コモンズ、ライセンス解説」
福島 直央 氏 (一橋大学大学院社会学研究科修士課程)

自由に利用したり、共有したりできるコンテンツを増やし、 創造的行為を行うことのできる共有地をつくりあげるライセンスとして「クリエイティブ・コモンズ」は誕生した。 2002年の誕生以来、 このライセンスは急速に普及しはじめており、 今年のはじめには日本語版もリリースされている。 本講演ではこのライセンスがどのようなものであるかについてと、 現在の状況について解説する予定である。
対象者 オープンソースの現状、政策、ビジネス戦略、法的問題に興味がある方
問合せ先 OSDNジャパン イベント事務局(池田)
Tel: 03-3293-5151
E-mail: mktg@osdn.jp
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