ネットワークワーキンググループ Request for Comments: 1818 BCP: 1 分類: ベストカレントプラクティス |
J. Postel |
本書は、 インターネットコミュニティのためにインターネットの現時点における最善の実践(ベストカレントプラクティス)を規定し、 実装者に検討と示唆を要求するものです。 このメモの配布に制限はありません。
本書は、 インターネットコミュニティのために現時点における最善の実践(ベストカレントプラクティス)を記述する新シリーズの文書について記述します。 このシリーズの文書は、 IESG (Internet Engineering Steering Group)の支持を伝えます。
現行のIETFプロセスには、2種類のRFCがあります。 :スタンダードトラック文書と、他のRFCです[1]。 (例: 情報提供(informational)、実験的(experimental)、FYI ) スタンダードトラック文書の意図は明快であり、 公式なインターネット標準に達します [2, 3]。 情報提供(Informational)RFCは、公式度が低い前提で発行することができ、 RFC編集者の合理的制約の対象です。 情報提供(Informational)RFCは、ピアレヴューの対象ではなく、 IETFプロセスにおいて重要性をもつものではありません [4]。
IETFは、現在、 支持する技術的関連情報を発行する他の機構もしくは手段を持ち合わせていません。 本書は、BCP(Best Current Practice:ベストカレントプラクティス)というタイトルの新しいRFCのサブシリーズ(分類)を創設します。
BCPプロセスは、 プロポーズドスタンダード(Proposed Standard)のプロセスと同様です。 BCPは、レヴューのためにIESGに提出され、 IETFアナウンスメントメーリングリスト上における「ラストコール」を含む、 既存のレヴュープロセスが適用されます。 しかし、一旦IESGがその文書を承認したら、プロセスは終了し、 その文書は発行されます。 成果文書は、IETFの技術的承認を得たもののように見えますが、 そうではありませんし、公式なインターネット標準とはなりえません。
BCPが適用可能な技術的情報の例には、 「OSI NSAP Allocation」[5] と「OSPF Applicability Statement」 [6] があります。
セキュリティ論点は、このメモにおいて検討されていません。
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