T1 クラウドネイティブ時代のインフラエンジニア

本セッションを 法林浩之 × 波田野裕一 クラウド時代をインフラエンジニアが生き抜くために で紹介しました。

日時 2015年11月17日(火)16:15~18:45
場所 6F セミナールーム6
参加料金 事前料金 5,500円、当日料金 8,000円
内容

3年前にはまだまだバズワードとして扱われていることが多かった「クラウドサービス」は、 この1、2年で急速に利用者を増やし、 何らかの形でクラウドサービスを利用している企業(資本金50億円以上)の比率は前年度よりも8.4%増えてついに50%を超えた(平成25年度版情報通信白書)と言われています。

オンプレミス環境からクラウド環境への移行が進み、 各現場での運用が本格化しつつある一方で、 各クラウド提供者も新しいサービスを次々にリリースしてきています。 2014年頃からはクラウドサービスの主戦場が、 従来のサーバやインスタンスなどのIaaS (Infrastracture As a Service)から、 より高度なサービスに比重が移ってきており、 クラウド環境を前提とし、 クラウド環境に適したシステム構築やサービス構築の手法について「クラウドネイティブ」と表現することも最近では増えてきています。

本セッションでは、 クラウドサービスを牽引しているAmazon Web Service (AWS)を具体的な参考事例として、 「クラウドサービス」の変化が企業や組織におけるITインフラの設計、 構築および運用にもたらす影響と、 企業やインフラエンジニアが直面するであろう変化について紹介していきます。

時間 内容
16:15~16:35

クラウドネイティブ時代の幕開け

写真:波田野裕一氏

講演者
波田野 裕一(運用設計ラボ合同会社)

従来はインフラエンジニアにとっての「クラウド」とはサーバやインスタンスであり、 IaaSを意味していました。 しかし、ここ1、2年で、 より具体的な用途に特化した「マネージドサービス」に「クラウド」サービスの比重が移り、 その実体は大きく変貌してきています。 これによりシステムやインフラを設計・構築・運用する上で時間、カネ、 やり方などの考え方も大きく変わってきています。 本セッションでは、 クラウドネイティブ時代のシステム設計や構築・運用の考え方の変化を論じます。

16:35~17:15

イマドキのWeb屋さんが考えるネットワーク

講演者
荒木 靖宏(アマゾンデータサービスジャパン株式会社)

インターネット上のサービスを考えた時、 提供側はクラウドというツールが、 利用側にはスマートフォンやタブレット端末といった、 10年前には存在もしていなかったような環境変化がありました。 インターネットである以上、 個々のネットワークの機能に依存しないように、 それぞれのサービスは個別の最適化をすすめ、 それがプロトコルやライブラリ、 広く手に入る実装を通じてあたりまえのものになりました。 本セッションでは、 これらのクラウドサービスのネットワーク利用動向の変化を論じます。

17:15~17:55

Private Cloudの閉鎖 〜 ソニーにおける変革事例

写真:小早川知昭氏

講演者
小早川 知昭(ソニー株式会社)

インフラのサービス化という変化は、 ハードウェアレイヤの業務を消失させただけにとどまらず、 ソフトウェアエンジニアがすべての機能を担うという事態を引き起こしています。 本セッションでは、 ソニーにおけるプライベートクラウドの閉鎖と、 クラウド基盤の変革プロジェクトの実例紹介を通して、 クラウドネイティブ時代に必要となる人材やスキルの変化を論じます。

17:55~18:25

クラウドネイティブ時代に求められるエンジニアスキル

写真:波田野裕一氏

講演者
波田野 裕一(運用設計ラボ合同会社)

クラウドネイティブ時代のシステム構築においては、 従来重視されてきたサーバ構築やミドルウェアの導入などの実作業による業務価値は大きく下落する傾向にあり、 よりビジネスやサービスに直結した観点とスキルに価値を見い出す傾向が強くなっていきます。 本セッションでは、 今後インフラエンジニアに求められる発想の転換と、 それを支えるスキル群について論じます。

18:25~18:35

質疑応答

対象者
  • 企業やSIerのインフラエンジニア
  • 企業のサイト管理者、サーバ管理者、IT担当者
  • クラウド基盤に興味のある方

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。


 ハッシュタグは、#iw2015jp

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