Internet Week 2006

 
T10 : Practical DNS Operation: 〜知ってるつもり、の再確認と運用現場で使えるノウハウ〜
日時 12月6日(水)10:00-13:00
主催 Internet Week 2006 プログラム委員会
講師

株式会社インターネット総合研究所
伊藤 高一

略歴
1992年  クボタコンピュータ株式会社入社
UNIXワークステーションのR&Dやユーザサポートなどを担当
1993年 UNIX Fair(日本 UNIX ユーザ会)にスタッフとして参加
1995年 東京インターネット株式会社入社
ネームサーバの運用、ユーザサポートなどを担当
1998年 株式会社インターネット総合研究所入社
インターネット関係のコンサルティングなどを担当
2000年〜 グローバルセンター・ジャパン株式会社
(現 株式会社ブロードバンドタワー)のネットワーク構築、 運用を担当
2002年〜 Internet WeekでDNS関連のチュートリアルの講師を担当
2005年 株式会社ブロードバンドタワーへ転籍
2006年 株式会社インターネット総合研究所へ転籍
その他「DNS & BINDクックブック」(O'REILLY Japan)監訳。
参加料 事前料金 \15,000 当日料金 \18,000
内容 インターネットで利用される多くのネットワークアプリケーションの動作基盤として重要な位置を占めるDNSを話題として、 主にコンテンツサーバ(authoritativeサーバ)の設定、 運用について復習するとともに、運用tips等を紹介していきたい。


*取り上げる話題
- CNAMEの真相と犯しがちな誤り
- serial の戻し方
- ルータについてのDNSへの登録
などゾーンデータに関する話題
- Lame delegationとは何か? なぜ起こる?
- glueとは何か?
など DNSの機構に関する話題
- BIND9を手軽に使いたいならrndc.confは要らない
- 本年のトピックの1つであるDNS amplification attackの対策
など、 ソフトウェアとしての運用tipsなどを取り上げる予定をしている。 なお、取り上げる実装はBINDである。


* 取り上げない話題
- SPFやSender-IDなど電子メールの発信元認証については、 TXT RRの一用例と捕らえるに留める。
- DNSSEC、TSIG、Dynamic Update、ENUM、Active Directoryとの連係など、 先進的/高度な話題については範囲外とさせていただく。
- インターネットレジストリへの諸手続きやドメイン名に関するpoliticsな話題は取り上げない。
- djbdns、ANS/CNS、PowerDNSなど、BIND以外の実装には言及しない。


* DNS DAY との差別化
後続時間帯に開催される「C2:DNS DAY 〜DNSにおけるセキュリティ再考〜」では、 root、jpなどのサーバの現況など時事性の強い話題、 セキュリティに関する話題が予定されているのに対し、 このチュートリアルでは、 あくまでRFCやマニュアルなどに書かれている事項の復習と、 日々の運用へ向けての応用を取り扱う。
対象者 DNSサーバのシステム構築や日々の運用などについて、 ある程度の実務経験をお持ちであり、 ステップアップを志される方、日々の実務に追われ、 ご自分の知識を整理/再確認する機会を持ちたいとお考えの方などを想定している。


初学者の方のご参加は、申し訳ないが想定していない。 また、内容的には基礎的事項を多く含んでいるが、 見落としがちな点の再確認という位置付けでご説明させていただくので、 自信のない方には、お手持ちの参考書などでの予習をお勧めする。


逆に上級者にとっては物足りないと思われる。


DNS DAYへの参加を希望しているがDNSに関するスキル/知識に不安をお持ちの方には本プログラムは適切である。
キーワード BIND、DNS、オペレーション、サーバ、ネームサーバ、運用、BIND9
問合せ先 Internet Week 2006事務局
E-mail:iw2006-info@nic.ad.jp