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ニュースレターNo.17/2000年8月発行

3 特 集

3-2 多言語ドメイン名について

多言語ドメイン名調査研究タスクフォース(IDN-TF)


多言語ドメイン名とは

従来、ドメイン名には英数字と"-"など一部の記号しか使えませんでした。これを、日本語を含む各国語を使えるようにするものが他言語ドメイン名です。例えば、

 http://ウェブ.東京大学.jp/

 http://infofranc cedilais.fr/

といった記述が可能になります。

多言語ドメイン名のメリットとしては、母国語を使えるので覚えやすい、英語に親和感のない人にとって有効、ドメイン名における宣伝効果の増大などが挙げられます。デメリットとしては、各国語の入力手段や表示手段のない端末では利用しにくいこと等が考えられます。


多言語による名前検索

多言語ドメイン名も含めて多言語による名前検索の実現方法としては、現在いくつかの方法が提案されていますが、大きく以下の2つの方法に分られます。



キーワード検索

ドメイン名は、.jpや.comのようなトップレベルドメインの下に構成されたツリー状の構造を持つ名前空間ですが、このような構造を持たない名前検索の方法も提案されています。これは一般的にキーワード検索と呼ばれています。

キーワード検索では、登録者が検索用のキーワードを特定の登録先にあらかじめ登録しておき、それに基づいた検索が行われるという点が特徴です。

キーワード検索では、検索サーバのWebページに表示される入力フォームに検索したいキーワードを入れて問い合わせる方式や、Webブラウザのアドレス欄にキーワードを入れることでWebブラウザが自動的にキーワード検索サーバに接続され、検索結果を表示する方式等があります。キーワード検索ではドメイン名の場合と異なり、一つのキーワードから複数の検索結果が得られる場合があります。また、検索結果はそれぞれのキーワード検索サーバ毎に異なったものになります。



ドメイン名の多言語化

ドメイン名そのものを多言語化する方法です。ドメイン名を多言語化した場合、多言語化されたドメイン名の表示や入力などについて、アプリケーション側での対応が必要となります。しかし、ドメイン名を多言語化した場合、Webブラウザからだけでなく、電子メール等のさまざまなアプリケーションから統一的に利用可能になることが、キーワード方式と比較した場合の大きな利点です。JPNICではこの方法を「多言語ドメイン名」として、標準化を推進しています。


多言語ドメイン名のインターネットにおける現状

インターネットにおける多言語ドメイン名の現状ですが、いまのところRFC等の標準規格が定まっておらず、いくつかのインターネットドラフトが出ている段階です。関連するインターネットドラフトには以下のものがあります(8月1日現在)。

draft-ietf-idn-requirements-03.txt
IETF の IDN ワーキンググループによる、国際化ドメイン名に関する各種の要件 (requirement) をまとめた文書。
draft-ietf-idn-compare-01.txt
IETF の IDN ワーキンググループによる、現在提案されているいくつかの方式の比較文書。
draft-ietf-idn-race-00.txt
国際化ドメイン名のエンコーディング方式 RACE の提案。
draft-jseng-utf5-01.txt
国際化ドメイン名のエンコーディング方式 UTF-5 の提案。
draft-oscarsson-i18ndns-01.txt
国際化ドメイン名の実現方式 (DNSプロトコルの変更、エンコーディングなど)の提案。ドメイン名のエンコーディングには基本的にUTF-8を使用する。
draft-skwan-utf8-dns-03.txt
国際化ドメイン名の実現方式の提案。ドメイン名のエンコーディングにはUTF-8を使用する。
draft-duerst-i18n-norm-03.txt
国際化ドメイン名の正規化の方式としていくつかの提案で参照されているUnicode Normalization Form についての文書。

JPNICでは、多言語ドメイン名の実現は、標準規格に則った方法で行う必要があると考えています。


多言語ドメイン名評価キット(mDNkit)について

JPNIC では7月13日に「多言語ドメイン名評価キット(mDNkit)」のベータ版の配布を開始しました。mDNkitは多言語ドメイン名に関してこれまでに提案されている各種技術の評価、標準化の推進、普及への技術的貢献を目的として、多言語ドメイン名調査検討タスクフォース(IDN-TF)を中心に開発を行っているソフトウェアです。JPNICの多言語ドメイン名への取り組み、IDN-TFのこれまでの活動内容については次節の「多言語ドメイン名のページ」をご参照ください。

mDNkitの取得方法や利用方法については以下のURLをご参照ください。

 http://www.nic.ad.jp/jp/research/idn/index.html#mdnkit


情報掲載/問い合わせ先



多言語ドメイン名のページ

 http://www.nic.ad.jp/jp/research/idn/



多言語ドメイン名に関するコメントを受け付ける電子メールアドレス

 idn-cmt@nic.ad.jp

なお、mDNkitについては現在システムの開発に注力しているため、個々のご質問にはご回答いたしかねます。いただいたご意見、ご質問については正式リリースの際にFAQとしてまとめる予定ですので、あしからずご了承下さい。



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