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    /P▲          ◆ JPNIC News & Views vol.346【臨時号】2006.4.11 ◆
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◆ News & Views vol.346 です
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本号では、昨日のvol.345に引き続き、第65回IETFのレポート[第2弾]として、
DNS関連WGの動向についてお届けします。


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◆ 第65回IETF報告 [第2弾]  DNS関連WG報告
                             JPNIC DNS運用健全化タスクフォースメンバー
                                             東京大学 情報基盤センター
                                                              関谷勇司
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◆dnsop WG (Domain Name System Operations WG) 

IETF65では、2時間のWGミーティングが開催されました。まず始めに行われた
議論は、WGチャーターの更新でした。議論の結果、dnsop WGの新しい活動内容
として、以下の6つが提案されました。

1) DNS zoneのSOAレコードやTTL、グルーレコードを含め、DNSの動作に影響を
   与える設定に関するガイドラインを作成もしくはレビューする
2) DNSSECの運用に関するガイドラインを作成もしくはレビューする
3) IPv4/IPv6混在環境における運用のガイドラインを作成もしくはレビュー
   する
4) DNSを利用した他のプロトコルに関してレビューする
5) リゾルバとサーバの性能評価
6) DNSに関する用語の定義

今までのWGの活動から大きく変化するわけではなく、DNSSEC運用やIPv6/IPv4
混在環境におけるDNSの運用に議論の重点がおかれる点は変更ありません。

次に、draft-andrews-full-service-resolversに関する議論が行われました。
このドラフトは、リゾルバサーバとして機能するDNSサーバが持つべきzoneに
ついて提案したものです。RFC1918のアドレススペースやローカルアドレスと
して利用されているアドレススペースに関して、逆引のauthoritative zoneを
持つべきと提案がなされました。

最後に、Open Resolverについての注意の喚起が行われました。アクセス制限
をかけていないリゾルバサーバがDoS攻撃に利用される事象が発生しているの
で、WGとしてガイドラインが必要ではないか、と提案がありました。

□dnsop WG
  http://www.ietf.org/html.charters/dnsop-charter.html

□第64回IETF dnsop WGミーティングのアジェンダ
  http://www3.ietf.org/proceedings/06mar/agenda/dnsop.txt


◆dnsext WG (DNS Extensions WG)

ドキュメントの進展確認では、LLMNR (Linklocal Multicast Name
Resolution)の仕様を定めたドラフトが、Informational RFCとなることが確認
されました。

DNSSECに関する議論では、前回に引き続きNSEC3に関する報告が行われ、解決
された7つの問題と、まだ残る6つの問題について述べられました。残っている
課題の中には、NSEC3に特有の問題ではないものも含まれています。しかし、
仕様として固まるには、もう少し時間がかかりそうです。詳しくは
http://www.nsec3.org/ に明記されています。さらに、DNSSEC認証の起点とな
る、Trust Anchorの自動更新に関する議論が行われました。まだ議論の段階で
あり、手法の詳細は決定していない段階です。要求事項の洗い出しが行われま
した。

また、TAHI ProjectによるDNSテストイベントの結果が報告されました。DNS実
装の仕様をテストするためのツールも公開されました。詳しくは
http://www.tahi.org/dns/ に述べられています。

最後に、RFC4035をさらに更新することも議論され、NSEC3を盛りこみ、
wildcardの扱いに関して追記すべきことが議論されました。

□dnsext WG
  http://www.ietf.org/html.charters/dnsext-charter.html

□第65回IETF dnsext WGミーティングのアジェンダ
  http://www3.ietf.org/proceedings/06mar/agenda/dnsext.html

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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.346 【臨時号】

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