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ICANN上海会議:DNSO ccTLDレジストリ部会会合 2日目

日時:2002年10月28日(月)9:10~15:20
会場:Shanghai International Convention Center(中国・上海)
司会:Peter Dengate Thrush(NZ)
出席者:約50名(各国ccTLD管理者他)
内容:1.ccSO結成について
   2.ゾーンファイルアクセスについて
   3.ITUによるマラケシュでの決議102についての報告
   4.ccNSOに関する支援グループからの報告
   5.Afiliasによるプレゼン
   6.ICANN IDN委員会とのセッション
   7.アフガニスタンの通信システムについての報告
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<概要報告>

- ICANN改革/ccSO(ccNSO)結成については、司会のPeter Dengate Thrushが自身の提案
  を元に話を進めるが、メンバーの反応は極めて悪く、議論すら起きない状態が続いた。
  PeterによるERCへの回答案は否定的色合いが強いため、RIRを見習ってもっと前向きな
  提案をすべきとの意見も聞かれた
- ccTLD独自路線推進派(Willie Black)は、会を抜けて有志と共にドラフト案を用意す
  ることを提案
- この議論の続きは明日に持ち越された

- 懸案のICANN/IANAによるccTLDゾーンファイルへのアクセス問題については、地域別
 ccTLD連合組織が各自の見解を発表。一貫してICANN/IANAのとる立場に反対する声が
 聞かれた

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<詳細記録>

■1. ccSO結成について

Peter Dengate ThrushによるERC青写真への回答(案)説明

- 理事会はポリシーについての決定を行うべきではない(Peter)
 →法的にはICANN理事会は最終的な決定権を有する。もっと法的な構造に基づく議論を
   すべき(Karl Auerbach, ICANN理事)

[提案]
ccTLDは上海会議において、ERCの青写真に対する回答を提出する →決定

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■2. ゾーンファイルアクセスについて

ICANNが要求するccTLDゾーンファイルへのアクセスに関して、地域別ccTLD連合組織が
各自の見解を発表 (ICANN/IANAがFAQという形で公表した立場
<http://www.iana.org/faqs/tld-zone-access-faq.htm> について)

2.1 LACTLD(ラテンアメリカ)

2.2 CENTR(ヨーロッパ)
- ICANNのとる立場には反対
 <技術面>
 セカンドレベルにおける2ネームサーバのチェックについてはICANNの範囲外であり、
  かつグローバルな安定性にそれほど大きく影響する問題ではない
 <法律面>
 ICANNが行っているデータエスクローは、ローカルで行う問題と考える

2.3 APTLD(アジア太平洋)
- IANA FAQは、ゾーンファイルへのアクセスを要求する正当な理由を証明していない
- IANAは、ゾーンファイルへのアクセスが可能か否かに関わらず、ネームサーバ変更
 などの技術的更新を迅速に行うべき

[提案]
ccTLDは、地域別ccTLD連合組織が発表した立場を支持する

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■3. ITUによるマラケシュでの決議102についての報告

決議102「Management of Internet domain names and addresses」の説明
 <http://www.icannchannel.de/res102-comp.pdf>

- ITUがICANNにおいて果たせる役割があると考える

[質問抜粋]
Q:技術面の調整は民間セクターで行い、グローバルなポリシー策定は政府組織が行うと
  あるが、その境界分けは極めて困難では?
A:それについての回答は用意できていない。みなさんからのインプットを歓迎する

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■4. ccNSOに関する支援グループからの報告

ccNSOの責務の範囲について
- functional DNSモデル
  1)データエントリ機能(DEF)
   データベースへの新規エントリと既存のエントリの変更
  2)ネームサーバ機能(NSF)
   ルートサーバ、ネームサーバ

 ccTLDの観点からのDNSモデル(階層構造など)

- 責務の分散
  水平的分散---「Policy」「Exective」「Accountable to」

- 責務の範囲を検討するため、以下のようなマトリックスを使用することを提案
(# http://www.icann.org/committees/evol-reform/ccnsoag-report-22oct02.htm
  の表)
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 ●ネームサーバ機能(NSF)
 Level 1(ルートサーバ)
  Policy: ICANNプロセス/IETF
  Exective: ICANN/ルートサーバ運用者
  Accountable to: ccTLD/gTLDレジストリ、米国商務省

 Level 2(TLDネームサーバ、ベストプラクティス勧告)
  Policy: ICANN/SO/IETF
  Exective: ccTLD管理者
  Accountable to: IANA/地域インターネットコミュニティ

 Level 3(ユーザーコミュニティ)
  Policy: ccTLD管理者、IETF(RFC)
  Exective: 登録者
  Accountable to: ccTLD管理者

  ●データエントリー機能(DEF)
 IANA(移転、変更、ネームサーバ、連絡担当者詳細)
  Policy: ICANNプロセス
  Exective: ICANN/IANA
  Accountable to: ICANNコミュニティ、ccTLD管理者、DoC、政府当局

  TLD(初期登録、移転、削除、Whois、紛争処理他)
  Policy:地域インターネットコミュニティ、ccTLD管理者
  Exective:ccTLD管理者
  Accountable to:地域インターネットコミュニティ(場合によっては政府当局含む)

 SLD
  Policy:登録者
  Exective:登録者
  Accountable to:登録者、lower levelドメイン名ユーザ
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■5. Afiliasによるプレゼン(本日のランチスポンサー)

#ccTLDへのレジストリサービス提供に関する宣伝
- ドメイン名市場の状況:
 COM/ORG/NETは減少傾向。新TLDは増加しつつも絶対数が少ない(.INFOの登録数
 865,000(2002年6月))。ccTLDは増加傾向(ccTLD登録総数18,500,000)
- Afiliasはレジストリサービス一式をccTLDに提供することが可能
- EPPの説明

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■6.ICANN 国際化ドメイン名委員会(IDN Committee)とのセッション

●6.1 IDN Committeeからの報告(by 加藤幹之氏, チェア)

○過去数ヶ月間の委員会の取り組みについて報告
- IDN.IDN キーワード問題:
- 許容可能なコードポイント問題:現在95,000文字が存在
- 非ASCII TLDに関する予備的枠組み:想定される6つのカテゴリーについて説明

○非ASCII TLDレジストリ選出のポリシー
 *新gTLDの場合と極めて類似
- 技術的能力
- コミュニティからのサポート
- TLDサービスおよび信任に対するコミットメント
- 独立した評価パネルを持つ

○UDRP見直し
 IDNの導入に伴いサイバースクワッティングの拡大が予想されるため、UDRPの見直しを
  する必要がある

○10/24にIETF(IESG)はインターネットドラフトを承認
 (IDNA、Nameprep、Punycode)
 2,3ヶ月後にファイナルドラフトが出る見込み

○今後の検討課題
- 許容可能なコードポイント問題
  CJK(中/日/韓)問題など。混同の恐れ
- IDNAのセカンドレベルでの実装
  VeriSignとJPNICはテストベッド実施中だが、実装ペースをスローダウンする必要が
    あるか否か
- 非ASCII TLDの採用の是非/時期
  IDN実装の経験をある程度積むまで様子見をすべきか否か
- レジストリ間でSLD/IDN実装の調整が必要か否か
  ICANNはこの問題に関する権限を有していないと考える
- ユーザーインターフェースの問題
  誰でも利用可能とするかなど

○勧告
IDNの実現化を間近に控え、一般への周知と教育(アウトリーチ)が重要

●6.2 UNICODE variant問題によるIDN登録ポリシーへの影響(by Vincent WS Chen,
  TWNIC)

- 中国語漢字のマッピング表(CCMT)の紹介
  CNとTWで共同作成中。2002年末までに完成させる予定
- ケーススタディ

●6.3 IETFにおけるIDNA標準化報告(by John Klensin)

○IETFの活動状況

○リスク、諸問題など
- Character関連の問題
- IETFはポリシー問題には関与しない
- プロトコルは保護を提供することにならないので、代わりの措置が必要
- CJKストリングのためのレジストリ規制
- その他の言語・文字
  一つの言語が複数の文字種を使用しているなど

○JETのガイドラインについて
- 文字単位のベースによるマッチングルールは適用できない
- Variant(異体)
- TLDのタイプによる規制

○その他
- トランスレーションの問題
- DNSの役割
- ドメイン名管理者はインターネットコミュニティ全体およびユーザに対する責任を
 負う。混乱の危険性を最小限にとどめるための登録規制を策定・使用すべき
- 地域化の問題。地域化はICANNの関与を必要としない

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■7. アフガニスタンの通信システムについての報告
   ネットワーク環境の整備が必要。協力を要請する



#GACとの合同ミーティングでの議題について検討した後一旦閉会し、休憩後に
 closedな合同ミーティングを開催
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