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    /P▲               ◆ JPNIC News & Views vol.11【臨時号】2001.3.25 ◆
  _/NIC
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┃◆ 目次
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  【 1 】APNIC Open Policy Meeting報告
  【 2 】ICANNアクラ会議速報


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  ◇【 1 】APNIC Open Policy Meeting報告

   APRICOT開催期間中の3月4日から3月7日までの4日間、APNIC Open Policy
  Meetingがタイのバンコクで開催されました。開催内容は、Open NIR(National
  Internet Registry)Meeting、各種のSIG(Special Interest Group)、そして
  APNIC総会などです。

    SIGはAddress Policy、IPv6、Routingなど各分野に分かれており、公募によ
  り集まった報告・提案をもとに議論を行います。そこで、各提案に対するコン
  センサスを確認し、コンセンサスに至った事柄については今後アジア太平洋地
  域でのIPアドレスの割り振り・割り当てのポリシーやガイドラインに反映され
  ることになっています。

   今回、JPNICからは、Open NIR Meetingで、JPNIC Open Policy Meetingの紹
  介と、JPNICの新しいIPレジストリシステムの紹介を行いました。

    またAddress Policy SIGでは、IPアドレス検討委員長の前村昌紀氏より、
  CATV/xDSL用のアドレス割り当てガイドライン(案)の内容について、日本から
  の意見をCATV/xDSL practiceとして提案を行いました。これは、昨年12月の
  JPNIC Open Policy Meetingで提案され、検討を重ねてきたものです。結果と
  しては、日本からの意見は反映されず、ガイドライン(案)の内容には変更には
  至りませんでしたが、活発な議論がされました。このガイドラインは、今後
  APNICにてドキュメント化される予定です。

    前回のSIGで、JPNICから提案を行い、コンセンサスに至った、IPv6の割り振
  り・割り当てポリシーは、その後 RIPE、ARINミーティング、グローバルメー
  リングリストで検討が行われました。今回のSIGにおいて、その検討結果が提
  案され、その提案内容を含めた全体のポリシーについてコンセンサスが得られ
  ました。今後、このコンセンサスに至った内容をARIN、RIPEのミーティングに
  提案していくことになります。

   この他、JPNICに限らず、日本からの報告が多く行われており、日本の活躍
  が目立つミーティングでした。

   APNIC総会では、APNIC理事(Executive Council)の任期満了に伴う改選が行
  われました。JPNICでは、JPNICの活動についても理解が深く、現任のECメンバー
  としてAPNICの活動に貢献している、前村氏を候補者として推薦しました。投
  票の結果前村氏を含む現職3名が再選されました。

    また、次回のAPNIC Open Policy Meetingは、2002年9月3日から9月6日まで、
  北九州で開催される旨が報告されました。JPNIC会員・指定事業者をはじめと
  するより多くの皆様に、このミーティングに参加していただきたく、JPNICが
  今回誘致をして開催することにしました。

   なお、JPNICからの報告や、その他のセッションで行われたプレゼンテーショ
  ンの詳細は以下のURLから参照が可能です。

   http://www.apnic.net/meetings/


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  ◇【 2 】ICANNアクラ会議速報

   2002年3月10日から14日まで、西アフリカはガーナの首都アクラにて、ICANN
  (The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)アクラ会議が
  開催されました。今回の会議にあたっては、ガーナ入国の必須条件である黄熱
  病の予防接種を受けたり、マラリア対策のために蚊取り線香を持参したりなど、
  少々苦労を伴う参加となりました。

   第1日目、2日目に開催されたccTLDレジストリ部会では、アフリカ諸国から
  多数の参加が見られ、各国の状況報告が行われたのが印象的でした。

   以下に、最終日の理事会での主な決議内容をご報告します。
  
  ■ICANN改革について

   2002年2月24日に、ICANN事務総長によるICANN構造改革の提案レポート
  (「President's Report: ICANN - The Case for Reform」
  http://www.icann.org/general/lynn-reform-proposal-24feb02.htm)が発表さ
  れて以来、大きな波紋を呼んでいるトピックスですが、この問題については、
  理事会内の委員会において改革の枠組みとタイムテーブルが検討されることに
  なり、パブリックコメントを反映させた後、5月31日までに理事会への勧告が
  行われます。その後、6月下旬にルーマニアで開催される次回会議の場で、な
  んらかの決定がなされる模様です。

   ICANN改革に関するパブリックコメント募集については、近々ICANNより正式
  に発表される予定です。

  ■一般会員制度研究委員会(ALSC)最終報告書と一般会員制度について

   ICANN理事会は、2001年11月に開催された年次会議で、ALSCが提出した一般
  会員制度に関する最終報告書(日本語訳:
  http://www.nic.ad.jp/jp/intl/organization/icann/doc/20011105-ALSCFinal.html)
  を受領し、今回のアクラ会議の場で結論を出すとしていました。しかし、今回
  の決議では、ALSCの提案を採択するかといった具体的結論は出されず、ICANN
  改革を検討する際には、一般ユーザーの参加を可能にする仕組みや手順につい
  ての検討を含めるということが明示されるに留まりました。

  ■.infoにおける国名・地域名の扱いについて

   2001年9月のモンテビデオ会議で、「.info登録において、ISO3166-1リスト
  に記載されている国名および地域名を凍結する」という決議がなされ、329の
  国名・地域名が.infoのレジストリであるAfiliasによって予約されていました
  が、今回の決議により、329の予約語が政府に解放されることになりました。

  ■LACNICの承認について

   これまで、地域インターネット・レジストリ(RIR)としては、APNIC(アジア・
  太平洋地域)、ARIN(北米地域)、RIPE NCC(ヨーロッパ地域)の三つが存在して
  いたわけですが、今回、新たにラテンアメリカ地域のRIRとして、LACNICが正
  式に承認されました。

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