メインコンテンツへスキップ

トップページ > JPNICライブラリ > ニュースレター > バックナンバーオンライン版 > No.36


現在、マイクロソフト セキュリティ情報 MS10-090のパッチを適用したInternet Explorer 8をお使いの方は、 JPNIC Webサイトの内容が印刷できない状態になっています。 印刷をする場合には、 Internet Explorer 8以外のブラウザを利用してください。
この不具合の詳細と、その対処方法については、 マイクロソフトのWebサイトに掲載されている以下の技術情報をご覧いただくか、 マイクロソフトのサポートセンターにお問い合わせください。
 マイクロソフトの技術情報

ニュースレターNo.36/2007年7月発行

DNS関連WG報告

会期中に議論された、DNSに関連したトピックスをいくつか紹介します。

dnsop WG(Domain Name System Operations WG)

dnsop WGでは、まずdraftの状態確認がなされました。draft-ietf-dnsop-serverid-08は既にWG Last Callが終了し、RFC Editorの手に渡っているという報告がなされました。その他には、draft-ietf-dnsop-default-local-zone がWG Last Callを終了し、draft-ietf-dnsop-reflectors-are-evil-03がWG Last Callの最中となっていることが確認されました。また、draft-ietf-dnsop-respsize-07も会場からレビューする人が選出され、WG Last Callが合意されました。

次に、dnsop WGの2007年のチャーターが確認されました。主にAS112に関する事項やRRのTTLに関する問題について活動していくことが確認されました。AS112に関しては、IPv6トランスポートによるサービスの提供もサポートするか、また現在の IPv4プライベートアドレス空間以外のゾーンもサービスとして提供するかどうかについて、話し合われました。どちらも提供する方向で進めるよう大まかな合意は取れたのですが、これらをきちんと進めるためにはドキュメントが必要であるという意見が出され、WGとしてdraftが必要であるという合意がなされました。

新たな話題としては、draft-regnauld-ns-communicationに関する発表がありました。これは、DNSサーバ間で同期する情報に関して、ゾーンデータだけではなく、DNSサーバ自身の設定も同期するためのプロトコルを決めたらどうか、という提案でした。会場からはいくつかの賛同ならびに反対意見が出されました。WGとしてボランティアを募り、検討を進めていくことが確認されました。

DNSSEC関連では、draft-larson-dnsop-trust-anchor-01にて DNSSEC認証の始点となる TA(Trust Anchor)の管理方法に関する発表があり、draft-koch-dnsop-resolver-priming-00において、一部のDNSサーバ実装で起動時に行うPrimingにてDNSSECを適用する場合の問題等が検討されました。

dnsext WG(DNS Extensions WG)

dnsext WGでは、今回をもって定期的なミーティングを終了することが確認されました。会場からは、まだいくつかのDNSSEC関連draftがRFCになっておらず、定期ミーティング終了は早いのではないか、といった意見も出されました。しかし、draftの多くは既に何回か議論されているものであり、あとはMLでの議論で十分であるという点や、DNSSECの普及はdnsext WGのチャーターではないという観点から、新たに議論すべき事項が発生するまでdnsext WGのミーティングは一時休止する、という確認がなされました。

また、前回のミーティングにて発表のあったDNSSEC SO(Signature Only)ですが、MLでの議論の結果、WGとしては取り扱わないということが合意されました。これは、NSEC3がWG Last Callを目指している最中ということもあり、提案された時期が悪かったという意見も見られました。

draft-ietf-dnsext-rfc2672bis-dname-01の発表では、残された問題としてCNAMEとDNAMEの混在や、DNAME自身のTTL設定についての議論がなされました。これらの問題点を解決して、早くWG Last Callを行うべきという合意がなされました。

DNSSEC関連では、DNSSECの普及に関して、“DNSSEC Deployment Initiative Roadmap Version 2.0”という発表がなされました。これはDNSSEC普及のために、プロトコルで決まったことと実際の運用との間にある問題を解決していく活動です。詳しくはhttp://www.dnssec-deployment.org/を参照してください。

その他のdraftに関しては、LLMNR(Link Local Multicast Name Resolution)がRFC4795として発行され、draft-ietf-dnsext-dnssec-opt-in-09がRFC Editorの手に渡っており、draft-ietf-dnsext-nsec3-10もAD(Area Director)レビューの段階にあることが確認されました。

次回のIETF69では、dnsext WGのミーティングは開催されないと思われるため、今後はMLでの議論が中心となります。

(JPNIC DNS運用健全化タスクフォースメンバー/東京大学 情報基盤センター 関谷勇司)



このページを評価してください
このWebページは役に立ちましたか?
役に立った。
役に立たなかった。
どちらとも言えない。

ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。
  • このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、 お問い合わせ先 をご利用ください。
  • 文中でのHTMLタグ使用はご遠慮ください。
ページトップへ