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D3 IP Meeting 2010

日時 2010年11月26日(金) 9:30〜17:30
※12:50-13:30 IP Meeting 2010参加者の方は、 NTTコミュニケーションズ株式会社様ランチ付きセミナー(無料) にご参加いただけます(申込不要)。
参加料 事前料金 ¥10,000、当日料金 ¥14,000
内容

IPが何をもたらしたのか、我々はどこへ向かって行くのか
〜この20年を振り返り、今後10年を見通す〜

IP Meetingは、Internet Weekの母体とも言うべき会議で、 JEPG/IP(Japanese Engineering & Planning Group/IP)によって 1990年に第1回が開催され、以来毎年開催され、 今回は20年目を迎えます。

現在はInternet Week中のメインプログラムとして、 インフラとしてのインターネットの動向に興味のある方、 運用に携わる方を対象に、 その年のネットワークの状況を総括し、 最新動向を伝え、 今後に向けた議論を行う会合として機能してきました。

その趣旨は、 「インターネットの開発・構築・運営に関わる人々が一堂に集まり知識・課題を共有し、 インターネット発展のための議論を行う」ということから、 20年間一貫して、変わってはいません。

しかしながら、趣旨は変わらないながらも、 ネットワークの位置づけや、それが果たす役割は、 社会とライフスタイルの変遷と共に、その時々で徐々に、 また時にはドラスティックに変容してきました。

今回のIP Meetingでは、IP Meetingの20年間を振り返ると共に、 インフラとしての今後10年程度を見据えたいと考えています。

午前の部(9:30〜12:30)
9:30〜10:15 現在のインターネット運用動向 吉田氏写真
講演者: 吉田 友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
内容: 2010年のルーティング・トポロジー・トラフィック・DNS等の運用の動向を総括し、 これからの運用の方向性を提示します。
10:15〜10:45 インターネット新技術の標準化動向 関谷氏写真
講演者: 関谷 勇司(東京大学情報基盤センター/WIDEプロジェクト)
内容: IETFにおける技術標準化動向のうち、主に、 以下の総括を行い、 これからの技術の方向性を提示します。
  • セキュリティ、冗長化技術動向
  • IPv4アドレス在庫枯渇に対応するための技術動向
  • アーキテクチャ改善に関する技術動向
10:45〜11:15 2010年セキュリティ事件簿 小宮山氏写真
講演者: 小宮山 功一朗(JPCERTコーディネーションセンター)
内容: 不正アクセス、ウィルス/ワーム、 オンライン詐欺などのインターネットセキュリティの問題について今年を象徴するトピックを紹介します。
11:30〜12:00 インターネットを利活用した医療のあり方 辰巳氏写真
講演者: 辰巳 治之(札幌医科大学大学院 生体情報形態学/北海道地域ネットワーク協議会)
内容: 「北海道南西部広域医療連携ネットワーク構築事業」 での経験を中心に、インターネットを活用した医療、 およびそれに関連して高齢化など医療を取り巻く状況および地域情報化についてお話します。
12:00〜12:40 インターネット資源をめぐるインターネットガバナンスの状況
前村氏写真 佐藤氏写真 高山氏写真 坂口氏写真
講演者: 前村 昌紀(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
佐藤 晋(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
高山 由香利(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
坂口 智哉(株式会社日本レジストリサービス)
内容: IPv4アドレスはあと1年足らずで中央在庫がなくなる状況、 ドメイン名では、IDN ccTLDのサービスが開始され、 また新gTLDに向けたルール作りが大詰めを迎え、 またDNSSECの導入に大きな動きがありました。 これら2010年のインターネット資源をめぐる国内外の状況や動向を総括します。

<今年の主なトピック>
  • gTLD、IDN ccTLDなど新しいドメイン名に関する動向
  • DNSSECに関する動向
  • IPv4アドレス在庫枯渇を含むIPアドレスに関する動向
午後の部(13:40〜17:30)
13:40〜14:20 1st decade(1990-2000)から2nd Decade(2000-2010)へ:
先人の軌跡とIP Meetingの始まり
後藤氏写真 前村氏写真
講演者: 後藤 滋樹(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター理事長)
前村 昌紀(Internet Week 2010 実行委員長)
内容:

1990-2000年の10年間(1st decade)は、 インターネット(The Internet) が急激な変化と成長を遂げた10年間でした。 当初インターネットは、WIDE(WIDEプロジェクト)、 TISN(国際理学ネットワーク)、 SINET(学術情報ネットワーク インターネット・バックボーン) などの学術・研究機関が構成主体でしたが、 構成するネットワークの変遷、 ならびに商用プロバイダーの設立・参入があり、 大きく変貌を遂げました。

この時期に、JPNICの前身であるJNICも発足し、 国際的なインターネットの技術的調整の場である IEPGに対応するものとしてのJEPG(Japanese Engineering and Planning Group)も生まれ育ちます。 そしてその1990年に 「第1回 日本インターネットワークミーティング (1回目のIP Meeting」に相当)が始まることとなりました。

最初の10年におけるIP Meetingの歩みは、 まさにインターネットの歩みそのものといっても過言ではありません。 IP Meetingの歩みなどをビデオ、 スライドなどで振り返ります。

14:20〜15:20 2nd decade(2000-2010):そして、私たちのいる“今”とは
井芹氏写真 村井氏写真
講演者: 井芹 昌信(株式会社インプレスR&D)
中村 修(慶應義塾大学/WIDEプロジェクト)
村井 純(慶應義塾大学環境情報学部)
内容:

2000-2010年の10年間(2nd decade)では、 インターネットがインフラとして当たり前のものとなり、 ダイヤルアップからブロードバンドへの急速な移行、 モバイルインターネットの隆盛、 などの変化と進化がありました。 同時に、 eコマースなどコンテンツの増大・多様化などがありました。 これらに伴い、 インターネットがインフラとして背負う課題が認識された10年ともなりました。

主にこの10年間と、今、 この瞬間に問題となっていることを俯瞰します。

  • この10年、コンテンツ・デバイス・社会の変遷
    井芹 昌信(株式会社インプレスR&D)
  • 技術の変遷、今日のInternetと未来のInternet
    中村 修(慶應義塾大学/WIDEプロジェクト)
  • インターネットガバナンス/ポリシーの変遷
    村井 純(慶應義塾大学)
15:20〜15:40 休憩
15:40〜17:30 3rd decade(2010-): 巨人の肩から考えるIPの今後
〜我々はどこに向かっていくのか〜(パネルディスカッション)
後藤氏写真 江崎氏写真 浅羽氏写真 井芹氏写真 福智氏写真 村井氏写真 村瀬氏写真

講演者:

モデレータ:後藤 滋樹(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 理事長)/江崎 浩(同 副理事長)
パネリスト:浅羽 登志也(株式会社IIJイノベーションインスティテュート 代表取締役)
井芹 昌信(株式会社インプレスR&D)
福智 道一(BBIX株式会社 取締役 技術本部長兼渉外本部長)
村井 純(慶應義塾大学環境情報学部)
村瀬 淳(株式会社NTTドコモ 先進技術研究所)
内容:

2010年からの次の10年間(3rd decade)において、 先人の業績を踏まえ、 インターネットがどのような方向へ向かうのか、 パネルディスカッションを行います。

対象者 インターネットの基盤技術の動向に興味のある方
(インターネットに携わる学生、ネットワーク管理者、技術者の方など)

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。

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