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    /P▲          ◆ JPNIC News & Views vol.66【臨時号】2003.3.3 ◆
  _/NIC
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◆ 目次
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【 1 】APNG Campの現在と未来


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【 1 】APNG Campの現在と未来
                                               第3回APNG Camp Co-chair
                                                   JPNIC ng-tfメンバー 
                                                               牧 兼充
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2003年2月20日~21日にかけて、台北にて、第3回Asia Pacific Next
Generation Camp(以下、APNG Camp)が開催されました。北京、ソウルからの
インターネット中継による参加者を含め、約70名が集い、様々な立場からイン
ターネットを巡る議論が行われました。

JPNICが活動を推進しているNext Generation Task Force(以下、ng-tf)から
は、8名がこのcampに参加しました。本号ではcamp参加者によるレポートをお
届けします。

□参考URL
  APNG Camp
  http://www.apng.org/camp/

  JPNIC ng-tf
  http://www.nic.ad.jp/ja/ng-tf/

                  ◇              ◇              ◇

去る2月20、21日の両日に、台北にて第3回APNG Campが開催されました。APNG
Campはこれからのインターネットを担う人材の発掘・育成を目的としてスター
トし、今回で3回目となります。この活動にJPNICからも積極的に参加していこ
うということで、私は第2回から参加し、今回はco-chairを務めました。

さて、過去3回のcampでどのような成果が上がったか、と問われると、正直ま
だまだこれからであるといわざるを得ません。APNG Campの目的を達成するた
めに何をするのか、という点がまだまだ定まらず、試行錯誤の段階であるから
です。インターネットコミュニティからAPNG Campを見た場合、「そろそろ
APNG Campは、インターネットコミュニティにとってどういう貢献ができるの
か目に見える形で見せてくれ」という状況だと思っています。

APNG Campの現状の課題は、参加者が二つのグループに分かれており、その間
のギャップをどう埋めるかです。つまり、各国のNICからの参加者を中心とす
る、いわゆるインターネット運用グループと、インターネットをメインのフォー
カスとしていない組織(たとえば国際異文化交流組織など)からの参加者たち
を中心とした、いわゆるインターネットエンドユーザーグループが存在してい
ます。私はこのどちらかのグループにフォーカスを絞るべきではなく、インター
ネットの発展のためには、双方のグループが共に重要であり、更にその両者の
連携が必要不可欠であると考えています。

そのような状況の中で、前回の第2回はエンドユーザー系プログラムにシフト
しており、運用系プログラムとはややかけ離れている感がありました。そこで
第3回では、もう少し運用系プログラムを増やす必要があると考えて、インター
ネットポリシーに関連するプログラムを増強するために、日本から「インター
ネットガバナンス」、「IDN(Internationalized Domain Name:国際化ドメイ
ン名)」の二つのセッションを提案しました。この二つのセッションは、運用
グループの方々には概ね好評でした。

さて、どのような形で第4回のプログラムを組むかはこれからの大きな課題で
す。日本からは柴田巧さんがco-chairとして選出され、彼を中心に進めていく
ことになります。なお、私は今回のco-chairの経験に基づいて、第4回プログ
ラムは、運用系とエンドユーザー系の二つの柱を立てて、プログラムの全セッ
ションをパラレルにして、双方を自由に行き来することができる方向性を提案
いたしました。

APNG Campは、今後のインターネット発展のための大きなポテンシャルを持っ
ています。今後のcampにおいて、運用系のプログラムを充実させていくことに
より、JPNICや日本企業にとってもこのcampに参加するメリットを明確にして
いくことが可能なはずです。技術的な背景の理解の場、インターネットに関連
するポリシーの議論の場、技術を普及させていくためのビジネス化のための議
論の場などの役割を担うことにより、その意義が明確化し、参加者の増加、ス
ポンサーシップの確立が可能となっていくかと思います。

もう一点、このAPNG Campの発展のために重要なことは、localな活動拠点を増
やしていくことです。年に2回のcampだけでは、次世代の育成の場としては不
十分です。JPNICは、Asia Pacificをリードする形で、ng-tfを組織しました。
第3回Campにおいてこの活動を紹介し、多くの方にその役割に関するご理解を
いただきました。JPNICがこの活動を先行して進め、そこから得られたフレー
ムワークや知見を各国に広げていくことが重要な活動となっていくと思います。

最後のこのAPNG Campの活動を支えて下さった多くの皆様にこの場をお借りし
て御礼申し上げます。

                  ◇              ◇              ◇

◆参加者からのコメント ※順不同

今回はAPNG Campの参加も2回目となりました。前回のcampで知り合ったメンバー
たちの他に更にたくさんの新しいメンバーが参加してきて非常に有意義な2日
間を過ごしました。第3回Campでは新たにチュートリアルを導入しました。イ
ンターネット上の最新動向をcampで紹介するという旨です。今回はインターネッ
トガバナンスとIDNという2つのチュートリアルでした。参加するメンバーから
はかなり積極的な質疑がありました。また、IDNのチュートリアルにはIETFの
IDN Chairを務めているJame Seng氏の参加がありまして、かなり盛り上がりま
した。                                                    (史 虹波)

第3回APNG Campでは、JPNIC/ng-tfのメンバーで準備をしたIDN及びインターネッ
トガバナンスの2本のチュートリアルを日本から提案し、開催いたしました。
私は、IDNチュートリアルのchairを史さんと共に務めました。今までのAPNG
Campにはない技術的な話題で、参加された方々も満足されているようでした。
私は次回のco-chairに選出されたので、今後もCampに参加されるAP地域の方々
へ、興味深いコンテンツをご用意していきたいと思います。     (柴田 巧)

APNG Campにアジア太平洋地域から若者が集まって、運用側とユーザー側の人
材が一緒になって、次世代のインターネットのあり方を考えました。ここで、
皆が立場からの認識の違いを共有し合い、クロスカルチャー的な交流ができま
した。APNG Campは、今後のアジア太平洋地域における若手の人材育成に、大
きな役割を担うに違いありません。研究者として、教育者として、今後ともこ
のcampの発展に貢献していきたいと考えています。           (Kevin PAN)

東アジア諸国の若者によるインターネットの活用例を知れたことは今後の日本
社会・国際社会におけるインターネットの可能性を考える上で大変参考になり
ました。また、インターネットは国境を無くすといわれますが、逆にローカル
な問題に沿ってインターネットを活用することの重要さも改めて感じました。
今回のcampで得た問題意識を今後のcampの発展に活かしていきたいと思います。
                                                         (佐藤 有希)

各国の同世代の人達と交流し親交を深めることができた一方で、セッションの
テーマや事前の問題意識の共有など改善できる点がいくつかあったように思い
ます。韓国で行われる第4回Campがさらに有意義なものになるよう、今後は運
営面においても積極的に関わっていきたいと思います。       (川上 洋平)

ツールとして利用する立場、基盤として設計・運用する立場などバックグラウ
ンドの多様性はあるものの、インターネットという共通のキーワードをきっか
けにアジア各国からの若者が意見を交わす有意義な場でした。今回参加させて
いただいたことにより、このような場を拡大することの有用性や可能性と同時
に、改善点のヒントも見えたような気がします。この経験を活かし、今後の貢
献に努めたいと思っております。                           (釜江 祐子)

まだまだ課題は多いものの、関係する多くの方々の努力により、APNG Camp
自身が前進していることを感じました。今回はチュートリアルのセッション
を日本からの提案で設置するなど、新しい流れを打ち出すことができました。
この流れを次回以降のAPNG Campにつなげていきたいと考えています。
                                                           (遠藤 淳)

台湾・韓国・日本を中心にして多くの若者がAPNG Campに集まり、様々な文化
や価値観に触れることができるよい体験となりました。自らの持つ問題意識を
率直に話しあうことのできる機会になったと思います。これからも国や組織の
枠組みを越えて、もっと積極的にng-tfやAPNG Campの運営にかかわっていきた
いと考えています。                                       (川端 宏生)

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