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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.914【定期号】2011.12.15 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.914 です
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JPNICの主催で、プレイベントも含め2011年11月28日から12月2日の5日間にわ
たり、毎年この時期の恒例となっているInternet Weekを、富士ソフト アキ
バプラザにて開催いたしました。

今年は初の試みとして、3日間のInternet Weekに加え2日間のPre Internet 
Weekを開催し、両イベントとも多くのみなさまにご参加いただき、好評のう
ちに全日程を終了することができました。

本号では、Pre Internet Weekも含めて、Internet Week 2011開催についてご
報告します。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「Internet Week 2011「とびらの向こうに」開催レポート」
【 2 】News & Views Column
       「World IPv6 Day $NEXTと日本人」
        ソフトバンクBB株式会社  山西正人氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「IPv6におけるデフォルトアドレス選択とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー


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【 1 】特集 「Internet Week 2011「とびらの向こうに」開催レポート」
                                   JPNIC インターネット推進部 根津智子
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◆"とびらを開く一助となるイベントに" ~Internet Week2011に込めた願い~

2011年11月28日(月)~12月2日(金)の5日間、昨年同様、富士ソフトアキバプ
ラザにて、Internet Week 2011を開催しました。今年はまさに「Week」の名
にふさわしく、四つの併催イベントもあわせ、ウイークデー5日間の開催、延
べ2,700名もの方にご来場いただきました。これは、前年比140%の方にご来
場いただいた計算となります。

今年のテーマは、「とびらの向こうに」。このテーマは、
   - 我々の前には開いているトビラも閉じているトビラもある
   - 開いているトビラを前にしては、それをくぐり、一歩一歩進んでいこう
   - 閉じているトビラを前にしては、それを開く勇気を持とう
と、プログラム委員会で考えたものです。これのコンセプトの基、20名のプ
ログラム委員に11名のJPNIC職員を加えた総勢31名が、このInternet Weekの
準備を進めてきました。特にIPv4アドレスの在庫枯渇に向けたIPv6ディプロ
イメントの問題は、よく"鶏と卵"に例えられることがありますが、そうした
課題にも、「我々が様子見モードではいけない、とびらは開いていくものだ」
という意識がありました。

特にこれを体現したプログラムの一つに「ここまで来ている IPv6インター
ネット!」があります。このプログラムは、サービスやプロダクトなどでIPv6
対応を進めている事業者やベンダー22社に勢ぞろいいただき、各社が導入状
況を語ることで、文字通り、インターネットにおけるIPv6対応の最新動向を
総覧し、今後の展望を議論するというものです。この企画については、プロ
グラム委員会でも実現可能性を案じた議論もありましたが、担当プログラム
委員の尽力により、今年のInternet Weekの目玉とも呼ぶべきプログラムとな
りました。

その他、今年もインターネットのインフラに関わる話題をベースに、バラエ
ティ豊かなプログラムを提供しました。2011年は、震災という未曾有の体験
から、ディザスタリカバリやインターネットのBCPの話や、またスマートフォ
ンを意識したWebの見せ方やセキュリティ、HTML5、仮想化技術などにも話は
及びました。なお今年は、「チュートリアル」「最新動向セッション」と、
セッションの性格を整理し、プログラムのわかりやすさにつなげました。開
催実績としては、有料セッション22、ランチセミナー2、BoF 6、その他無料
セッション7、懇親会で、昨年よりも10セッション多い、計38セッションとな
りました。プログラム一覧については、この原稿の末尾をご覧ください。


◆今年の新規取り組み

また、今年新規に取り組んだことには、主に以下三つがあげられます。

(1)Pre Internet Weekを設け、ドメイン名、IPアドレス、DNSなどのインター
   ネット資源管理の基礎について学ぶ時間を設け、それにより、Internet
   Week本体への導入とした

(2)四つの併設イベント「第21回JPNIC Open Policy Meeting」「第32回ICANN
   報告会」「Global IP Business Exchange 2011 Autumn」「OpenID Summit 
   Tokyo」を同時に開催した

(3)最終日にプレナリ的に開催される「IP Meeting 2011」において、今年の
   Internet Weekのプログラム中における13の「最新動向セッション」のサ
   マリーを、各担当プログラム委員に5分のライトニングトークとして発表
   してもらった

今回のInternet Weekの一つの大きな試みに、最初の2日間、IPアドレスやド
メイン名、DNSを無料で解説するセッションを設け、そのあとにアドレスポリ
シーを議論する「JPNIC Open Policy Meeting」や、「ICANN報告会」を開催
する仕立てを導入したことがあります。インターネット資源管理自体は、地
味なものでありますが、知っておいてもらうことで、インターネットの運用
が円滑に進むため、導入の解説を行った後に、実際のポリシー議論を行うこ
とで、今後につながる情報提供ができたのではないかと感じています。

また、「IP Meeting 2011」でのライトニングトーク集「どーんといきま
しょ!IW2011総括!!」は、前日に関係者で話し合い、急遽ストリーミングで
提供しました。これを見ることで、今年のインターネットやInternet Weekを
クイックにつかむことに役立ててもらえるのではと考えたからです。当日、
120くらいの視聴があったと聞いています。なお、ストリーミングではお届け
できませんでしたが、ライトニングトーク終了後に、「今年一番とびらを開
けたと思うセッションは何か?」の投票を実施しました。投票結果では、「押
さえておきたいインターネット法 2011」が1位となりました。


◆会場などの雰囲気

昨年から、講演資料についてはWebサイトからダウンロードしてもらう方法に
変えています。今年は、その方式に対する認知が進んだこともあるからか、
会場内におけるPC、iPad等の端末利用率が全体的に高かったように見えまし
た。ネットワークチームの報告によると、11月30日のネットワーク利用率は
かなり高く、8割くらいの人がPCを持ち込んでいたのではないか、との推測が
成り立つとのことです。

また、プログラム実施中につぶやき(Twitter)を、サイドのサブスクリーンに
投影して共有する光景も昨年から始まったもので、今年は見慣れた感があり
ましたが、それを導入していないプログラムでも、水面下ではTwitterや
Facebookなどがよく使われていたようです。実は、Internet Week事務局で
も、開催の間際にFacebookページを立ち上げましたが、設置時期が遅かった
こともあり、今回のイベントの魅力を十分に伝えられないかったのではと反
省しています。イベントはオンサイトならではの魅力が多いものですが、オ
ンサイトを楽しむためにも、SNS等を利用したオンラインでの情報共有も欠か
せないのだな、と感じました。

他に目立った光景としては、お昼休みを利用した協賛企業によるランチセミ
ナーや、夕方のBoFについても、例年にも増して、盛り上がっていたように見
えました。運営側の不手際とも言えるのですが、ランチセミナーの入場には
100メートル近く並んでいただいたり、BoFも全体的に参加人数が多く、終了
時間後も議論が尽きない様子が見て取れました。

また、皆様お気づきになったでしょうか?今回、ネットワークのサポートカ
ウンターには、とてもフレッシュな2人が座っていたことに。この2人は、
Internet Weekのネットワークチームとして、事前のネットワーク敷設から当
日のサポート、後片付けまで幅広くお手伝いいただいた学生ボランティアの、
服部和大さんと金井貴浩さんでした。2人がいるだけで、たまにピリピリした
空気が走る現場も和み、テクニカルにだけでなく助けられたことを、ここに
記しておきます。


◆2012年に向けて

日程および場所ともに確定していませんが、2012年のInternet Weekも11月4
週目(11/19~22)もしくは11月5週目(11/26~30)に秋葉原で開催したいと考え
ています。

今回のInternet Weekの構成や内容が良かったかどうかは、参加者の皆様のア
ンケート結果を待ち、結果を真摯に判断したいと思いますが、何人かの方か
らはすでに「今年のInternet Weekは良かった」という声をいただいていま
す。運営サイドの一人として、このイベントに関わった誰一人がかけても、
今回のInternet Weekは成立せず、そういう意味で、本当に皆様によって作り
上げられているイベントだ、そう感じています。お運びいただいた皆様をは
じめとして、講演者の皆様、協賛企業の皆様、プログラム委員の皆様、関係
者の皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。

「不易と流行」ではありませんが、プログラムの内容や提供形態そのものは、
時流を捉え、フレキシブルに形を変えながらも、しかし、皆様に支えられ、
共に作り上げていくInternet Weekであるという点は、ずっと変わらない部分
として継続してきました。これからもそれを守っていきたいと考えています。

Internet Week 2011の講演資料、参加者アンケートの結果、BoF開催報告、写
真につきましては、2012年3月頃に以下のURLにて公開予定ですので、よろし
ければご覧ください。

http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/

┌──────────────────────────────────┐
│   【2011年11月28日(月)のプログラム】                               │
│                                                                    │
│インターネット資源管理の基礎知識(ドメイン名/DNS/IPアドレス)         │
|                              https://internetweek.jp/program/p1-1/ │
│IPアドレス最新動向(初心者向け)https://internetweek.jp/program/p1-2/ │
│                                                                    │
│[併設イベント]第21回 JPNIC オープンポリシーミーティング             │
│                                 http://venus.gr.jp/opf-jp/opm21/   │
└──────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│   【2011年11月29日(火)のプログラム】                               │
│                                                                    │
│インターネット資源管理の基礎知識(ドメイン名/DNS/IPアドレス)         │
|                              https://internetweek.jp/program/p2-1/ │
│ドメイン名最新動向(初心者向け)https://internetweek.jp/program/p2-2/ │
│                                                                    │
│[併設イベント]第32回ICANN報告会                                     │
│                              https://internetweek.jp/program/p2-3/ │
│                                                                    │
│[併設イベント]Global IP Business Exchange 2011 Autumn               │
│                              http://ip-bizex.e-side.co.jp/         │
└──────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│   【2011年11月30日(水)のプログラム】  △→チュートリアル           │
│                                       ○→最新動向                 │
│                                       ◎→最新動向/ディスカッション│
│                                       ◇→ランチ ☆→BoF           │
│                                                                    │
│△各種移行技術によるIPv6導入 ~あなたのネットワークを IPv6対応に~  │
|                               https://internetweek.jp/program/t1/  │
│△事例から学ぶ IPv6トラブルシューティング                           │
│                               https://internetweek.jp/program/t2/  │
│△運用ドキュメント2011                                              │
│    ~手軽にスピーディに継続的に 保守するためのツール入門~         │
│                               https://internetweek.jp/program/t3/  │
│○HTTP Meeting ~スマートフォン時代の Web技術~                     │
│                               https://internetweek.jp/program/s01/ │
│○3.11から考える ディザスタリカバリ                                 │
│                               https://internetweek.jp/program/s02/ │
│○送信ドメイン認証運用実践     https://internetweek.jp/program/s03/ │
│○ひろがるインターネット                                            │
│    ~Machine to Machine/Internet of Thingsの動向~                 │
│                               https://internetweek.jp/program/s04/ │
│○インターネットとID連携                                            │
│    ~OpenIDとアイデンティティ・フレームワークの標準化~            │
│                               https://internetweek.jp/program/s05/ │
│◎DNS DAY                      https://internetweek.jp/program/d1/  │
│◎ここまで来ている IPv6インターネット !                             │
│                               https://internetweek.jp/program/d2/  │
│                                                                    │
│◇DNS浸透の都市伝説を斬る ~ランチのおともにDNS~                   │
│                                   /株式会社日本レジストリサービス  │
│                               https://internetweek.jp/program/l1/  │
│                                                                    │
│☆グリーンICTの実践: IEEE1888の開発と運用                           │
|                               https://internetweek.jp/program/b1/  │
│☆ISOC-JP BoF                  https://internetweek.jp/program/b2/  │
│☆日本DNSオペレーターズグループBoF                                  │
│                               https://internetweek.jp/program/b3/  │
└──────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│   【2011年12月1日(木)のプログラム】   △→チュートリアル           │
│                                       ○→最新動向                 │
│                                       ◎→最新動向/ディスカッション│
│                                       ☆→BoF                      │
│                                                                    │
│△IPv6セキュリティの勘どころ   https://internetweek.jp/program/t4/  │
│△IPv4アドレス枯渇時代の アプリケーション開発                       │
│                               https://internetweek.jp/program/t5/  │
│○押さえておきたい インターネット法2011                             │
│                               https://internetweek.jp/program/s06/ │
│○ルーティング関連セッション (I)                                    │
│    ~備える!インターネット ルーティングセキュリティ~             │
│                               https://internetweek.jp/program/s07/ │
│○ルーティング関連セッション(II) ~ 経路爆発を考える ~            │
|                               https://internetweek.jp/program/s08/ │
│○仮想化時代のパケットフォワーディング                              │
│                               https://internetweek.jp/program/s09/ │
│○スマートフォンセキュリティ   https://internetweek.jp/program/s10/ │
│◎仮想化DAY                                                         │
|    ~組み合わせで作るクラウドシステム~                            │
|                               https://internetweek.jp/program/d3/  │
│                                                                    │
│☆IPv6 only access network     https://internetweek.jp/program/b4/  │
│☆地方在住エンジニアを盛り上げましょう!BoF                         │
│                               https://internetweek.jp/program/b5/  │
│☆Deep Hadoop Night ~誰がHadoopを殺したか?~                      │
│                               https://internetweek.jp/program/b6/  │
└──────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│   【2011年12月2日(金)のプログラム】   △→チュートリアル           │
│                                       ◎→最新動向/ディスカッション│
│                                       ◇→ランチ                   │
│                                                                    │
│△始めようCSIRT ~事例から学ぶインシデント・レスポンス~            │
│                               https://internetweek.jp/program/t6/  │
│△ロケットスタート!IPv6       https://internetweek.jp/program/t7/  │
│◎IP Meeting 2011 ~とびらの向こうに~                              │
│                               https://internetweek.jp/program/d4/  │
│                                                                    │
│◇NTTコミュニケーションズのスマートフォン戦略について               │
│                                  /NTTコミュニケーションズ株式会社  │
│                               https://internetweek.jp/program/l3/  │
└──────────────────────────────────┘

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ Internet Week 2011 概要
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  【会期】 2011年11月30日(水)~12月2日(金) 3日間

           ※2011年11月28日(月)~29日(火)はプレイベント:
             Pre Interenet Week 2011 を開催

  【会場】 富士ソフト アキバプラザ
           東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
           http://www.fsi.co.jp/akibaplaza/cont/info/access.html

  【URL 】 https://internetweek.jp/

  【主催】 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)

  【企画】 Internet Week 2011プログラム委員会

  【協賛】 NTTコミュニケーションズ株式会社
           株式会社日本レジストリサービス
           エクイニクス・ジャパン株式会社
           株式会社SRA
           さくらインターネット株式会社
           日本インターネットエクスチェンジ株式会社
           グーグル株式会社

  【ネットワークスポンサー】
           シスコシステムズ合同会社
           富士ソフト株式会社

  【後援】 総務省
           文部科学省
           経済産業省
           ICT教育推進協議会(ICTEPC)
           IPv6普及・高度化推進協議会(v6pc)
           財団法人インターネット協会(IAjapan)
           一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン(OIDF-J)
           仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ(VIOPS)
           クライメート・セイバーズ コンピューティング・イニシアチブ(CSCI)
           一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
           社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
           一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)
           社団法人情報サービス産業協会(JISA)
           独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
           DNSSECジャパン(DNSSEC.jp)
           一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
           社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
           日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)
           財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan)
           一般社団法人日本電子認証協議会(JCAF)
           日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)
           特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
           日本UNIXユーザ会(jus)
           WIDEプロジェクト(WIDE)

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【 2 】News & Views Column
       「World IPv6 Day $NEXTと日本人」
                                       ソフトバンクBB株式会社 山西正人
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いきなり私事で恐縮ですが、2010年4月にロサンゼルス駐在としてアメリカに
赴任して約1年半が経ちました。弊社の場合、社内は日本人が大半ですが、一
歩社外に出ると当然ながら相手はアメリカ人です。また私が参加している
APNIC会合でも、多種多様な国籍の方を相手に議論をしていく必要がありま
す。そのような中で仕事をしていると、日本人の特性(長所&短所含めて)、
各国の方々の特性というものをどうしても意識する必要があります。

JPNIC News & Views vol.23のコラムにて荒野高志さんも書かれていますが、
欧米人は議論や舞台裏も含めた交渉が得意なのに対し、日本人は論点絞り込
み、最終案作成に長けています。また最近、進出著しい中国勢は、問題発見
や解決方法立案には長けていますが、周囲の巻き込み力には欠けます。これ
らの特性は、一朝一夕で変わるものではありませんし、むしろ尊重すべきも
のですので、その特性を意識しながら分担を決めたりコミュニケーションを
とったりすることが重要になります。先ほど書いたように日本人は論点絞り
込みや最終案作成が得意です。ただし良い結果を残すためには、各ステーク
ホルダーから十分に情報収集する必要があります。

さて前置きが長くなってしまいましたが、World IPv6 Dayに対して我々は上
記のような日本人の特性を生かした関わり方ができているでしょうか?最近
でこそ、IPv6閉域網とIPv4インターネット両方に接続したホストからインター
ネット上のIPv4、IPv6デュアルスタックサイトにアクセスした場合に大きな
遅延が発生すること、またその対策として各ISPレベルでのDNS AAAAフィル
ターの実装が必要であることが国内でも周知されてきましたが、これらの問
題および対策は国外では2010年6月頃から議論が始まっていました(JPNIC
News & Views vol.758参照)。日本はそれに乗り遅れてしまっただけではな
く、TCPリセッターのような日本独自の解決方法を実装してしまったことによ
り、さらに問題を大きくしてしまったと言わざるを得ません。

また「なぜGoogle社、Yahoo!社、Facebook社は、IPv6 Native対応を急いでい
るのか?」という点に関しても、あまり日本では理解されていないようです。
JPNICが所属しているAPNIC地域では、すでにIPv4アドレスの在庫は枯渇して
いますが、各国のISPレベルではうまくやりくりされているようで、大規模な
キャリアグレードNAT(CGN)の実装と、それに伴う問題はまだ報告されていま
せん。それに対して、RIPE NCC地域のIPv4アドレス在庫枯渇は2012年の第1四
半期と予測されており、またARIN地域では枯渇は2014年と予測されています
が(*1)、3ヶ月分の需要予測をベースにした割り振りポリシーが実装済みで、
大規模なアドレス割り当てを受けることは既に困難な状況です。これらの状
況を元に、Google 社、Yahoo!社やFacebook社などのコンテンツプロバイダー
は、2012年中に北米やEU地域で開始されるであろう大規模なCGNの実装と、そ
れに伴う彼らのサービスの大幅な品質低下が起きることを懸念しています。
これが彼らがIPv6 Native対応を急ぐ理由です。

(*1) http://meetings.apnic.net/__data/assets/pdf_file/0019/38134/2011-08-30-exhaustion.pdf


その観点から見ると、日本が独自の実装を続けた場合、「日本では大規模な
CGN実装は直近では起きない⇒IPv4上でサービスを続けてもサービス品質は低
下しない⇒さらに日本のIPv6は世界標準と違う⇒日本からのIPv6アクセスを
遮断しても特に問題はない」、という結論が出てくる可能性すらあります。
そのような日本のインターネットの発展に重大な影響を及ぼす可能性をもた
らす事態を避けるためにも、独自の実装に拘泥せず、国際的に受け入れられ
る実装の普及を切に願っています。


■著者略歴

山西 正人(やまにし まさと)

独立系インターネットデータセンターの立ち上げに参画後、2003年ソフトバ
ンクBB株式会社に入社。バックボーン設計、IPTVサービス、P2Pマルチキャス
ト配信サービス、動画配信サービスなどのサービス設計、標準化活動に従事。
2010年4月よりJapan Telecom Americaに出向中。また2011年8月よりAPNIC
Policy SIG Co-Chairを務める。


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【 3 】インターネット用語1分解説
         「IPv6におけるデフォルトアドレス選択とは」
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IPv6(*1)におけるデフォルトアドレス選択とは、IPv6環境において、使用す
るアドレスを状況に応じて自動的に決定することを言います。IPv6環境では、
一つのノードが複数のIPv6アドレスを持つ機会が多くなります。そのため、
通信を行う際に複数の送信元アドレス、送信先アドレスが存在する場合があ
ります。そのような状態を、「マルチプリフィクス(*2)」と呼びます。

また、IPv6アドレスには、同一リンク内でのみ有効なリンクローカルアドレ
スや、インターネット上で通信を行うためのグローバルユニキャストアドレ
スといった複数の種類があり、送信元アドレスと送信先アドレスの組み合わ
せが適切でないと、通信を行うことができません。

- まず、各インタフェースには必ず一つのリンクローカルユニキャストアド
  レスが付きます
- アドレス自動設定を有効にしている場合は、RA(Router Advertisement)や
  DHCPv6により、グローバルユニキャストアドレスが設定されます
- その他に、手動でグローバルユニキャストアドレスを設定できます

さらに、IPv6/IPv4デュアルスタック環境下では、どちらのプロトコルを利用
して通信するかという問題もあります。

そこで、使用するアドレスを状況に応じて自動的に決定する仕組みが必要に
なります。この規則を定めたのがRFC3484(*3)で、送信元アドレス、送信先ア
ドレスごとに、使用するアドレスを選択するアルゴリズムが定義されており、
すべてのIPv6ノードが実装するべきとされています(ただし、RFC3484で選択
されるデフォルトアドレスではうまく通信が行えない場合があり、そのよう
なケースがRFC5220(*4)および5221(*5)で例示されています)。

RFC3484には、このアルゴリズムの動作を変更するためのポリシーテーブルの
設定についても規定されています。これにより、特定の送信先に対して指定
した送信元アドレスを使用する、IPv4での通信を優先する、といったことが
可能になります。

(*1) http://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No32/090.html

(*2) http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/multiprefix.html

(*3) RFC3484 "Default Address Selection for Internet Protocol version
     6 (IPv6)"
     http://www.ietf.org/rfc/rfc3484.txt

(*4) RFC5220 "Problem Statement for Default Address Selection in 
     Multi-Prefix Environments: Operational Issues of RFC 3484 Default
     Rules"
     http://www.ietf.org/rfc/rfc5220.txt

(*5) "Requirements for Address Selection Mechanisms"
     http://www.ietf.org/rfc/rfc5221.txt


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【 4 】統計資料
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1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2011年7月~2011年12月)
--------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ    TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------
 7/1| 275 3520 345263 751 27383 16511 7520 4655 1843 2614 691512 118350 1220197
 8/1| 275 3525 345639 751 27443 16498 7504 4653 1843 2606 694320 117971 1223028
 9/1| 273 3528 346095 751 27543 16456 7489 4659 1843 2607 698457 117940 1227641
10/1| 272 3523 346481 746 27633 16423 7473 4673 1842 2602 706004 117965 1235637
11/1| 273 3523 347022 745 27719 16398 7455 4684 1841 2602 712182 118497 1242941
12/1| 272 3524 347450 738 27791 16364 7440 4691 1842 2598 718969 119074 1250753
--------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2011年6月~2011年11月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   6 |     6144 |        0 |   92986302
   7 |     2048 |        0 |   92988350
   8 |     2048 |        0 |   92990398
   9 |    11264 |    16384 |   92985278
  10 |     1024 |        0 |   92986302
  11 |     3072 |        0 |   92989374
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2011年11月25日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      1 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      4 |
  D会員     |    115 |
  非営利会員|     10 |
  個人推薦  |     33 |
  賛助会員  |     39 |
 ---------------------
  合計      |    207 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2011年12月13日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           409


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2011.12.16(金)               第45回臨時総会
                               (東京、東京ステーションコンファレンス)
                               第87回臨時理事会
 --------------------------------------------------------------------
  2012.1.17(火)                IPv6ハンズオンセミナー IPv6ネットワーク
                               基礎編
                               (大阪、NTTスマートコネクト株式会社)
  2012.1.18(水)                IPv6ハンズオンセミナー IPv6サーバ基礎編
                               (大阪、NTTスマートコネクト株式会社)
                               JPNICオープンポリシーミーティングショー
                               ケース5
                               (和歌山、和歌山市民会館 小ホール)
  2012.1.19(木)~20(金)        JANOG29 
                               (和歌山、和歌山市民会館 小ホール)
  2012.1.25(水)                IPv6ハンズオンセミナー IPv6ネットワーク
                               基礎編(東京、JPNIC会議室)
  2012. 1.26(木)               IPv6ハンズオンセミナー IPv6サーバ基礎編
                               (東京、JPNIC会議室)
  2012. 1.27(金)               IPアドレス管理指定事業者定例説明会 
                               (東京、JPNIC会議室)
 --------------------------------------------------------------------
  2012.2.2(木)~3(金)          47th CENTR General Assembly 
                               (Salzburg, Austria)
  2012.2.5(日)~8(水)          NANOG 54 (San Diego, U.S.A.)
  2012.2.13(月)~17(金)        33rd APAN (Chiang-Mai, Thailand)
  2012.2.16(木)~17(金)        IPv4アドレス在庫枯渇とIPv6への対応セミ
                               ナー(岩手、岩手大学)
                               情報セキュリティシンポジウム道後201
                               2[後援] (愛媛、松山市立子規記念博物館)
  2012.2.21(火)~3.2(金)       APRICOT 2012 (New Delhi, India)
  2012.2.23(木)~24(金)        APTLD Members' Meeting 
                               (New Delhi, India)
  2012.2.22(水)                IPv6ハンズオンセミナー IPv6ネットワーク
                               基礎編(東京、JPNIC会議室)
  2012.2.23(木)                IPv6ハンズオンセミナー IPv6サーバ基礎編
                               (東京、JPNIC会議室)
  2012.2.27(月)~3.2(金)       APNIC 33 (New Delhi, India)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.914 【定期号】

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