C4:事業者がやってよいこと悪いことを考えよう 
日時 2007年11月21日 09:30 - 17:00
主催
参加料 カンファレンス1日通し券 一般(事前:8,000円 当日:10,000円)
講師
内容

「Spam」「Winny問題」「phishing」「著作権問題」等々、 インターネットの発展と浸透に伴い、 インターネット上での問題は、 広範囲におよびまた複雑性を増してきました。 こうした問題への対応においては、 通信事業にかかわる「法律の知識」というものは非常に大切なものとなってきます。

本セッションでは、 事業者(主にISP)に関連する法律の概説を行った上で、 実際に起こっているインターネット上での様々な諸問題の現状とその対応策事例を紹介していきます。 そして、日々ネットワークのオペレーションをするにあたって、 事業者は「何を」「どこまで」してよいのかという点についてみなさんで一緒に考えていきたいと思います。

9:30-10:30
(60分)
壇 俊光/日本弁護士連合会コンピュータ委員会委員 同消費者問題対策委員会幹事

1) 『通信の秘密』と『セキュリティ』の法律講座

講演者: 壇 俊光/日本弁護士連合会コンピュータ委員会委員 同消費者問題対策委員会幹事

内容: インターネットの出現によって、 通信インフラは飛躍的に発展を遂げました。 この講座では、現行法と裁判例を元に、 通信法規の現状をやさしく解説し、 将来への議論への足がかりとなることを目指しています。

10:30-12:30
(120分)

2) 大量通信対策フォーラム〜事業者がどこまでやれるのか?〜

講演者:
甲田 博正/NTTコミュニケーションズ株式会社 ネットワーク事業部 統合カスタマサービス部 担当部長
木村 孝/ニフティ株式会社 経営補佐室 担当部長/社団法人日本インターネットプロバイダー協会 行政法律部会副部会長
扇 慎太郎/総務省 総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課

内容: 「spam対策」と「OP25B」及びその経緯の説明、 迷惑メール対策法の現状をケーススタディします。 また、Winnyとその現状についても取り上げます。

甲田 博正/NTTコミュニケーションズ株式会社 ネットワーク事業部 統合カスタマサービス部 担当部長
甲田 博正
木村 孝/ニフティ株式会社 経営補佐室 担当部長/社団法人日本インターネットプロバイダー協会 行政法律部会副部会長
木村 孝
扇 慎太郎/総務省 総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課
扇 慎太郎
13:30-14:30
(60分)
橘 弘一/GMOインターネット株式会社 取締役グループ法務戦略室長

3) ドメイン名と商標権―他国からの脅威

講演者: 橘 弘一/GMOインターネット株式会社 取締役グループ法務戦略室長

内容: 一般ユーザの取得したドメイン名 (特に取り扱いの難しいgTLD)に対して海外からのクレームがつくという問題が起きています。 こうした問題に関連した周辺ルールの解説等を行います。

14:30-16:00
(90分)

4) 著作権侵害等と事業者の対応

講演者:
中川達也/弁護士(染井・前田・中川法律事務所)
土井 猛/株式会社ぷららネットワークス ネットワーク管理部

内容: 著作権侵害等を理由に対応を求められた場合、 事業者はどのように対応すべきでしょうか。 プロバイダ責任制限法や近時の裁判例を踏まえながら、 具体的な対応を検討します。

16:00-17:00
(60分)

5) 違法・有害情報対策

吉川 誠司/インターネット・ホットラインセンター 副センター長

講演者: 吉川 誠司/インターネット・ホットラインセンター 副センター長

内容: 違法情報と有害情報への基本的な考え方とプロバイダ等の対応状況に加え、 今までの事例をわかりやすく紹介します。

 
鎌田 敬介/有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター 早期警戒グループマネージャ

講演者: 鎌田 敬介/有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター 早期警戒グループマネージャ

内容: JPCERT/CC が行っている、 フィッシングやマルウェアの対応依頼のコーディネーション事例をオペレーション目線でご紹介します。

対象者 ISP、および通信事業者に関わる法律やセキュリティ問題・対策に関心のある方全般
問い合わせ先

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