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    /P▲          ◆ JPNIC News & Views vol.169【臨時号】2004.4.28 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.169 です
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3月のICANNローマ会議を受けて開催された「第9回ICANN報告会」のレポートを
お届けします。

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◆ 第9回ICANN報告会レポート
                                      JPNIC ドメイン名事業部  入交尚子
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2004年4月14日(水)、JPNICと(財)インターネット協会(IAjapan)の共催によ
る第9回ICANN報告会が、東京都港区赤坂のアークフォーラムにて開催されまし
た。約50名の参加があった今回の報告会では、従来のICANN会議報告および
ICANN構成組織の活動報告に加え、国連やITUで議論されているインターネット
ガバナンス問題についての報告もありました。

まずはじめに、JPNICの入交より、ICANNローマ会議(2004年3月初旬開催)の
概要報告を行いました。ローマ会議では、VeriSignの提案によるWait Listing
Service(ドメイン名の削除待ち予約サービス)が主要トピックであったため、
その解説や理事会による決議内容を中心に報告を行いました。

□詳細は下記をご参照ください
  News & Views vol.159「ICANNローマ会議速報」
  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2004/vol159.html#icann

続いて、(株)日本レジストリサービス(JPRS)の大橋由美氏より、ccTLDの動
向報告が行われました。ローマでのccTLD会合では、各ccTLDレジストリが国際
化ドメイン名(IDN)その他の事例紹介を行い、有意義な情報交換が行われた
ということです。また、ccNSO(国コードドメイン名支持組織)が2004年3月1 
日をもって成立し、ローマにて初回会合が開催されたとの報告もありました。

gTLDの動向については、JPNIC理事の丸山直昌より、現在GNSO(分野別ドメイ
ン名支持組織)が抱えている各種案件の進捗状況が報告されました。ローマ会
議でワークショップが開催された「Whoisのプライバシー問題」と「新レジス
トリサービス導入のための手続策定」、目下進行中の「スポンサー付きTLDの
募集」、そして、ポリシー策定後、実施待ちの状態である「レジストラ間のド
メイン名移転手続」や「ドメイン名の削除プロセス」などの紹介がありました。

次に、総務省の加藤博司氏よりGAC(政府諮問委員会)の活動報告が、また、
ALAC(At-Large諮問委員会)メンバーであるJPNIC副理事長の松本敏文より
At-Largeの活動報告が行われました。

加藤氏からは、GACによるgTLD/ccTLD政策への取り組み状況報告や、ローマ会
合ではGACの将来体制と運営資金の問題が主要な議題となったとの報告があり
ました。また、松本からは、世界5地域でのAt-Large組織化の進捗状況などが
報告されました。

最後に、インターネットガバナンスに関する議論の動向について、(株)アジア
ネットワーク研究所代表の会津泉氏より報告がありました。

インターネットガバナンスの問題については、2004年1月末にJPNICが開催した
「世界情報社会サミット(WSIS)におけるインターネットガバナンス問題に関
する報告会」にて、会津氏を含むWSIS関係者から議論の状況が報告されました
が、今回はその後の動向として、2004年2月末にジュネーブで開催されたITUイ
ンターネットガバナンス・ワークショップと、3月末にニューヨークで開催さ
れた国連ICT(情報通信技術)タスクフォースの会合の様子などが報告されま
した。

□WSIS報告会の詳細は下記をご参照ください
  http://www.nic.ad.jp/ja/materials/wsis/20040129/

ITUワークショップでは、ICANNを中心とした現在のガバナンスの体制を支持す
る欧米先進国からの発言が目立った一方、ITU自体からは特に意見は出ず、ITU 
の果たすべき役割についての積極的な議論はなされなかったということです。

国連ICTタスクフォースのグローバルフォーラムでも、ICANNが中心テーマとなっ
たようですが、中国など各国政府からの発言は少なく、WSISで見られたような
「政府間国際組織によるインターネットの管理」という主張は薄かったとの報
告がありました。

会津氏からは最後に、「日本でも民間主導でタスクフォースを作り、インター
ネットガバナンスについて考えていく場を設けるべき」との呼びかけがありま
した。

□第9回ICANN報告会資料
  http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20040414-ICANN/

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 JPNIC News & Views vol.169 【臨時号】 

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