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BoF 開催報告書:地方在住エンジニアを盛り上げましょう!BoF

BoF名 地方在住エンジニアを盛り上げましょう!BoF
BoF開催団体 地方在住エンジニアを盛り上げましょう!BoF 実行委員会
開催日時 2011年12月1日(木) 18:45〜20:15
参加者数 40〜50名
BoFの概要

1. 司会 (小山さん) から

  • 挨拶
    • このBoFは3年前(Intenet Week 2008)からやっています。
    • その年その年でテーマを変えてやっている。
    • 今年は、地域間連携を考えてみましょう。
  • 諸注意
    • アンケートをよろしくお願い致します。
    • BoFの後の懇親会(呑み会)に参加される方は、挙手をお願い致します。(15名程度の挙手があった)

2. 中部テレコミュニケーション 山本さん

  • CTCの紹介
  • PNJで全国連合組織
    • 全国持ち回りで定例会
    • 定例会を通して知り合いができる
  • 災害対応
    • 非常時対策は各社独自
    • 非常時対策協定で連携を取っている
  • 会場のみなさんへの質問 (Q = 質問、A = 回答 、C = コメント)
    Q:大規模災害時に地域ネットワークを復旧する場合、 他社のネットワーク管理システムを適切にオペレーションできるのか?
    A:復旧の際は同じハードで戻すのではないか
    機器の管理システムが各社異なるのでその違いに関する課題
    Q:管理システムを共通にすると良いか?
    A:各社固有の部分があり、 各社の違いをどこまですりあわせることができるかが課題
    Q:人を育てる他に、一定管理システムの公開が必要なのでは?
    A:各社の違いをどこまですりあわせることができるかが課題
  • IADグループ
    • JANOGミーティング参加者の集まりから発展
    • 飲み会や勉強会
  • まとめ
    • 定期的な交流により情報共有やノウハウが蓄積できる

3. グローバルネットコア 金子さん

「連携(つながり)」について考える(PDF、1.26MB)
  • ENOG
    • 2010年からの新潟県内のネットワーク技術者の交流コミュニティ
    • 参加している5社で地域IX「Echigo-IX」を立ち上げ
    • 各社からの持ち寄りで構築
    • Akamaiのキャッシュサーバを共同利用で設置
    • 集まるのは10人程度
  • 地域連携の成果
    • 相互刺激から良い雰囲気ができた
    • 信頼関係の構築でいざという時の頼りになる
  • 成果=お金に換算できるもの
    • ビジネスとして成果を求めたい
  • リーダシップとマネージメントが継続には必要
    • 手弁当でやっている中どれだけ公平にやるか
  • つながりの意義
    • 継続するには楽しいことが必要
    • 最終的には仕事に繋げるがまずは趣味から

4. 倉敷ケーブルテレビ 小山さん

地方在住エンジニアを盛り上げましょう!(PDF、311KB)
  • コンセプト
    • 目的が近い人が集まればいいことができる
    • Open Souceの魅力
      • Windowsより良いものができれば
    • 枠外からの成果
  • 取り組んできたこと1
    • 一緒に高品質インターネットへの接続性を構築
      • 2,3割のコストダウンを実現
    • 保守部材の共有や共同購入
      • 保守費用のコストダウン
    • 後者のほうがやりやすかった
  • 取り組んできたこと2
    • 技術者の連携
      • いざというときの不安解消
    • コミュニティチャンネルの充実
      • 番組流通など
      • どうやって価値を見せるか
  • 現在も上記取り組みを継続中
    • 上位接続のコストダウンが一番成果があった
    • 自前で接続先を持っている組織が利用
  • 取り組みに必要だったもの
    • 人と人をつなぐHUBや組織的なHUBが必要
      • ある程度までいけば人的な HUB は不要に
    • ビジネス的な成果は必要
      • 継続し向上するために成果やアピールが必要
  • 今後など
    • 人材教育などで地域の技術力を高めたい
    • いざという場合の連携ってやってます?
    • 人の顔を知っているとやりやすいのでつながりが大事

5. ディスカッション (Q = 質問、A = 回答 、C = コメント)

Q:複数社での機材共同購入は良いが、 災害で大量に障害を起こすと奪い合わないのか
機器の卸し業をやっていると共同調達は難しい
A:現状で、取り合いになることはある。完全な平等にはならない。 参加するための最低限のレギュレーションは設ける必要はある。 多少、でこぼこがでるのはやむを得ない。
A:災害時の状況は想像を超えた状況になる。
そこで必要なのは人と人のつながりであろう。
出せるものを出すためには顔が見えているなどのコミュニケーションが重要。
大きい会社では担当が明確になっているので全部は見えないと思うが全体把握は重要。
あと、そういうときに応用のきく人材育成が重要
C:BCPというテーマは大きく難しいが何かもっとできないか意見が欲しい

C:(仙台出身で東京で仕事中の方から) 災害時には災害復旧支援に行った時の経験について。
新幹線と高速道路が止まり、支援に行けない状況。
北陸支店を経由して物資を持って行った。
持って行くのは現金、食料、着替等の物資、通信用のモバイル端末、 これは災害が起こってから手作りでやった。
現地に行くと、多くは顧客対応なので、 行ったエンジニアができることは少ない。
現地のスタッフが円滑に活動できるような支援をする。
にわか技術者が対応するには困難な現状であった。
食事の準備や調達を行うなど。
C:阪神淡路大震災での経験が生かされていなかったのかと感じた
どれぐらいのシミュレーションができているかがポイント。
阪神大震災も経験しているが、3.11ではまだ歯がゆい思い。

Q:新潟出身で東京で仕事をしている。越後NOGは誰が参加?
A:ISP各社で、バリエーションは営業エリアも含めて色々。
Q:ITコーディネータとの連携は?
A : ない。現状は ISP エンジニアが中心。 広がりが必要と感じている。
勉強会でネットワークやサーバ以外の話があってもいいのかと感じている。
AndroidやPerlのコミュニティがあるが2、3人なのでやりたいことができない状況にあるようで、 ここなどと連携したいと考えている。
Q:ITコーディネータのやっているのは中小企業向けがおおい。
インターネットに繋げてホームページを作ってという……
NOGと連携できる部分は多いのでは。
A : そういう方向もあると思う。

Q:地域の方は?大阪は地方でのつながりとかありますか?
A:ない
Q:北海道はどうですか?
A : 地域ネットワーク協議会 (NPO) をやっています。
NPO法人として活動しているので動きにくくなっている。
立ち上げ当初は人がたくさん集まっていたが、 そろそろテーマがなくなりつつあり、 医療よりになってきていて、他の分野の人が離れ、 会員が減ってきている
運営の難しさなどどのように運用するのがよいか教えてほしい。
C:何かしらビジネス的な成果がないと継続は難しい
C:無償提供を続けていると社内評価は上がらない

Q:二年前のBoFで世代別でやったが若い人が出てこないという話はあったが、みなさんのところではどうでしょう?
A:ICT推進協議会の教育委員。大学と企業のつながりを考えている。
学生は結構やる気はあり、 IWのネットワーク敷設の御手伝いをしていたりする。
エンジニアの卵はいるので、それを上手に育てる方法を。
元気のいいこに声をかけてもらうと学生のやる気も上がる
C:IT関連の取り組みに参加する学生が減っている気がしている
地元志向の学生の能力が低い訳ではないのでなんとかしたい
C:若い技術者を増やすヒントとして。
CMを多く流すようになって若い人が多く来るようになった
中部地区は大学も企業も中部地区を志向する人が多い
サービス名を覚えて社名を覚えていない学生がいたりもする
C:リクルートスーツでニット帽の子が来たことがある(笑)
C:NISOCで地道に活動しているが若い人(20代)がいなくなった
わくわく感がなくなって参加者が減っているのでは?
ネタがつきて、 インターネットネタがないときはAEDの使い方講習会もやった。
Q:それは新しい人が来なくて年齢層が上がったのか?
A:インターネットというキーワードではチャレンジングに見えない。
別のコンテンツも必要。
C:コンテンツ系の学生はいるがネットワーク系の学生が少ないと聞く
業界側からのアピールも足りていないのではないか

C : 地域でネットワーク技術をやる層が減って来ている。
地元志向の若者で、良いエンジニアになりそうな人物はいる。
地方の大学でもネットワークエンジニアの卵が減って来ているとは聞く。
C:地域で盛り上がるには、東京の情報も必要。
東京に出るなり、東京から人を呼ぶなり。
ENOGでは、東京から人を呼んで話をしてもらったりしている。

Q:人を呼ぶためのネタが切れている感じ
何かいいネタないですか?
A:最近は再生可能エネルギーが好き (小水力発電など)
もの作りが好きな人にはたまらないはず
スマートグリッドへの発展も期待できる

Q:直接地域会社同士でビジネスの競合になることはないかもしれないが、競合各社との関係は?
積極的に大手と戦うことはしないのか?
A:大手とは競合するが、地域限定で戦う方がやりやすいと考えている。
地域だと地味な営業が可能。 サービスは大手と同じだけ用意する必要がある。
営業が直接お客さんのところに行くので同じサービスであれば割と取れる。

Q:ISOC-JP BoFで、名前をどうしようと言う話があった。
chapterを日本にするか東京にするか。
地方名チャプタをどうでしょうか?
通信事業で東京抜きでやりたいことはあるか?
A:やりたいと思っている
A:地域の特性を出していく必要がある
ロシアや北朝鮮が近い(笑)などの地勢的なメリットなどを生かしたい
A:ものづくりだと地方に世界に名だたる会社がある。
残念ながら通信事業者ではないな。
総括/所感

 今回のBoFでは、 地域間連携にフォーカスをして 「地方在住エンジニアを盛り上げましょう!BoF」を開催させていただきました。

 パネリストの方々から、いくつかの事例をご紹介いただき、 地震、台風などの災害対応や設備の共同調達などについて、 ディスカッションを行い、以前から存在している課題も含め、 様々な課題および今後の活性化の為のヒントを共有する事が出来たと思います。

 引き続き、BoF の開催も含め、このような活動を継続していきたいと思います。

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