過去のInternet Week

Internet Weekとは

インターネットに関する技術の研究・開発、 構築・運用・サービスに関わる人々が一堂に会し、 主にインターネットの基盤技術の基礎知識や最新動向を学び、 議論し、理解と交流を深めるためのイベントです。
また、「Internet Week」で得られたものを、 ご自分のフィールドで役立てていただくことにより、 インターネットの普及・促進・発展に貢献する(繋げる) ことを当イベントの目的としています。

昨年行われたInternet Week 2011を 各種メディア でご紹介いただきました。 実際の内容や雰囲気をご理解いただく一助になるかと思います。 2011年以前のInternet Weekを紹介するページも、 あわせてご覧ください。

Internet Weekの特色

写真:ランチセミナーの様子
写真:セッションの模様

【インターネットの技術を語るイベント】

Internet Weekの対象者は、インターネットの技術者、 およびインターネットに関する技術の研究・開発、 構築・運用・サービスに関わる人々です。

【質問や議論が活発なイベント~技術者同士の刺激がある~】

Internet Weekのプログラムでは質問や議論が活発に行われています。 各セッションには質問タイムがありますので、 そこで日頃の疑問や困っていることなどを相談してみれば、 役立つ情報や解決策が得られることでしょう。

【人との出会いがある~業界の著名人が多数参加】

講演者はこの業界の最先端でご活躍される方々ばかりです。 普段会うことのできない人の話が生で聞けたり、 講演終了後に質問したりできる貴重な機会です。

【非商用イベント】

主催、後援団体をご覧いただくとおわかりの通り、 昔からインターネットの発展のために活動してきた団体が協力しあい、 創り上げているイベントです。 ビジネスカラーはできるだけ出ないように配慮しています。 それだけに偏りなく、 ハイレベルを維持したプログラムをご提供できるのです。

ご挨拶とIW2012のテーマ

 今年も Internet Weekのご案内ができることを喜ばしく思います。

 2012年は、ISOC(Internet Society)が20周年を迎えたことをはじめ、 いくつかの組織が周年イベントを実施したこともあり、 インターネットの成り立ちに想いをはせる機会が度々ありました。 ISOCの20周年では「Internet Hall of Fame(インターネットの殿堂)」が設けられ、 日本からの高橋徹さんを含む、33人の貢献者が殿堂に迎え入れられましたが、 私は殿堂入りした方々の受賞スピーチを拝見し、 インターネットが「人」によって生み出され、 「人」によって育まれて今の姿があることをつくづく感じました。

 受賞スピーチで先人たちは、 「技術的なアーキテクチャと同時に、多くの技術者が、 常にあらゆる情報を広く共有し、 検討の仲間入りできる余地があるソーシャルプロセスも生み出した」と述べ、 「このようにさまざまな人々が関与できる仕組み作りをしたからこそ、 今のインターネットがある」と述べていました。 その上で、「今インターネットは20億人をつなげているが、 今後全部の人をつなぐためには、技術的な基盤だけでなく、 人々が協働できる基盤をもっと整備していく必要があるだろう」と、 展望していました。

 こうしてさまざまな人の力で作り出されたインターネット基盤の上で、 日々いろいろな技術革新が起こるとともに、人と人とが結びついて、 地理的隔たりを乗り越えたグローバルな協働や、絆をもたらしたことは、 2011年3月の震災以降、説明に多くを要さないでしょう。

 2012年もインターネットにはいろいろな大きな動きがありました。 「OpenFlow」は、 今まで専用機器で構成されてきたネットワーク機能をソフトウェアで構成するもので、 既に大きな潮流となっているクラウドと相まって、 より効率的なインターネット基盤構築への可能性を拓きました。 6月6日の「IPv6 Launch」では、 グローバルな大手事業者がIPv6への対応を高らかに宣言し、 インターネット全体にも対応を迫るものとなりました。 日本においても大きく議論され、 事業者の皆さんは更なる努力によってIPv6対応を加速しています。 ソーシャルメディアやスマートフォンの隆盛は、 インターネットに格段の便利さをもたらすとともに、 セキュリティに新たな課題を投げかけています。

 人々の努力によって日々成長し、たくましくなっていくインターネット。 そして、それを支え続ける人、 インターネットを使ってこれからの世界を作っていく頼もしい人。 そういう、人のチカラとインターネットのチカラを感じ、 元気になるようなInternet Weekをめざすため、 Internet Week 2012のテーマを、 「人のチカラ、インターネットのチカラ」としました。

 プログラム委員会と事務局一丸となって、元気に準備を進めております。 たくさんの方々と会場でお会いできることを、楽しみにしております。

開催概要

正式名称 Internet Week 2012
テーマ 「人のチカラ、インターネットのチカラ」
開催地 富士ソフト アキバプラザ
東京都 千代田区 神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
開催日程
2012年11月19日(月)から22日(木)の4日間
[同時開催イベント]
 第23回JPNICオープンポリシーミーティング
 第35回ICANN報告会
主催 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
後援
  • 総務省
  • 文部科学省
  • 経済産業省
  • ICT教育推進協議会(ICTEPC)
  • IPv6普及・高度化推進協議会(v6pc)
  • 財団法人インターネット協会(IAjapan)
  • 仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ(VIOPS)
  • 一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
  • 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
  • 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)
  • 一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)
  • 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
  • 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
  • 社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
  • 日本シーサート協議会(NCA)
  • 日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)
  • 一般財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan)
  • 日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)
  • 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
  • 日本UNIXユーザ会(jus)
  • フィッシング対策協議会
  • WIDEプロジェクト(WIDE)
対象者 インターネットの技術者およびインターネット技術と社会動向に興味のある方
参加予定者数 約2,000名
内容 インターネットに関するチュートリアル、最新動向セミナー、 ランチセミナー、BoF等
Internet Week開催目的
  1. インターネットの発展を推進する
  2. インターネットに関する議論の場・交流の場を提供する
  3. セミナー開催によるインターネット基盤技術の普及を図る

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