IW2019

S1 エンジニアリング組織の基礎理論と実践

エンジニアにとって働きやすい組織とは、どのような組織でしょうか。 例えば、現状の組織に対して、 声を大にして意見や不満を口にする人は多くはありません。 また、 当たり前になり過ぎていて良いところを忘れてしまうということもあります。 では、組織を作る側・マネジメントする側として、 どのようなことを踏まえて組織作り・組織運営に奔走するとよいのでしょうか。 課題に対して解決策を提示しているような書籍を読むというのも良いのですが、 場当たり的になってしまう場合がほとんどです。 それでは、組織で目的を達成するために、 エンジニアとはどういう特徴があるのか、 その特徴を踏まえた上でどのような組織をつくりどのように組織運営をしていくとよいのでしょうか。

本プログラムでは、自社について、 どうしていくべきか考える機会となるような、 経営学で学ぶような基礎的な理論をご紹介しながら、 エンジニアリング組織における行動モデルを論じ、 最後に各社における実践例を具体的に共有します。

日時 2019年11月26日(火) 09:30 ~ 12:00
場所 3F Room0
参加料金
<事前5,600円/当日8,500円>
内容
時間 内容
09:30 ~ 10:15

エンジニアリング組織の基礎知識

写真:高村 成道

講演者
高村 成道(株式会社ハートビーツ MSP事業部 取締役 VP of Engineering)

インターネットが人々の生活に不可欠なものとなり、 そのシステムを支える人や組織のマネジメントの重要性は日に日に高まっています。 エンジニアリング組織のマネジメントを任されたはいいものの 「どこから手を付けていいのかわからない」 「どのマネジメント知識をつけるべきなのか」 と悩んでいるマネージャーは多いのではないでしょうか。

本セッションでは、 まずはじめに企業活動全体を俯瞰しながら、 経営と組織マネジメントの関係性について理解を深めます。 その上で、 組織マネジメントを行う際に重要となる基礎的な理論に触れながら、 事業環境・戦略に応じてどのように組織を構築していくのか、 エンジニアリング組織での事例を踏まえてご紹介いたします。

10:15 ~ 11:00

エンジニアリング/運用組織の行動モデル

写真:波田野 裕一

講演者
波田野 裕一(運用設計ラボ合同会社)

技術の進化やビジネス環境の変化が激しい現在においては、 能動的に変化への対応をしながら自律的に学習し成長し続けることができる運用組織が求められています。 しかし実際には、 「うちのエンジニアは指示待ちで自分からは動かない。」 「うちのエンジニアは勉強しないのでスキルが低い。」 などの声が聞こえてくるのが現実です。

本プログラムでは、 運用組織におけるエンジニアのスキルや行動に影響を与える要素を整理し、 運用組織にとって望ましい「行動モデル」を実現するために必要な考え方について解説します。

11:10 ~ 12:00

エンジニアリング組織におけるマネジメント実践例

写真:波田野 裕一 写真:竹迫 良範 写真:高村 成道

モデレータ
 波田野 裕一(運用設計ラボ合同会社)
パネリスト
 竹迫 良範(株式会社リクルートテクノロジーズ 執行役員)
 高村 成道(株式会社ハートビーツ MSP事業部 取締役 VP of Engineering)

二つの講演を踏まえ、 組織マネジメントにおけるさまざまな経験をされているお二方に、 具体的な実践から学んできた知見についてお話ししていただきます。 当日、会場からの質問も歓迎です。

対象者
  • エンジニアリング組織に興味があり、自社の参考にされたい方
  • エンジニアリング組織を作り、運営していく立場の方
※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。