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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.226【臨時号】2004.12.17 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.226 です
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2004年12月1日~5日の5日間にわたり南アフリカ共和国・ケープタウンにて開
催されたICANN会議のレポートをお届けします。


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◆ ICANNケープタウン会議報告
                                   JPNICインターネット政策部  入交尚子
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2004年12月1日から5日まで、南アフリカ共和国・ケープタウンにてICANN会議
が開催されました。日本から計20時間以上のフライトの後たどり着いたケープ
タウンは、風光明媚な港湾都市で、その中心部に位置する新設の巨大な国際コ
ンベンションセンターが今回の会場となりました。

今回の会議ではフランス語の同時通訳が導入され、アフリカ地域の参加者を中
心にフランス語によるプレゼンテーションや発言も数多くなされていたのが特
徴的でした。

以下に、今回の会議の主要トピックをいくつかご紹介します。

                  ◇              ◇              ◇

◆ICANN Strategic Planに関する議論

ICANN Strategic Planとは、毎年のICANN予算作成の前提となる3年間の戦略計
画であり、2004-05年度ICANN予算(2004年7月~2005年6月)の編成作業に先立ち
ICANN事務局によって作成されたものです。

2004-05年度ICANN予算は、2004年5月にICANN事務局から予算案が発表され、
ICANNコミュニティにおいて検討がなされた後、同年7月に承認されたのですが、
このStrategic Planについては、2004年11月になって初めて「ドラフト:バー
ジョン6」という形で公開され、今回のケープタウン会議でICANN事務総長の
Paul Twomey氏から内容が紹介されました。

Twomey氏によると、このStrategic Planは、ICANNの機能である「ポリシー策
定」と「技術面の運用管理」のうち、後者の運用管理機能における戦略的優先
事項を特定することにのみ焦点を置いており、ポリシー策定に関する今後の方
向性を規定するようなものではないとしています。

具体的には、使途を「インターネットのセキュリティの維持向上」および「発
展途上国のインターネットコミュニティのICANNプロセス参加促進」に限定し
た各基金の設立や、ICANNへの参加を呼びかけるアウトリーチ活動の促進など
が新規目標として掲げられ、それに伴いICANN予算の順次拡大が計画されてい
ます。

今回の会議では、このStrategic Plan作成の際にICANNコミュニティにおける
協議が十分になされなかったことへの批判の声も聞かれ、ICANN側からは、こ
れから広く関係者と協議の場を設けていくとの姿勢が示されました。最終日の
理事会では、「Strategic Planドラフト:バージョン6」へのコメント募集期
間を当初の期日から延長し、2005年2月28日までとすることが決議されました。

 □ICANN Strategic Plan(Ver.6.0)
 http://www.icann.org/strategic-plan/strategic-plan-16nov04.pdf

 □JPNIC:ICANNトピックス(2004年11月19日)
 http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2004/20041119-02.html


◆WSISワークショップとIDNワークショップの開催

前回2004年7月のクアラルンプール会議同様、今回も世界情報社会サミット
(World Summit on the Information Society:WSIS)(*1)に関するワークショッ
プと、国際化ドメイン名(IDN)に関するワークショップが開催されました。

WSISワークショップでは、「インターネットガバナンスに関するワーキンググ
ループ」(UN Working Group on Internet Governance:WGIG)(*2)チェアの
Nitin Desai氏と事務局長のMarcus Kummer氏が、WGIGの紹介や活動報告を行い
ました。WGIGは2004年11月中旬にメンバーが決定し、同月末にジュネーブで第
一回会合を開催しています。WGIGでは目下、2005年11月のチュニス・サミット
に向けて提出することになっているレポートのアウトライン策定や、イシュー
ペーパーの作成に取り組んでいるということです。

同ワークショップではその他、アフリカ地域におけるインターネットガバナン
スに関するパネルディスカッションなども行われました。

IDNワークショップでは、まずアフリカ地域におけるIDNの発展に関する各種プ
レゼンテーションが行われ、続いてのセッションでは、チュートリアルを中心
とした前回のワークショップから内容を進展させ、IDNアプリケーションの発
展状況に関するパネルディスカッションが行われました。このセッションでは
株式会社日本レジストリサービスの堀田博文氏がパネリストとして参加し、日
本語JPドメイン名を活用した各種事例を紹介しました。

その後、「IDNのポリシー問題とプロセス」と題するパネルディスカッション
があり、午後一杯かけて行われたワークショップが終了しました。


◆オンブズマンの紹介

会議3日目のパブリックフォーラムで、新たにICANNのオンブズマンに採用され
たFrank Fowlie氏(カナダ)が紹介されました。オンブズマンは、ICANN改革後
の新体制において、ICANNの説明責任および透明性確保の取り組みの一つとし
て設置されることになっていたものですが、これがようやく実現されることに
なりました。Fowlie氏は、オンブズマンとして独自の事務所を持ち、ICANNに
関して寄せられる苦情を評価検討の上、適切に処理する役割を担うことになり
ます。


◆伊藤穰一氏のICANN理事就任

今回のケープタウン会議終了時に理事会メンバーの一部交代があり、2004年度
指名委員会によって選出された株式会社ネオテニー代表取締役社長の伊藤穰一
氏が新たにICANN理事に就任しました。(その他、ブラジルのVanda Scartezini 
氏と再選された米国のVinton Cerf氏(現ICANN理事長)も同時に就任)

(*1) WSIS :http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-kz.html#03-wsis
            http://www.itu.int/wsis/
(*2) WGIG :http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-kz.html#03-WGIG
            http://www.wgig.org/


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.226 【臨時号】 

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