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 開催期間:2003年12月2日(火)~5日(金)   事前申込受付中 11月20日18:00迄
 開催場所:パシフィコ横浜   詳細とお申込は→ http://internetweek.jp/
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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.133【臨時号】2003.11.19 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.133 です
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10月末に開催されたICANNカルタゴ会議をもって、ICANN理事の任期を終えられ
た加藤幹之氏より、ご退任にあたってのご挨拶をいただきました。

なお、来る11月26日(水)に東京・日本教育会館にて開催される「第8回ICANN報
告会」にて、加藤氏がこれまでのICANNの活動を振り返られての講演をされま
す。直接いろいろなお話も伺える機会ですので、ご興味のある方はどうぞご参
加ください。

□第8回ICANN報告会の詳細・申込はこちら
  http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2003/20031111-01.html

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◆ 21世紀の国際組織のモデル――ICANN
                                                 前ICANN理事  加藤幹之
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2003年10月末のICANNチュニジア会議をもって、私のICANN理事の任期が満了し
ました。2000年秋に、世界最初のインターネットによる国際選挙で、圧倒的多
数でアジア太平洋地域代表の理事に選任いただいてからあっという間の3年で
した。選挙でのご支援に始まり、この3年間にご協力いただいた多くの方々に
改めてお礼を申し上げます。

私は、選挙の公約として、(1)ICANN活動の充実、(2)非英語圏の人々の参加促
進、(3)地域のICANN支持組織の確立、(4)国際化ドメイン名制度の早期確立、
(5)選挙制度の見直し、の五つを挙げました。終点の無い目標でしたが、自分
なりにボランティア精神を発揮できたのではないかと思っています。

3年間の間に、ICANNは多くの成果をあげました。.com、.net、.orgと言う三つ
のgTLDに加え、.biz、.info等、七つのgTLDが創設され、運用が始まりました。
ベリサイン社が独占していた.com、.net、.orgの内、.orgの運用を他の組織に
移転しました。ドメイン名に関する紛争処理制度であるUDRPも、運用が軌道に
乗ってきました。

1998年に誕生したばかりのICANNの組織改革も大きく進展しました。理事の国
際選挙の制度は廃止され、指名委員会が理事の選任にあたることになりました。
ccTLDの役割も拡大し、ICANNとの関係改善が進んだと思います。

アジア太平洋地域代表ということもあり、私は、国際化ドメイン名の制度の確
立に特に努力しました。理事会の中での啓蒙活動から始まった議論でしたが、
最近、何とか実用化の目処がついたことは、大変嬉しいことです。まだまだ多
くの課題は残っていますが、今後国際化ドメイン名の制度の通じて、インター
ネットがさらに世界の多くの人々に利用されることを願っています。

しかし、ICANNへの批判も多く残っています。最近では、米国主導のICANN、す
なわちインターネットを、ITU等の国際機関に委ねるべきだという意見も聞か
れます。私は、ICANNの良いところは、民間主導のフレキシブルな運営、自由
を原則とし規制は最小限とするという思想にあると思います。インターネット
の時代に最も適応した組織は、インターネットのスピードで問題に対応できる
ものです。官僚主義を廃し、利用者自らが自立的に運営できる組織が理想だと
思います。

3年前の理事選挙の時、私は、「(もし上手に育てれば)ICANNは、新しい技術
やニューエコノミーを扱う、『21世紀の国際組織のモデル』になると思う」と
述べました。3年経った今も、私はやはり同じように考えています。多くのボ
ランティアの人々が世界中にいる限り、ICANNは必ず21世紀の国際組織のモデ
ルになると確信しています。微力ではありますが、今後もインターネットの健
全な発展の為、努力を続けて行きたいと思います。

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 JPNIC News & Views vol.133 【臨時号】

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