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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です
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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.870【臨時号】2011.8.2 ◆
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◆ News & Views vol.870 です
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本号では、2011年7月6日(火)に開催された、第20回JPNICオープンポリシー
ミーティング(JPOPM)のレポートをお届けします。

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◆ 第20回JPNICオープンポリシーミーティング報告 
          ポリシーワーキンググループ/NTT情報流通プラットフォーム研究所
                                                              藤崎智宏
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2011年7月6日(火)に、第20回オープンポリシーミーティング(JPOPM)をエッサ
ム神田ホールにて開催いたしました。

JPOPMは、日本においてIPアドレス、AS番号等インターネット資源の管理ポリ
シーを検討・調整し、コミュニティにおけるコンセンサスを形成するための
議論の場です。年2回の開催で、JPNICとは独立した組織であるポリシーワー
キンググループ(ポリシーWG)が主催しています。ミーティングのプログラム
は、ご応募いただいたポリシー提案や情報提供プレゼンテーションから構成
しています。今回は、IPv4アドレスポリシー関連の提案を2件、情報提供プレ
ゼンテーションの応募を数件いただき、議論を実施しました。

ミーティングにはオンサイトで29名(関係者を含まず)の皆様にご参加いただ
きました。また、今回も、JPNICの協力により、映像ストリーミング、Jabber
チャット、Twitterによるリモート参加環境を構築し、30名弱の方にリモート
からご参加いただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうござい
ました。

以下に、いくつかのトピックスについて紹介します。


■JPNICにおけるポリシー施行ステータス

JPOPMに提案され、合意が得られた案件については、JPNICに実装を勧告する
ことになります。今回、JPOPM17の結果として実装を勧告した「JPNICにおけ
るIPv4アドレス移転」について、実装の報告がありました。これにより、
2011年8月1日より、JPNIC配下のIPアドレスの移転が可能になります。ただ
し、当初は国内の組織間での移転に閉じる形にはなります。参加者より、移
転サイズやアドレス種別による差異や、移転対象を国内に閉じることに関し
て、APNICのポリシーに違反しないのかなどの質問が出されました。


■Inter RIR移転ポリシーについて

地域インターネットレジストリ(RIR)間のIPv4アドレス移転提案と移転の要件
について、議論を実施しました。こちらは、APNIC31にて筆者が行った、

 1. RIR間でIPv4アドレスを移転すること
 2. 移転の際に、アドレス移転を受ける側が、必要性を証明すること

の二つの提案に関するものです。APNIC31では、1.は合意が得られましたが、
2.は継続議論となっています。ARINにて検討中のRIR間移転ポリシーでは、移
転の際にアドレスの必要性の証明が必須となる方向で議論が進んでいること
から、2.は、RIR間での移転の実現を目的として提案しています。議論とし
て、実際に問題が発生してから対処すればよい、といった意見や、「必要性
の証明」に関して、特に、移転したアドレスを使用する期間については、従
来と同じ1年では問題がある、といった意見が出されました。


■「PIアドレスを非広告アドレスとしてJP共有アドレスに移転できるルール
  の策定」および、「JP共有アドレスの一部をIPv6移行用アドレスとして利
  用する提案」

今回、IPv4アドレスの利用について、相互に関連した2件の提案が実施されま
した。一つは、組織が保有しており、外部に広告をする予定のないPI(プロバ
イダ非依存)アドレスを、JPNIC会員が共用して利用できるアドレスブロック
として、JPNICに対して移転可能にしようという提案です。もう一つは、
JPNICに移転されたアドレスブロックについて、ISPレベルでNATを導入する際
に必要となるアドレスブロックとしての利用等IPv6移行に利用できるように
しようというものです。二つ目の提案は一つ目の提案の成立を前提としてい
ました。会場からは、このような利用方法については、国際的な合意を得る
必要があるのではないかという意見や、JPNICに移転されるであろうアドレス
の量や、移転によって発生する費用の扱い等が論点になりました。本提案は
合意には到りませんでした。
 

その他、ICANNで議論になっていたgTLDの開放や、ISOCの活動紹介といったプ
レゼンテーション、および、年初に金沢にて実施したJPOPMショーケース4で
の経路制御とアドレス管理セッションのフォローアップとして、「アドレス
レジストリとインターネット経路制御 ~レジストリとルーティング屋の深イ
イ関係をつくるためには?~」といったセッションを開催しました。以下の
URLより、当日の発表資料がご確認いただけますので、ご参照ください。今
後、議事録も掲載予定です。


□第20回 JPNICオープンポリシーミーティングプログラム
  http://venus.gr.jp/opf-jp/opm20/opm20-program.html


                  ◇              ◇              ◇


◆ ミーティングを振り返って

前回に引き続き、今回のミーティングでも、事前アンケートから、初めて、
および2~3回目の参加、という方が約4割となっておりました。最近、ミー
ティング参加者が減少していることもあり、これらの皆様にもアドレスポリ
シー分野に興味を持って、継続的にJPOPMにご参加いただけるように、プログ
ラム構成等を考えていきたいと思います。インターネット資源管理は日本と
しても重要な分野であり、いろいろな機会で興味を持っていただける方を増
やすような広報をしていく予定です。
 
次のAPNICミーティング改め、APNICカンファレンスは2011年8月に、韓国の釜
山で開催されます。リモート参加環境も非常に充実していますので、ぜひと
もご参加いただければと存じます。ミーティングの詳細については、下記の
URLでご覧になれます。
 
□APNIC 32 Conference, Busan, South Korea 28 August - 1 September
  http://meetings.apnic.net/32/
 

最後になりますが、オンサイト、リモートともに議論にご参加いただいた皆
様、ご発表いただいた皆様、ありがとうございました。
 
次回のJPOPMは、2011年11月に、Internet Weekと併設して開催予定です。ア
ドレスポリシーに関してご意見をお持ちの方のご応募をお待ちしています。
今回ご参加いただけなかった方も、ぜひご参加ください。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
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 JPNIC News & Views vol.870 【臨時号】

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