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一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

ICANN通常理事会(2018年3月15日開催)決議概要

  1. 業務委託先サービスプロバイダー、Zensarとの契約の承認
  2. 移管後のEmpowered Communityにおいて議決権を有するGNSOの役割と責務を反映するための、GNSOにおける新たな議決権数 - ICANN付属定款の改定案
  3. ccNSOの2回目の評価の開始
  4. .TD(チャド共和国)のトップレベルドメインのl'Agence de Développement des Technologies de l'Information et de la Communication (ADETIC)への移転
  5. コミュニティ優先評価プロセス(CPE)の評価に関する次のステップ
  6. 湾岸アラブ諸国協力会議に関する独立審査パネルによる最終判断の更なる検討
  7. Asia Green IT Systemに関する独立審査パネルによる最終判断の検討
  8. 2018年6月30日に終了する年度についての独立の監査人の任命
  9. その他

1. 業務委託先サービスプロバイダー、Zensarとの契約の承認

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名する者に対して、 [交渉事項に該当するため非開示]を超えない金額で契約期間は24ヶ月とするZensarとの契約を締結し、 支払いを行うよう、指示しました。 金額については提案依頼に対するZensarからの現行の回答をベースにしており、 現在交渉中です。

なお、この決議のうち特定の項目についてはICANN付属定款第3条第5項2の定めに従い、 事務総長が開示を決定するまでは公開しないことが承認されました。

2. 移管後のEmpowered Communityにおいて議決権を有するGNSOの役割と責務を反映するための、GNSOにおける新たな議決権数 - ICANN付属定款の改定案

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名する者に対して、 GNSOの議決権数に関する追加の規定をICANN付属定款第11.3条i項に反映した付属定款案を、 意見募集のために少なくとも40日間公開するよう、指示しました。 最低多数決基準に関する新たな定めは、 GNSOがEmpowered Communityの議決権を有する構成員であることに伴うものであり、 各Houseにおける現在の最低多数決基準(過半数)とは異なる新たな基準を提案するものです。

3. ccNSOの2回目の評価の開始

理事会はccNSOの2回目の評価を開始し、 ICANN事務局に対して可能な限り早期に独立の評価者を確保するための提案依頼を掲載するよう、 指示しました。

理事会はccNSOに対して、 準備中や評価の間リエゾンとして機能する評価作業部隊を結成し、 また、2018年8月よりも前に自己評価を行い、 2018年8月に開始されるccNSOの2回目の独立の評価に向けた準備を行うよう、 奨励しました。

4. .TD(チャド共和国)のトップレベルドメインのl'Agence de Développement des Technologies de l'Information et de la Communication (ADETIC)への移転

ICANNとの間のIANA名前機能に関する契約に基づく責務の履行の一環として、 完全子会社(Public Technical Identifiers (PTI))は国コードトップレベルドメイン(ccTLD) .TDをl'Agence de Développement des Technologies de l'Information et de la Communication (ADETIC)に移管することを承認しました。

5. コミュニティ優先評価プロセス(CPE)の評価に関する次のステップ

理事会は、三つのCPEプロセス評価報告書の内容を認識し、 現在の新gTLDプログラムにおけるラウンドにおけるCPEプロセスの見直しや変更は必要ないとの結論となりました。

理事会は、CPEプロセスの評価は終了したことを宣言しました。

理事会は理事会説明責任メカニズム委員会に対してCPEプロセスに関係する再検討要求の残りの部分の検討を進めるよう、指示しました。 残りの部分の検討は、 理事会ガバナンス委員会から理事会説明責任メカニズム委員会に再検討要求の検討責務が移行することに従い保留となっていました。

6. 湾岸アラブ諸国協力会議に関する独立審査パネルによる最終判断の更なる検討

理事会は、パネルによる以下の判断、

  1. GCC対ICANNの独立審査パネルにおいて、GCCを勝訴当事者とする、
  2. ICANNはGCCに対して、107,924,16米ドルを、同金額がGCCによって既に支払い済みであることを確認の上、支払うこと、

との判断を受け入れることを決定しました。

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名する者に対して、 GCCに独立審査パネルに相当する費用として107,924.16米ドルを、 同金額がGCCによって既に支払い済みであることを確認の上支払うよう、指示しました。

また理事会は理事会説明責任メカニズム委員会に対して、以下のことを指示しました。

  1. 申請者ガイドブックのModule 3.1(第2段落)が規定する、.PERSIANGULFに関するGACによる総意に基づかない勧告が要請する手順に従うこと、
  2. .PERSIANGULFの件に関係する関連資料を評価、検討すること、
  3. .PERSIANGULFの申請が進められるべきか否かについて、理事会に勧告を行うこと。

7. Asia Green IT Systemに関する独立審査パネルによる最終判断の検討

理事会は、パネルによる以下の判断、

  1. Asia Green IT System Bilgisayar San. ve Tic. Ltd. Sti. 対 ICANNの独立審査パネルにおいて、AGITを勝訴当事者とする、
  2. ICANNはAGITに対して、93,918.83米ドルを支払うこと、

との判断を受け入れることを決定しました。

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名する者に対して、 独立審査パネルに相当する費用として93,918.83米ドルを支払うために必要な手続きをとるよう、 指示しました。

理事会は理事会説明責任メカニズム委員会に対して、 最終判断に照らして(申請者ガイドブックのSection 3.1の第2段落が規定する) GACによる総意に基づかない勧告を、 反対する当事者や支持する当事者からの意見もあわせて再度検討するよう指示しました。 また、 .HALALおよび.ISLAMの申請を進めるべきか否かについても勧告を作成するよう指示しました。

8. 2018年6月30日に終了する年度についての独立の監査人の任命

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名するものに対して、 2018年6月30日に終了する会計年度の監査人にBDO OOPおよびBDOの提携会計事務所を任命するために必要なすべての手段をとるよう、 指示しました。

9. その他

決議は行われませんでした。

他の決議事項を含めた詳しい内容は、以下の原文をご覧ください。
Adopted Board Resolutions | Regular Meeting of the ICANN Board

以上

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