メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索
===================================
    __
    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.452【臨時号】2007.5.18 ◆
  _/NIC
===================================
-------- PR ----------------------------------------------------------
◆JPRSが「Interop Tokyo 2007」(2007.6.11~15開催)に出展!!
 JPRSブースで、日本語JPドメイン名はじめ最新のドメイン名・DNS関連情報
 をゲット!!<http://www.interop.jp>

                               株式会社日本レジストリサービス(JPRS) ◆
----------------------------------------------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ News & Views vol.452 です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2007年3月末にポルトガルのリスボンで開催されたICANN会議を受けて、恒例と
なりました「第18回ICANN報告会」が開催されました。本号では、そのレポー
トをお届けします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 第18回ICANN報告会レポート
                                JPNIC インターネット推進部  高山由香利
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2007年4月25日(火)、全国町村会館(東京都千代田区)にて、JPNICと財団法人イ
ンターネット協会の共催で第18回ICANN報告会を開催しました。以下に、報告
会の内容をご紹介します。


◆ICANNリスボン会議概要報告

まずは、JPNICの高山より、ICANNリスボン会議(2007年3月24日~30日)の概要
報告を行いました。本会合での主なトピック(ICM Registry社による.xxx
(sTLD)の申請却下、RAA(*1)レビューに関する議論、WHOISに関するPDP(*2)の
進捗、新gTLD導入に関するPDPの進捗)や新たに三つのRALO(*3)が形成されたこ
とについてお伝えしました。

主なトピックの内容は、vol.445で報告したため割愛します。

  JPNIC News & Views vol.445 [特集]ICANNリスボン会議報告
  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2007/vol445.html

(*1) Registrar Accreditation Agreement:レジストラ認定契約

(*2) Policy Development Process:ポリシー策定プロセス

(*3) Regional At-Large Organisation:地域別At-Large組織


◆IDN TLDに関する検討状況

過去2回の会合に引き続き、リスボン会合でも多くの場でIDN(*4)についての議
論がありました。IDN TLDに関する検討状況について、株式会社日本レジスト
リサービス(JPRS)の堀田博文氏よりご報告いただきました。

IDN TLD導入が持つ意味合いは、gTLD関係者とccTLD関係者とで異なり、gTLD関
連の議論では、ドメイン名が増えることでビジネスチャンスも増えるという視
点に立つ傾向があるのに対し、ccTLDの議論では、IDN TLDの導入が使い手に
とって有益なものとなるかどうかという視点で考えられている、ということが
紹介されました。またそれ故に、導入に向けたモチベーションも異なるため、
まずはIDN TLDに対する思いのギャップを埋めることが必要とのことです。

しかしながら、ほぼ全てのICANN関連組織が、コミュニティからのIDN TLD導入
の要求があることは認識しており、それぞれに課題の抽出と解決に向けた方策
の検討を行っているとのことです。2007年後半以降には、ICANN全体として
IDN TLD導入の進め方などを議論していけるのではないか、との見通しが伝え
られました。

(*4) Internationalized Domain Name:国際化ドメイン名


◆.xxxの否決について

リスボン会合で注目を集めたトピックの一つであった.xxxの否決について、
JPNICの丸山直昌より報告しました。

新sTLD(*5)導入の一環として申請されていた.xxxの契約案に関しては、プロセ
スを尊重する意味で承認すべきといった賛成意見もあれば、公共政策的な見地
から否認すべきとの見解もあり、理事会においても最後まで賛否両論が存在す
る状況でした。最終的に.xxxに関する契約案および申請を却下すべきとの判断
に至ったのは、ウェリントン会議でGACより提出された公式声明で.xxx導入に
対する懸念が伝えられたことが大きく影響しているのではないか、との考察が
示されました。また、過去にも2回契約案が審議されており、その際には申請
者であるICM Registry社に対して公共政策上の課題への対応を促しておきなが
ら、ICANNが担う役割を超えるためにICANNとして関与できないという結論で今
回却下しているのは「いわば騙し討ちとも言えるのではないか」との見解も伝
えられました。

本件の審議では、sTLDという概念の限界を露呈したと考えられるものの、新
gTLD導入に関するPDPを真剣に議論するきっかけとなった側面もあるように感
じているとのことです。

(*5) sponsored Top-Level Domain:スポンサー付きトップレベルドメイン


◆伊藤ICANN理事からの報告

株式会社ネオテニーの伊藤穰一氏よりご報告いただいた理事会決議(*6)のう
ち、下記2点についてお伝えします。

- .xxxの否決について

  伊藤氏は.xxx導入に賛成票を投じた一人であり、その理由が紹介されまし
  た。過去に審議した契約案とは内容面で大きな差がないにも関わらず、今回
  の契約案を却下するということは、GACの公式声明やパブリックコメントと
  いった周囲のプレッシャーに屈したと理解されかねず、それは好ましくない
  と感じたことが理由の一つとしてあるとのこと。また、ICANNが提出したRFP
  (*7)に沿った申請であるかどうかは理事会が判断すべきものであり、それに
  適っているのであれば承認すべきであったと考えたことも賛成の理由として
  挙げられるとのことです。

- RAAレビューに関する議論

  オペレーション上の問題を抱える認定レジストラに対しては、認定者である
  ICANNが然るべき措置を取るべきとの議論があった中で、米国RegisterFly社
  とのRAAを解約したことは、場合によってはICANNが実力行使も辞さないとい
  うことを示す機会となったと考えられる、との見解が示されました。

  しかしながら、RAAのレビューに関する議論がPDPを開始するといった話に展
  開すると、正常なオペレーションを行うレジストラに負荷として影響が及ぶ
  ことも考え得るため、それは好ましくないといった批判もあったとのことで
  す。

(*6) http://www.icann.org/minutes/resolutions-30mar07.htm

(*7) Request for Proposal:提案要求


◆ICANN政府諮問委員会(GAC)報告

総務省の辰川晶子氏より、政府諮問委員会(GAC)に関する報告がありました。
ご報告いただいた内容のうち、次の3点をお伝えします。

WHOISに関する議論では、GACの見解がまとめられGAC原則として採択されたこ
と、また「WHOISデータの正確性確保」と「gTLDの登録やWHOISの利用に関する
情報収集」が提言され、WHOISサービスの適切な在り方を総意に基づく提案と
してまとめるよう、GNSOに要請したことが伝えられました。

また、新gTLDの導入・委任・運用に関するGAC原則も採択され、公共政策的側
面への取り組みについて、GNSOと対話を促進していく意向にあることが表明さ
れたとのことです。

IDNに関しては、IDN ccTLDで使用する言語や文字について、社会政治的・文化
的観点から評価・検討を行うことを確認し、ccNSO・GNSOとともにIDNの世界展
開に向けて取り組むことも確認されたとのことです。


◆ICANN At-Large諮問委員会(ALAC)報告

財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の会津泉氏より、At-Large諮問委員
会(ALAC)の活動報告がありました。

前回のサンパウロ会合で、ラテンアメリカおよびカリブ海地域にRALOの第1号
であるLAC-RALOが設立されたことにより、RALO設立に拍車がかかり、本会合で
はアジア太平洋地域、アフリカ地域、ヨーロッパ地域のRALOが設立されまし
た。

ICANNはマルチステークホルダーの参画を求めており、個人ユーザーが参画す
るための枠組みが暫定委員会のままでは好ましくないという考えもあるよう
で、RALO設立に対して力を入れてきているとのことです。ICANNスタッフの助
力を必要とするALACとしても、活動を行いやすくなってきたようです。

設立が進むRALOですが、実体ある組織となり得るかといった懸念も残ってお
り、今後の課題の一つとして検討されるとのことです。


◆アドレス支持組織(ASO)報告 ~IPv4アドレス枯渇に関する議論

IPアドレス関連のポリシーは主にRIRの会議で議論されるため、ICANNの場でIP
アドレス関連の話題が議論されることは少ないのですが、IPv4アドレスの枯渇
については喫緊の問題とも言えるため、広報の場としてASOのワークショップ
が開催されました。同ワークショップの模様について、JPNICの穂坂俊之より
報告を行いました。

APNICのGeoff Huston氏の予測(*8)によれば、IANAにおけるIPv4アドレスの在
庫は2011年6月に、各RIRの在庫は2012年6月に尽きるとのことで、IPv4アドレ
ス枯渇に対応するポリシーの提案がAPNIC/ARINへ提出され(*9)議論されている
ことが伝えられました。

IPv4アドレス枯渇に対応するポリシーを検討すべき時が来た、と認識されるよ
うにはなったものの、世界規模での議論は始まったばかりとのことです。

(*8) IPv4 Address Report
     http://www.potaroo.net/tools/ipv4/

(*9) IPv4 countdown policy proposal
     http://www.apnic.net/docs/policy/proposals/prop-046-v001.html


           ◇                     ◇                     ◇

ICANN報告会の資料と動画は、JPNICウェブサイトにて公開しています。

http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/index.html

第18回の内容についても近日公開予定ですので、ご期待ください。


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
___________________________________
■■■■■  JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています  ■■■■■
  :::::  会員リスト  :::::  http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/
  :::: 会員専用サイト ::::  http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有)
□┓ ━━━  N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□
┗┛          お問い合わせは  jpnic-news@nic.ad.jp  まで          ┗┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
===================================
 JPNIC News & Views vol.452 【臨時号】

 @ 発行         社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
                 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F
 @ 問い合わせ先   jpnic-news@nic.ad.jp
===================================
登録・削除・変更   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/


■■◆                          @ Japan Network Information Center
■■◆                                     @  http://www.nic.ad.jp/
■■

Copyright(C), 2007 Japan Network Information Center

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2019 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.