Internet Week 2006

 
T20 : 暗号アルゴリズムの最新動向 〜安全性と実装性の現状と課題〜
日時 12月7日(木)10:00-13:00
主催 Internet Week 2006 プログラム委員会
講師

三菱電機株式会社
松井 充

略歴
1985年  京都大学理学部卒業
1987年 京都大学大学院理学研究科数学専攻修士課程卒業
1987年 三菱電機株式会社入社
符号理論、暗号理論の研究開発に従事
1994年 米国標準暗号(当時)DESの世界初の解読実験に成功
1995年 ブロック暗号アルゴリズムMISTY発表
1999年 欧州にて第三世代携帯電話(W-CDMA)の標準暗号設計に従事
2003年 第35回市村産業賞 本賞受賞
2004年 平成16年度発明協会 全国発明表彰 恩賜発明賞受賞
現在 三菱電機情報技術総合研究所情報セキュリティ技術部長
参加料 事前料金 \15,000 当日料金 \18,000
内容 本講演は、共通鍵暗号、公開鍵暗号、 ハッシュ関数などに代表される暗号アルゴリズムとその利用法について、 安全性と実装性の点からわかりやすく説明することを目標とします。


暗号の安全性という言葉は、非常に広い意味で用いられるため、 暗号利用者の間で誤解が広まることが珍しくありません。 本講演では、安全性とはそもそも何なのかという解説から、 現在広く利用されている暗号の「本当の安全性」までを本音で語ります。


また暗号の性能面についても具体的なデータを用いて説明します。 暗号はしばしば通信のボトルネックになると言われますが、 最新の暗号アルゴリズムを最高のプログラマーが実装したとき、 いったいどの程度の性能が出るのかといった話題を提供します。
対象者 暗号技術に興味がある方ならどなたでも。特に予備知識は必要ありません。
キーワード 暗号、公開鍵、共通鍵、ハッシュ関数、署名、AES、解読
問合せ先 Internet Week 2006事務局
E-mail:iw2006-info@nic.ad.jp