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トップページ > IPアドレス > IPv4アドレスの在庫枯渇に関して

IPv4アドレス在庫枯渇Q&A基礎編

IPv4アドレス在庫枯渇というのは具体的にどういう状態を意味するのですか?

(2009.07.03)

未だ分配されていないIANAまたはRIRの新規 IPv4アドレス の在庫が、 全て分配済みとなり、 新たなIPv4アドレスの分配ができなくなることを指します。
但し、新規のIPv4アドレス在庫が全てなくなっても、 既に分配済みのIPv4アドレスの中に利用可能な余剰空間がある可能性はあります。

IPv4アドレスはあとどれくらい残っているのですか?

(2010.01.22)

2010年1月時点で、 IANA の未割り振り在庫空間は「/8ブロック」 (=224≒1678万個)で24個です。

IPv4アドレスの在庫は本当になくなるのですか?

(2009.09.25)

2009年9月現在のIANAの未割り振り在庫空間が「/8ブロック」で26個で、 ここ数年の各RIRへの割り振り数合計は年間10個程度です。 単純にこのペースが継続すると考えると3年程度で在庫がなくなると考えられます。
ただし、今後さまざまな技術的な対応などが行われることで、 このペースが遅くなったり、 在庫を使い切ることなくインターネットに接続するホストを増やすことができる可能性は否定できません。 ただし、 石油資源などのように探査技術の向上により埋蔵量が増加するという類のものではありませんので、 消費され続けていけばいずれはなくなることは間違いありません。

現在のIPv4アドレスの消費状況について教えてください。

(2009.10.13)

各RIRへの割り振り推移は以下の通りです。

ARIN APNIC RIPENCC LACNIC AfriNIC 合計
2000 2 1 1 0 0 4
2001 3 2 2 0 0 7
2002 1 1 1 1 0 4
2003 0 2 2 1 0 5
2004 3 2 4 0 0 9
2005 4 3 3 0 1 11
2006 4 3 3 0 0 10
2007 0 7 4 2 0 13
2008 4 6 0 0 1 9
2009 0 4 4 0 0 8

全体の割り振り量を積み上げグラフにしたのが、 以下の図です。

割り振りグラフ
過去のIPv4アドレス割り振り状況
Internet Protocol v4 Address Spaceのデータを元にJPNICにて作成

随分以前からIPv4アドレスがなくなると言われていたと思うのですが、なぜまた今頃騒ぎになっているのですか?

(2009.07.03)

以前にも何度かIPv4アドレスの枯渇が話題になったことがあります。 一度目は1990年前後、 インターネットの商用利用が話題になりだしたころです。 この時は CIDRVLSMNATプライベートアドレス などの技術を用いることで対応しています。
その後2000年ごろ、 インターネットビジネスの急拡大によるアドレス消費の急増が、 IPv4アドレスの枯渇の懸念とIPv6への移行機運を高めることになりました。 しかしこれはその後ITバブルの崩壊により一時的にアドレス消費量は減少していくことで落ち着きます。
この後2003年頃からの世界的なブロードバンド接続の普及・拡大により、 アドレス消費がこれまでのペースを大きく上回る速度で堅調に進行し始め、 かつ数年後という近い未来に在庫枯渇が起こることが確実になってきたことから、 これまでよりも現実性をもってIPv4アドレス在庫枯渇が認識できるようになったのだと思われます。

IPv4枯渇、IPアドレス枯渇、IPv4アドレス枯渇、IPv4アドレス在庫枯渇などさまざまが呼び方がされていますが、何が正しい/どう違うのですか?

(2009.07.03)

これらの呼び方はいずれも同じ内容を示していると考えられます。 JPNICでは、 IANARIR が保持している、 在庫としての未分配IPv4アドレスがなくなるという意味合いから、 IPv4アドレスの在庫枯渇と呼んでおります。

IPv4アドレスの在庫はいつ枯渇するのですか?

(2009.07.03)

2009年6月現在の予測では2011年から2012年頃とされています。 ただし、今後のIPv4アドレス需要動向の変化や、 さまざまな影響によってこの時期は前後する可能性もあります。

JPNICが参照しているIPv4アドレス在庫枯渇時期の予測はどのような方法で予測を行っているのですか?

(2009.07.03)

過去のIPv4アドレスの割り振りと割り当てデータを、 数学的な予測モデルに当てはめ、それに基づいて予測しています。 日々の割り振り、割り当てデータを投入していくため、 予測日が変動することもあります。

IANAの在庫とRIRの在庫が枯渇する時期は分かりましたが、JPNICの在庫が枯渇するのはいつですか?

(2009.07.03)

現在JPNICは独自のアドレス在庫持たず、 IPアドレス管理指定事業者 への割り振りのたびに、 APNICが保有するアドレス在庫から必要なアドレス空間を振り出す形式となっております。 つまり、APNICのアドレス在庫とJPNICのアドレス在庫は連動しており、 APNICの在庫が枯渇した時点が、JPNICの在庫枯渇になります。

Geoff Huston氏の枯渇時期予測はどの程度正確/信頼できるものですか?

(2009.07.03)

過去のIPv4アドレスの分配状況を踏まえて予測を導き出していること、 在庫自体が少なくなってきていることから、 予測の精度は高くなっていると考えられます。 ただし、今後割り振り傾向が劇的に変動するなど、 不測の事態が生じた場合は予測の正確性が損なわれる可能性もあります。

IPv4アドレスの在庫が枯渇するとどのようなことが起こるのですか?

(2009.07.03)

新たなIPv4アドレスの分配ができなくなるため、 ISPなどの事業者が新規ユーザーへのサービス提供ができなくなったり、 新たなネットワークやサービスの構築ができなくなる可能性があります。

IPv4アドレスがなくなるとインターネットが使えなくなるのですか?

(2009.07.03)

いいえ、すぐにインターネットが使えなくなるわけではありません。 しかしIPv4アドレスがなくなったため、 IPv6アドレスだけを用いてインターネットに接続するサーバが増加するに従い、 アクセスできなくなるサーバが増えるなど何らかの対応を取らないと、 長期的にはインターネットの利用に支障を来たす可能性はあります。



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