T3 パケットフォワーディングを支える技術2016

日時 2016年11月29日(火)13:15~15:45
場所 3F Room0
参加料金 事前5,500円
当日8,000円
内容

Internet Week 2012の「D1 パケットフォワーディングを支える技術 」では、 汎用的なPCアーキテクチャを用いたソフトウェアによるパケットフォワーディングの動作や、 専用ハードウェアによるパケットフォワーディングの動作を詳しく見ていきました。 またInternet Week 2014の「S6 パケットフォワーディング&ルーティングの実装技術 」では、 主にソフトウェア処理による実装の詳細を見てきました。 本プログラムはこれらのプログラムの続編です。 今回はPCアーキテクチャにおけるパケットフォワーディングと、 無線LANアクセスポイントのパケットフォワーディングにフォーカスしてその仕組みや性能について考えます。

時間 内容
13:15 ~ 13:25

導入

写真:浅間氏

講演者
浅間 正和(有限会社銀座堂)

ネットワークの運用に携わる者の視点からネットワーク機器に対する疑問などをお話しし、 続く3名の方のお話への導入とします。

13:25 ~ 14:05

ソフトウェアによるパケット処理の話~ソフトウェアルータからNFVまで~

講演者
浅井 大史(東京大学)

そもそもソフトウェアによるパケット処理ではどういった処理を行っているのでしょうか。 ここではソフトウェアによるパケット処理の一般的な説明をし、 どこに性能上のボトルネックが存在するのか、 利用する際にはどういったことに注意しなければならないのか、 といったお話をします。 特に最近ではNFVとしてパケット処理を行うソフトウェアが広く利用されていることから、 仮想化環境上でのソフトウェアによるパケット処理の性能についても詳しく説明します。

14:15 ~ 14:55

DPDKとPoptrieによる超高速ソフトウェアルータ

写真:小原氏

講演者
小原 泰弘(NTTコミュニケーションズ株式会社)

汎用的なPCアーキテクチャでソフトウェアによるパケット処理を行う場合、 常に性能面での不安が付きまといます。 でも本当にソフトウェアでのパケット処理は遅いのでしょうか?  どこまで高速に処理することが可能なのでしょうか?  ここではDPDKとPoptrieという技術を用いることで、 インターネットフルルートを保持した状態でランダム宛先128バイトショートパケットで145Gbpsという性能をたたき出す事に成功した、 あるソフトウェアルータの実装について紹介します。 この超高速ソフトウェアルータを実現する際にどういった壁が現れ、 それをどう乗り越えていったのかお話しします。

14:55 ~ 15:35

最近の無線LANアクセスポイントのハードウェアと性能の話

写真:大江氏

講演者
大江 将史(国立天文台)

無線LANも今やどこでも利用できる技術となりました。 いたるところに無線LANのアクセスポイントが設置され、 当たり前のように利用されています。 「仕事で無線LANアクセスポイントの設置をしなければならなくなったけどどの装置がいいんだろう?」 という方も多いのではないでしょうか。 調べてみると実はどれも似たようなハードウェアチップが搭載されていたりします。 ハードウェアチップが同じなら性能はみんな一緒でしょ?  本当に? ここでは最近の無線LANアクセスポイントのハードウェアとその性能の話を中心に、 無線LANアクセスポイントを選ぶ際に気にしたい注意点についてお話しします。

対象者
  • ネットワーク機器の内部動作や実装に興味をお持ちの方
  • ネットワークの仕組みを深く理解したいという方

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。

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