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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です
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http://www.nic.ad.jp/ja/doc/validity.html

文書管理情報
文書番号 JPNIC-00890
文書名 JPNICにおけるAS番号割り当てに関するポリシ
発効日 2002/7/15
最終更新日 2003/10/27
この文書によって無効となった文書 JPNIC-00273
この文書を無効とする文書 JPNIC-00919
                JPNICにおけるAS番号割り当てに関するポリシ

             社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
                          実施日  2002年   7月 15日
                         最終更新 2003年  10月 27日


*本文書について*


        本文書は、JPNICにおけるAS番号割り当てに関するポリシをまとめたもの
        です。

        まず本文書をご一読のうえ、AS番号の割り当てに関する一連の他のJPNIC
        文書をお読みください。


*目次*

0. 本文書について
  0.1. この文書の構成
1. はじめに
2. 本文書が対象とする範囲
3. AS番号空間分配の階層構造
4. 定義
  4.1. AS (Autonomous System)
  4.2. AS番号
  4.3. 自律ネットワーク
  4.4. インターネットレジストリ(IR)
    4.4.1. 地域インターネットレジストリ(RIR)
    4.4.2. 国別インターネットレジストリ(NIR)
  4.5. 割り振られた/割り当てられたAS番号空間
    4.5.1. 割り振り
    4.5.2. 割り当て
5. AS番号空間管理の目標
  5.1 目標
    5.1.1. 一意性
    5.1.2. 登録
    5.1.3. 効率的な利用
    5.1.4. 公平性
6. ポリシを取り巻く環境
  6.1. 経路制御の設定は自律ネットワークの役目
  6.2. ルーティングへの配慮
  6.3. 誠実さ
  6.4. 公平性
  6.5. AS番号は所有物ではない
7. AS番号割り当てのポリシ
  7.1. 首尾一貫したAS番号管理ポリシの採用
  7.2. AS番号空間のリース
  7.3. 正確な申請書にもとづく申請処理
  7.4. 秘密保持
  7.5. 公平な申請処理
  7.6. プライベートAS
  7.7. 登録の必要性
    7.7.1. 登録情報の更新
    7.7.2. 連絡担当者の登録
  7.8. AS番号の割り当て先
  7.9. AS番号割り当てを申請できる組織
  7.10. AS番号割り当ての条件
  7.11. AS番号の譲渡
  7.12. 自律ネットワーク運営組織の合併、買収の割り振りへの影響
  7.13. AS番号がインターネット上に出現しないとき
  7.14. 使わなくなったASについて
8. 問い合わせ



0. 本文書について

        JPNICは、日本国内に存在する自律ネットワークを運営する組織からの申
        請に応じて、自律ネットワークに対してAS番号を割り当てます。

        本文書は、JPNICにおけるAS番号割り当てに関するポリシをまとめたもの
        です。

        まず本文書をご一読のうえ、AS番号の割り当てに関する一連の他のJPNIC
        文書をお読みください。

        本文書では、具体的なAS番号の割り当ての申請手続きについては一切述べ
        ていません。これについては以下で提示される文書に詳しい解説がなされ
        ていますので、必要に応じて参照してください。

        「AS番号割り当て/変更/返却申請手続きについて」
        「AS番号割り当てに関するガイド」

        また、AS番号の必要性に関しては、以下のRFCに記述があります。また、
        JPNICのWebページでは本文書の日本語翻訳も入手可能です。

 『RFC1930: Guidelines for creation, selection, and registration of an Autonomous System (AS)』

        なお、本文書に記述された内容が効力を持つのは、本文書冒頭に示された
        有効期限までの期間です。有効期限を過ぎた場合には、本文書の改定版を
        参照してください。

        本文書および関連する文書を読む際には、有効期限が過ぎていないことを
        確認してください。


  0.1. この文書の構成

        本文書の構成は以下の通りです。

          ・ 第1節「はじめに」
              このJPNICポリシの目的について解説

          ・ 第2節「本文書が対象とする範囲」
              本文書で解説および説明する範囲に関する解説

          ・ 第3節「AS番号空間分配の階層構造」
              インターネットコミュニティーにおけるAS番号空間分配の階層
              構造に関する解説

          ・ 第4節「定義」
              本文書を読むにあたっての言葉の定義についての解説

          ・ 第5節「AS番号空間管理の目標」
              AS番号空間を管理することの目的についての解説

          ・ 第6節「ポリシを取り巻く環境」
              このJPNICポリシの策定にあたって要因となるさまざまな環境に
              ついての解説

          ・ 第7節「AS番号割り当てのポリシ」
              JPNICにおけるAS番号割り当てに関するポリシに関する解説

          ・ 第8節「問い合わせ」
              問い合わせ先の解説



1. はじめに

        日本ネットワークインフォメーションセンター(以下「JPNIC」)は、
        APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)のコンフェデレーショ
        ンメンバーとして日本国内で機能している、非営利の国別インターネッ
        トレジストリです。

        JPNICは、日本国内に存在する自律ネットワークを運営する組織からの申
        請に応じて、自律ネットワークに対してAS番号を割り当てます。

        JPNICはAS番号空間を分配し、この分配を管理するためのポリシを立案・
        実施します。

        APNIC等のインタネットレジストリのAS番号割り当てのポリシが将来的に
        変更された場合には、本文書もそれにともなって変更される可能性があり
        ます。


2. 本文書が対象とする範囲

        本文書は、どのような状況下でASを利用すべきかを理解する必要のあるネ
        ットワーク運営組織およびサービスプロバイダを対象としています。読者
        として想定されるのは、インターネットネットワークの構成と運営に従事
        する人です。

        また、本文書は、JPNICがグローバルでパブリックなAS番号空間の責任あ
        る管理を行うことを目標としたポリシを記述しています。

        特に、本文書はAS番号空間の割り当てに関する目標、仮定、ポリシに焦点
        をあてています。


3. AS番号空間分配の階層構造

        AS番号は階層的構造にもとづいて分配されています。その構造は図1の
        通りです。


                            +---------+
                            |  ICANN  |
                            +---------+
                                 |
         +-----------+-----------+...........+.............+
         |           |           |           :             :
    +--------+  +--------+  +--------+  +..........+  +..........+
    |  ARIN  |  |RIPE NCC|  |  APNIC |  :  Potential  future RIRs:
    +--------+  +--------+  +--------+  +..........+  +..........+
                                 |
                  +-----------+--+------------+
                  |           |               |
                  |       +-------+       +------+  国別インターネット
                  |       | JPNIC |       |  NIR |  レジストリ
                  |       +-------+       +------+  (National Internet
                  |          | (NIR)          |      Registries)
                  |          |                |
                  |          +------+         +-----+
                  |          |      |         |     |
                  |          |      |         |     |
               +----+      +----+ +----+    +----+ +----+
               | AS |      | AS | | AS |    | AS | | AS | 自律ネット
               +----+      +----+ +----+    +----+ +----+ ワーク

                              図 1


        この階層構造では、ICANN (The Internet Corporation for Assigned
        Names and Numbers) はアジア太平洋地域への再分配用としてAPNICにAS番
        号空間を割り振り、APNICはNIRの一つであるJPNICにAS番号空間を割り振
        ります。そして、JPNICは日本国内の自律ネットワークにAS番号を割り当
        てます。


4. 定義

        本文書に書かれている目標、環境、ポリシを理解するために特に重要な
        用語の定義を行います。

  4.1. AS (Autonomous System)

        ASとはAutonomous Systemの略で、インターネットを構成する、一つの運
        用ポリシーを持ったネットワークのかたまりを示します。各々のASはそれ
        ぞれの運用ポリシを持っており、BGPを使用して他のASにパケットをルー
        ティングするものです。日本語では自律システムとも言われます。

        あるASは、他のASからは単一の一貫した内部ルーティングプランを持って
        いるように見えます。

        このようなAS同士がBGPで接続されていて、インターネットが形成されて
        います。


  4.2. AS番号

        各々のASにはAS番号という、世界で一意な番号が付与されます。現在、
        AS番号の空間は0~65535の範囲で、0と65535はICANNによってリザーブさ
        れている番号です。
        また、ICANNは、後ろから1023個分の 64512~65534のAS番号のブロックを、
        プライベートAS等としてリザーブしています。プライベートAS番号は、個
        別のAS内部で自由に使用することができますが、自AS外にプライベートAS
        番号の情報を流してはいけません。

  4.3. 自律ネットワーク

        自律ネットワークとは、同一管理下にあり一貫した運用ポリシ及び経路制
        御ポリシを持つ、インターネットに接続されるネットワークを意味します。

        AS番号は、自律ネットワークを運営する組織がインターネットにおける外
        部経路制御を行うことを目的とし利用するために、自律ネットワークに付
        与されます。

  4.4. インターネットレジストリ(IR)

        インターネットレジストリ(IR)はAS番号空間をメンバーまたは自律ネット
        ワークに分配し、その分配を登録する責任を持ちます。IRは図1の階層構
        造の中で、主要な機能と地域的担当範囲にもとづき分類されます。

        本文書で用いられるIRという用語にはAPNICとその他の地域インターネッ
        トレジストリ(RIR)、JPNICなどの国別インターネットレジストリ(NIR)を
        含んでいます。

    4.4.1. 地域インターネットレジストリ(RIR)

        地域インターネットレジストリ(RIR)はICANNの認可で設立され、大きな地
        域にサービス提供し、その地域を代表します。

        RIRの主な役割の一つは、それぞれが担当する各地域内でAS番号空間を分
        配、管理することです。

        現在RIRとしては、APNIC、RIPE NCC、ARINの3つがあります。将来はさら
        に他のRIRが設立されるかもしれませんが、RIRの総数は比較的少なく維持
        することが期待されています。

    4.4.2. 国別インターネットレジストリ(NIR)

        国別インターネットレジストリ(NIR)は、主として、自律ネットワークに
        AS番号を割り当てるIRであり、一般的にNIRのメンバーは、国レベルで組
        織されたインターネットサービスプロバイダ(ISP)です。

        NIRはISPで構成されますが、それ自体はISPとしては機能しません。NIR
        は自らを構成しているISPの利益に関して中立を維持することが期待さ
        れます。

        JPNICはこのNIRにあたります。

  4.5. 割り振られた/割り当てられたAS番号空間

        JPNICのアドレスポリシを理解するためには、「割り振り」と「割り当
        て」という用語の区別を明確にしておくことが重要です。


    4.5.1. 割り振り

        割り振りとは、再分配用としてAS番号空間をIRに分配することです。


    4.5.2. 割り当て

        割り当てとは、IRが自律ネットワークに対し、割り振られたAS番号空間
        の一部を、自律ネットワークで利用するために分配することです。

        割り当てられたAS番号は、自律ネットワークを運営する組織が申告した目
        的のためにのみ使用されるものであり、さらに割り振りや割り当てされる
        ものではありません。


5. AS番号空間管理の目標

  5.1 目標

    5.1.1. 一意性

        各割り当ておよび割り振られたAS番号空間は、世界にただひとつしかない
        ことを保証しなければなりません。

        これはインターネット上のそれぞれのパブリックな自律ネットワークが一
        意に識別されるための絶対的要件です。


    5.1.2. 登録

        AS番号空間の割り当てと割り振りは、インターネットコミュニティの全メ
        ンバーがアクセス可能な、公開されているレジストリデータベースに登録
        されなければなりません。

        これは、AS番号の一意性を保証するためであり、また、RIRをはじめとす
        る全てのIRや自律ネットワークなど、インターネットを利用するあらゆる
        レベルの自律ネットワークが遭遇するインターネット上のトラブルを解決
        するための、参照情報として利用できるようにするためです。

        さらに、AS番号空間のように公共の資源を利用する全ての人が、その資源
        の状態等を確認可能であるべきとする、インターネットコミュニティの考
        え方を反映するものでもあります。


    5.1.3. 効率的な利用

        AS番号空間という限られた資源の効率的な利用のため、AS番号を使用せず
        に蓄積したり、遠い将来の為に予約したりすることは避けなければなりま
        せん。


    5.1.4. 公平性

        AS番号空間の使用に関する全てのポリシは、現在および未来にわたる全て
        のインターネットコミュニティの構成員に対し、場所、国籍、規模、その
        他いかなる要因にも左右されることなく公平に適用され実践されるべきで
        す。


6. ポリシを取り巻く環境

        [5. AS番号空間管理の目標]にある目標の他、インターネットコミュニティ
        の期待、現行の管理構造、技術的制限などの要因全てを考慮して、JPNICポ
        リシは策定されます。

        環境の変化は突然おこることもあり、それをまったく予測できないこともあ
        ります。

        JPNICの重要な役割は、この環境変化を監視し、その環境変化がJPNICポリ
        シに対してどのような意味を持つかをネットワーク運営組織に通知してい
        くことであります。

        この節では、今現在の環境でJPNICポリシの策定に最も重要な意味を持って
        いる要因を記述しています。


  6.1. 経路制御の設定は自律ネットワークの役目

        JPNICは、一意性を保証したAS番号を割り当てるだけで、BGPを正しく設
        定して機能させるのは自律ネットワークの役目となります。


  6.2. ルーティングへの配慮

        AS番号の責任ある管理には、グローバルな経路表の増大を制限するため
        に役立つことも必要です。ひとつのAS内で、連続するIPアドレスプレフィッ
        クスを集約することにより、グローバルなインターネットへ広告される
        経路数を最小限に押さえることに役立ちます。


  6.3. 誠実さ

        JPNICと自律ネットワークとの関係は、申請者からの情報が、虚偽なく正確
        なものであるという信頼関係にもとづいて成立しています。


  6.4. 公平性

        JPNICはインターネットコミュニティ全体、特に日本のインターネットコミュ
        ニティ全体の利益を代表しています。

        JPNICはポリシを公平、平等に全自律ネットワークに適用し、対象組織の規模
        や地理的場所、その他の要因によって左右されることはありません。


  6.5. AS番号は所有物ではない

        AS番号空間を所有物とみなすことは、本文書で述べられている目標だけでなく、
        インターネットコミュニティ全体の利益にも反することです。

        JPNICポリシは、AS番号が「所有されるもの」ではなく「リースされるもの」
        だという理解にもとづいた上で、自律ネットワークが運営されるようにしてい
        ます。


7. AS番号割り当てのポリシ


  7.1. 首尾一貫したAS番号管理ポリシの採用

        JPNICは、本文書で示される首尾一貫したポリシに沿った方針で運用します。


  7.2. AS番号空間のリース

        JPNICは、「リース」という考え方にもとづいて、AS番号の割り当てを行い
        ます。つまり、AS番号は所有物ではなくリースのため、使用中に利用条件が
        変更される可能性があります。


  7.3. 正確な申請書にもとづく申請処理

        申請に間違いや抜けがある場合、JPNICは申請者にできるだけ速やかに通
        知します。また、JPNICは提出された申請書の中の不明確な部分に関して、
        さらに詳細な情報や説明を求めることがあります。

        申請者がこのJPNICの疑問を十分解消する回答を行った場合、できるだけ
        速やかに処理を進めます。申請書に間違いや抜けが無かった場合も同様で
        す。


  7.4. 秘密保持

        JPNICのスタッフまたは代理業者は全て明文化された機密性保持の条件に
        もとづき雇用されています。


  7.5. 公平な申請処理

        JPNICは、適切な申請書を受け取った順番に公平な方法に則って申請を扱
        います。

        AS番号全申請者は平等に扱われなければならないため、JPNICは地理的条
        件、規模その他いかなる理由にも左右されず、どのような状況において
        も申請処理の通常の順番から特別扱いをしたり例外を作ったりすること
        はありません。


  7.6. プライベートAS

        ICANNは、64512~65534の AS番号のブロックを、プライベート使用(グロ
        ーバルインターネット上で広報されない)のためのものとしてリザーブし
        ています。AS内部で運用されるネットワークあるいはインターネットに接
        続しないネットワークには、「プライベートAS番号空間」を使用すべきで
        す。


  7.7. 登録の必要性

        AS番号割り当ての際、自律ネットワーク運営組織はJPNICデータベースに
        その割り当てに関する全ての情報を登録します。

        データベースの情報はインターネット上のトラブルを解決するときに必
        要なものであり、かつインターネットコミュニティ全体の利益となる、
        情報の信頼性と透明性の維持に役立っています。また、将来的にはIRR
        (Internet Routing Registry)と連携する可能性もあります。


    7.7.1. 登録情報の更新

        自律ネットワーク運営組織は、登録情報に何らかの変更があった場合に
        JPNIC データベースを更新しなければなりません。

        登録情報を最新に保つのは自律ネットワーク運営組織の責任です。


    7.7.2. 連絡担当者の登録

        連絡担当者の登録は責任あるAS番号空間管理の重要な部分であります。

        運用責任者は、自律ネットワークの運営に責任をもつ人物を示します。

        技術連絡担当者は、ネットワークの所在地に必ずしも物理的に居る必要
        はありませんが、そのネットワークの日常的な運用に責任を持つ人物を
        示します。


  7.8. AS番号の割り当て先

        AS番号は、自律ネットワークを運営する組織がインターネットにおける外
        部経路制御を行うことを目的とし利用するために、自律ネットワークに付
        与されます。

        自律ネットワークとは、同一管理下にあり一貫した運用ポリシ及び経路制
        御ポリシを持つ、インターネットに接続されるネットワークを意味します。


  7.9. AS番号割り当てを申請できる組織

        AS番号割り当てを申請できる組織は、以下の条件を満たし、日本国内に存
        在する自律ネットワークを運営する組織となります。

          1)    自律ネットワークを運用する技術的能力を持つ
          2)    割り当てに掛かる手数料を支払うことができる
          3)    AS番号に関するJPNICデータベースの保守・更新が行える

        ただし、申請書の代書、申請代行は可能とします。

        なお、自律ネットワークが日本国内に存在しない場合、その地域を管轄す
        る適切なインターネットレジストリに申請し、AS番号の割り当てを受ける
        べきです。自律ネットワークが、アジア諸国の NIR(国別インターネット
        レジストリ)がある国に存在する場合は、その国の NIR に申請するべき
        です。その他の国の場合、アジア太平洋地域であれば APNIC (Asia
        Pacific Network Information Centre)、南北アメリカ、サハラ以南のア
        フリカ地域であれば ARIN (American Registry for Internet Numbers)、
        ヨーロッパ及びサハラ以北のアフリカ地域であれば、RIPE NCC (Reseaux
        IP Europeens Network Cordination Center) の各RIR(地域インターネッ
        トレジストリ)に申請し、AS番号の割り当てを受けるべきです。


  7.10. AS番号割り当ての条件

        AS番号割り当ての条件を以下に示します。

          1)    自律ネットワークがBGP(Border Gateway Protocol)を利用して他
                の自律ネットワークとの間で外部経路制御情報を交換すること。

          2)    自律ネットワークの外部経路制御ポリシが、他のいかなる自律ネ
                ットワークに委ねても実現が困難な、固有のものであること。
                典型的には、他の一つの自律ネットワークのみと接続するのでは
                なく、複数の自律ネットワークとの間でBGPにより接続し、外部
                経路制御情報の交換を行うこと。

          3)    上記の条件 1) 2) を、3ヶ月以内に満たす予定であること。


  7.11. AS番号の譲渡

        AS番号の売買や無許可の譲渡は認められません。そのような譲渡は無効で
        す。

        そのような譲渡によるAS番号を保持する組織は、そのAS番号をJPNICに返
        却しなければなりません。


  7.12. 自律ネットワーク運営組織の合併、買収の割り当てへの影響

        自律ネットワーク運営組織の合併、売却、買収の後、JPNICは新組織(複数
        ある場合はそれら該当する複数組織)の保有する全割り当てがどのような
        状態にあるかを確認します。また、これにともない、当該組織のインフラ
        ストラクチャーに対する実際的な影響も顧慮します。

        このケースにおいてJPNICはAS番号の使用状態を確認する際に、該当する
        全自律ネットワーク運営組織に、保持するAS番号とその使い方の情報開示
        を求めることがあります。この場合、開示が行われない場合は、AS番号割
        り当ては無効とみなされ、JPNICはそのAS番号の返却を求めることがありま
        す。


  7.13. AS番号がインターネット上に出現しないとき

        割り当てたAS番号が、数箇所の観測点で出現しないとき、JPNICはそのAS
        番号の返却を求めることがあります。


  7.14. 使わなくなったASについて

        廃業あるいはネットワーク設計方針の変更などによって、割り当てられた
        AS番号がインターネット上での外部経路情報交換の用途で利用されなくな
        った際には、運営主体は速やかにAS番号を返却しなければなりません。


8. 問い合わせ

        手続きを進める上で、不明な点がある場合には、下記の電子メールアド
        レスに送ってください。

            電子メール : query@ip.nic.ad.jp

以上


*関連文書*

「AS番号割り当て/変更/返却申請手続きについて」

「AS番号の割り当てに関する参考情報」

「RFC1930: Guidelines for creation, selection, and registration of an Autonomous System (AS)』

「"Guidelines for creation, selection, and registration of an Autonomous System (AS)(RFC1930)"翻訳文』

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[変更履歴]
2003.10.27 4.2. AS番号のプライベートASに関する記述を修正
            

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