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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1449【定期号】2016.11.15 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1449 です
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「見抜く力を!」をテーマに、今月末の2016年11月29日(火)から開催される
「Internet Week 2016」ですが、いよいよ2週間後と迫ってきました。会場も
恒例の秋葉原から浅草橋へと変更され、より大きな会場で多くのプログラム
を用意できるようになりました。

               Internet Week 2016 「見抜く力を!」
                   https://internetweek.jp/

プログラムの企画にあたっては、担当のプログラム委員が関係者とさまざま
な観点から内容を考え、よりよいものとなるように工夫を凝らしています。

本稿では、プログラムの概要を見ているだけでは伝えきれない、そのプログ
ラムが持つ魅力を、各プログラム委員の方々からの視点でご紹介します。


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◆ 目次
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【 1 】特集
       「Internet Week 2016 「見抜く力を!」 開催直前のご案内」
【 2 】News & Views Column
       「インターネットにおけるコミュニティ文化の大切さと、活動から
         感じること」
         さくらインターネット株式会社  山口勝司氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「DNSリフレクション攻撃/DNS増幅攻撃/DNS水責め攻撃とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】特集 「Internet Week 2016 「見抜く力を!」 開催直前のご案内」
                                   JPNIC インターネット推進部 根津智子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Internet Week 2016の開催までいよいよあと2週間、そして事前登録の締切ま
ではあと3日!!と迫ってまいりました。皆さま、Internet WeekのWebサイトは
ご覧いただけましたでしょうか?そして事前の登録はお済みでしょうか?

きっとどこかで、今年のIWの案内を目にしていただいているのではと推測し
ますが、運営側の観点で、あらためて開催前のご案内をさせてください。


■事前登録終了まであと3日! 注目プログラムのご紹介

各プログラムの詳細は、各プログラムページをご覧いただくとわかりますが、
しかし「なぜこのプログラムを今年取り入れたのか?」「なぜ今回このプロ
グラムを聴いてもらいたいのか?」までは伝わっていないかもしれません。

そのあたりを、ScanNetSecurity誌に今年も取材していただきましたので、ぜ
ひ、ご興味のあるキーワードの記事をご覧になり、プログラムを選ぶ参考に
なさってください。

なお、プログラムに★CPE★とついているセッションは、(ISC)2が認定する情
報セキュリティの国際資格であるCISSPホルダーが、その資格を維持するため
の「CPEクレジット」をためる対象の講座ですので、この講座を受けるとクレ
ジットがたまります。

[Internet Week 2016] 厳選セキュリティセッション

 ・第1回「失敗から学ぶ、SOC/CSIRTのあり方」
         ISOG-J 阿部 慎司 氏  ★CPE★
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/10/20/39069.html

 ・第2回「プロが厳選!低予算でもできる 効果あるセキュリティ施策」
         NRIセキュア 中島 智広 氏  ★CPE★
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/10/25/39088.html

 ・第3回「実践インシデント対応 ~事故から学ぶ~ 」
         日本シーサート協議会 庄司 朋隆 氏  ★CPE★
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/10/27/39100.html

 ・第4回「サイバー攻撃2016 ~正しく見抜いて対策へ~」
         中津留 勇 氏と品川 亮太郎 氏  ★CPE★
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/10/31/39113.html

 ・第5回「ネットワーク機器の本当のスペックを見抜く」
         茨城IX設置委員会 松本 智 氏
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/11/04/39130.html

 ・第6回「ファイルの受け渡し方法を考える ~暗号化ZIPは何のため?」
         JPNIC 木村 泰司氏  ★CPE★
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/11/08/39138.html

 ・第7回「Wi-Fi"再"入門 見えない電波を知識で見抜く~社会的課題も交え
         て~」
         ブロードバンドタワー 大本 貴氏
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/11/10/39151.html

 ・第8回「知って納得!企業のDDoS対処戦略~基礎から実践まで~」
         ICT-ISAC 齋藤 和典氏、NRIセキュア 中島 智広氏 ★CPE★
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/11/14/39166_3.html

 ・第9回「シン・インフラ監視戦略~品質低下を見逃すな」
         wakamonog 吉浜 丈広 氏
         http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2016/11/15/39171.html

また、IWで実行委員をしている法林浩之さんが、実際に委員会の前後にプロ
グラム委員にインタビューをして、「JPNICブログ」でもまとめています。

 ・法林浩之×藤崎智宏:IoTをIPv6で!
   https://blog.nic.ad.jp/blog/iw2016-t08/

 ・法林浩之×手島聖太:IW最終日はIP Meetingへ!
   https://blog.nic.ad.jp/blog/iw2016-d4/

 ・法林浩之×山口勝司×松本智:BGP Communityを使って想いを伝える
   https://blog.nic.ad.jp/blog/iw2016-t06/

 ・法林浩之×細木正司:DevOpsで高品質・高効率な開発を!
   https://blog.nic.ad.jp/blog/iw2016-d2-2/

 ・法林浩之×中川あきら:急ピッチで進むIPv6対応に必要な知識をお届け
   https://blog.nic.ad.jp/blog/iw2016-t02-t04/

 ・法林浩之×吉野純平:ユーザーランドでパケット処理をプログラミング
   https://blog.nic.ad.jp/blog/iw2016-t16/


■プログラム委員会の紹介

上記の記事紹介でお名前が出ている方もいますが、なかなかプログラム委員
全員を紹介する機会もないので、お名前だけですが紹介します。「今年も、
IWで実践的なプログラムを届けたい!」とボランティアでがんばってくれて
いるメンバーです。

なお、ここしばらくはJPNICのメンバーがプログラム委員長を務めていました
が、今年は若手の中津留勇さん、中島智広さんが委員長、副委員長として、
皆を引っ張っていってくれています。

メンバーの想いが、皆さまに届くといいなと思います。

 ・委員長   中津留勇(SecureWorks Japan 株式会社)
 ・副委員長 中島智広(日本DNSオペレーターズグループ/
                     NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)
 ・委員     秋山卓司(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会/
                     クロストラスト株式会社)
            浅間正和(越後ネットワーク・オペレーターズ・グループ)
            阿部慎司(日本セキュリティオペレーション事業者協議会/
                     NTTコムセキュリティ株式会社)
            鵜沢裕一(日本シーサート協議会)
            大本貴(COnference Network BUilders)
            神谷尚秀(日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ)
            木村孝(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
            久保正樹(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)
            齋藤和典(一般社団法人ICT-ISAC)
            佐藤功陛(デロイト トーマツ リスクサービス株式会社)
            佐藤友治(インターネットセキュリティ専門家)
            品川亮太郎(日本セキュリティオペレーション事業者協議会/
                       株式会社ラック)
            庄司朋隆(日本シーサート協議会)
            其田学(日本DNSオペレーターズグループ/
                   株式会社インターネットイニシアティブ)
            武智洋(日本セキュリティオペレーション事業者協議会/
                   日本電気株式会社)
            中川あきら(IPv6普及・高度化推進協議会/ポリシーワーキング
                       グループ/日本ネットワークイネイブラー株式会社)
            西野究(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)
            波田野裕一(日本UNIXユーザ会(jus)/運用設計ラボ合同会社)
            藤原和典(株式会社日本レジストリサービス(JPRS))
            細木正司(仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ)
            正木健介(日本シーサート協議会/
                     NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)
            松本智(茨城IX設置委員会)
            山口勝司(wakamonog/さくらインターネット株式会社)
            吉野純平(日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ)
            吉浜丈広(wakamonog)

 ・実行委員・プログラム委員一覧:
   https://internetweek.jp/program/committee.html


■今年は、ホワイエに協賛社の展示ブースを用意しています!

会場が浅草橋に変わったことで、今年は協賛社の展示をするスペースがホー
ル前のホワイエにあります。ぜひお時間をつくっていただき、ブースにお立
ち寄りください。

 <Internet Week 2016協賛社一覧>

 ・株式会社日本レジストリサービス https://jprs.co.jp/
 ・Nominum, inc. http://www.nominum.com/
 ・NTTコミュニケーションズ株式会社(OCN) http://www.ocn.ne.jp/business/
 ・APNIC http://www.apnic.net/
 ・株式会社SRA http://www.sra.co.jp/
 ・株式会社DMM.comラボ http://labo.dmm.com/
 ・日本インターネットエクスチェンジ株式会社 http://www.jpix.ad.jp/
 ・コネクションテクノロジー システムズ株式会社
   http://www.ctsystem.com/jp/
 ・Internet Society https://www.internetsociety.org/
 ・HUAWEI https://www.huawei.com/jp/


■BoFのご案内

BoF(ボフ)とは、Birds of a Featherの略で、一つのテーマについて興味を
持った人たちが気軽に集まって議論するプログラムです。夜の開催で、参加
費や事前登録は特に不要で参加が可能です。当日会場まで直接お越しくださ
い。こういう議論が、これからのインターネットの潤滑油になればと思いま
す。

今年は、11月30日(水)、12月1日(木)の2日間に四つのBoFが行われます。

 ・2016年11月30日(水)19:00~20:30

   ・ソフトウエアルータ・スイッチBoF
     主催:ソフトウエアルータ・スイッチ勉強会
     内容:ソフトウェアスイッチ/ルータの開発者から技術トレンドについ
           て共有してもらい、 BoF参加者とともに今後のソフトウェアス
           イッチ/ルータの方向性について議論します。
     URL:https://internetweek.jp/program/b2/

   ・Peering BoF 2016
     主催:Peering in Japan
     内容:Interconnection関係者(Peering、バックボーン回線、海底ケー
           ブル、IX、国際線、相互接続DC)で集まって、 Peeringについて
           語り合う会です。
     URL:https://internetweek.jp/program/b3/

 ・2016年12月1日(木) 19:00~20:30

   ・日本DNSオペレーターズグループ BoF
     主催:日本DNSオペレーターズグループ
     内容:DNSオペレーターが日ごろ困っていることや運用ノウハウの共有
           などについて議論を行える場として開催します。
     URL:https://internetweek.jp/program/b4/

   ・ISOC-JP BoF
     主催:ISOC日本支部
     内容:ISOCやISOC日本支部が行っている活動について紹介することを通
           じて日本国内において、オープンでイノベイティブなインター
           ネットの維持発展に興味を持ち、協力してくれる仲間を増やすこ
           とを目標とします。
     URL:https://internetweek.jp/program/b5/


■参加者の皆さまへ

今年Internet Weekは、少しでも多くの方にご参加いただきたいと、

  - 会場の変更(秋葉原→浅草橋)
  - 1日券の導入、4日通し券の導入
  - 展示スペースの導入

など、細かい変更を加えています。プログラムも技術的なものばかりでなく、
社会的な内容も押さえ、今年知っておきたいことを集めました。

プログラムは、https://internetweek.jp/program/ で全体をご覧いただけま
す。また、参加登録は、https://internetweek.jp/apply/ のページで行えま
す。

今回のテーマは「見抜く力を!」。IWに来れば見抜く力を養えるということ
ではなく、業界や垣根を越えて、共に切磋琢磨して、見抜く力を養っていき
たいという想いからこのテーマが設定されました。

今年も多くの方にお目にかかれることを楽しみにしております。


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
 ┃  http://feedback.nic.ad.jp/1449/8fb84be84fa08ede0be2119b8a1d5cc0 ┃
 ┃                                                                  ┃
 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃  http://feedback.nic.ad.jp/1449/c505838feb9eb58fca4ba3991b7ed261 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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【 2 】News & Views Column
       「インターネットにおけるコミュニティ文化の大切さと、活動から
         感じること」
                                 さくらインターネット株式会社 山口勝司
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

中学生の頃にダイヤルアップでインターネットを利用しはじめてから、15年
が過ぎようとしています。インターネットは、当時想像もしなかった勢いで
我々の生活やビジネスに浸透し、あらゆるものにとって無くてはならないイ
ンフラとなりました。

その一方で、高品質と安定性が求められるようになり、企業においてはもち
ろんのこと、学校などでも、その根幹をなすルーティング技術に自由に触れ
て学び、インターネットを作る機会は大きく減ってきています。そのような
状況を反映してか、10代~20代前半位の若者の興味のある分野もインターネッ
トを作り運用することから、アプリケーション開発など比較的上位のレイヤー
が中心となりつつあるように感じます。

「ゼロから自由に作って壊して学べるインターネットが欲しい」という思い
より、JPNICからグローバルASとIPアドレスを取得し、インターネットフル
ルートを持ち、実験的なネットワークサービスを開発・運用するコミュニティ
である自宅NOCオペレーターズグループを立ち上げました。

メンバーの自宅に拠点を作り、トンネル経由でバックボーンを構築し、ネッ
トワークサービスを提供しています。当然ながら高価な機材や回線を買うお
金はありませんので、中古機器やオープンソースソフトウェアを利用し、ト
ンネリングにより各拠点を繋いでいます。トラフィックの流れるネットワー
クでルーティング技術を学び、新しい技術にも積極的にチャレンジすると共
に、他のASやコミュニティと交流したりしながらインターネット作りを楽し
めるコミュニティを目指しています。

20代前半を中心とするグループにフルルート環境を提供したり、学生向けの
技術コンテストである「ICTトラブルシューティングコンテスト」に2回連続
でトランジットを提供したりと、新たなコミュニティとの繋がりができ、イ
ンターネットを作り運用することに興味を持つ若手が出てきています。

インターネットには、「自律・分散・協調」的な考え方を根幹として、それ
に関わる者が集まり、コミュニティを作り、議論し課題への対応を決めてい
くという「コミュニティ文化」があります。

コミュニティに参加しその中で何らかの成果を出していくことは、決して簡
単なことではないと思います。コミュニティに参加することそのものの意義
や、成果について会社の理解を得るのが難しいという声もしばしば聞かれま
す。しかし、コミュニティ活動で得られる情報や経験や刺激、人との繋がり
や仲間は、他では得られない価値のあるものだと思います。

私は今後も人との繋がりを大切にコミュニティに参加し、「コミュニティ文
化」を守り、インターネットの発展に微力ながら貢献していこうと思います
し、若手の方にもコミュニティに参加することの価値や、ネットワークサー
ビスを作る楽しさを伝えていきたいと思っています。

さて、冬の足音が近づき、今年もInternet Weekの季節がやってまいりまし
た。

Internet Weekは、インターネットの運用や研究に関わる人が、議論や交流を
深める場として1990年代にはじまった「IP Meeting」がそもそもの母体です。
Internet Weekは他の技術セミナーなどと異なり、インターネットのコミュニ
ティ文化が色濃く、現場の最前線にいる方のお話が直接聞ける数少ない場で
す。

私は、2015年よりWakamonogという若手ネットワークエンジニアのコミュニ
ティの立場で、Internet Weekのプログラム委員としてプログラム作りに参加
させていただいています。プログラム委員は分野ごとのチームに分かれ、7月
頃より半年近くを掛けて、プログラム委員同士はもちろんのこと、発表者の
方とも何度も議論を重ねてプログラムを作り上げます。

今年のテーマは「見抜く力を!」です。課題や技術の本質を捉え、新たな課題
に対してどのように判断し解決すれば良いかの手助けとなりたいという思い
があります。

担当するチームのプログラムでは、昨年までの流れを少し変えて、「戦略と
戦術」をキーワードに個別の戦術を組み合わせて、全体的な戦略を組み上げ、
課題の本質に迫れるような内容を考えています。「想いが伝わるBGP運用~経
路制御とルーティングセキュリティ最前線~」では、昔からある技術である
BGP Communityについてあらためて整理し、新たな視点を加え、より良いトラ
フィックエンジニアリングを目指せるプログラムを作っています。

Internet Week2016でみなさまにお会いできますこと、新たな人と人との繋が
りが生まれることを楽しみにしております。

■筆者略歴

山口 勝司(やまぐち かつし)

1986年生まれ。2009年に専門学校卒業後、システムインテグレーターでのプ
リセールスや、ISPでの専用線サービスの運用などを経験。自宅NOCオペレー
ターズグループ(Home NOC Operator's Group)を主宰。2016年よりさくらイン
ターネット株式会社でバックボーンネットワークの設計構築運用を担当。
InternetWeek 2016プログラム委員。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「DNSリフレクション攻撃/DNS増幅攻撃/DNS水責め攻撃とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

DNSリフレクション攻撃(DNS reflection attack)とは、攻撃対象者をサービ
ス不能にするDoS (Denial of Service)(*1)攻撃手法のうち、その名の通りDNS
を用いて行われるものです。

攻撃者は、DNSへの問い合わせメッセージ中にある送信元IPアドレスを、本来
の送信元ではなく攻撃対象ホストのIPアドレスに偽装し、踏み台となる(攻撃
対象とは異なる)DNSサーバに問い合わせを送ります。受け取った踏み台サー
バは、回答先として攻撃者ではなく、DNSメッセージ中のIPアドレス、つまり
攻撃対象のホストに対して回答を送信します。こうすることで、攻撃者は自
分のホストからではなく、踏み台を経由して攻撃対象にDNSメッセージを送る
ことができます。この一連の動作を、DNSリフレクション攻撃と呼びます。ま
た、この動作を利用し、多数の踏み台を用意してDNSメッセージを送ること
で、攻撃対象のホストやネットワークに大きな負荷をかけることができます。

さらに、DNSではプロトコルの性質上、メッセージのサイズは問い合わせより
も回答の方が大きくなりやすいため、攻撃者の利用できる帯域よりも大量の
トラフィックを、攻撃対象に対し容易に集中させることができます。この攻
撃はDNSリフレクション攻撃の一種ですが、DNS増幅攻撃(DNS amplification 
attack)とも呼ばれています。

DNSリフレクション攻撃の他にも、DNSにランダムなサブドメインを含む問い
合わせを行い、帯域をあまり消費せずに攻撃対象の権威サーバに負荷をかけ
る、Water Torture(水責め)(*2)と呼ばれる攻撃も近年観測されています。

DNSリフレクション攻撃の軽減策としては、BCP 38(*3)のようなIPアドレスの
偽装をしにくくする手段を各ISPが採用する、また、オープンリゾルバ(*4)の
ような踏み台になりやすいDNSサーバを減らすといった方法がありますが、確
実とは言えないのが現状です。

(*1) インターネット用語1分解説「DDoSとは」
     https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/ddos.html

(*2) Water Torture: A Slow Drip DNS DDoS Attack
     https://blog.secure64.com/?p=377

(*3) BCP 38 - Network Ingress Filtering: Defeating Denial of Service 
     Attacks which employ IP Source Address Spoofing
     https://tools.ietf.org/html/bcp38

(*4) オープンリゾルバ(Open Resolver)に対する注意喚起
     https://www.nic.ad.jp/ja/dns/openresolver/


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2016年6月~2016年11月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
 6/1|259  3565 384480 585 33101 14087 6504 5050 1875 2342 852026 112474  8757 2583 1427688
 7/1|258  3563 385609 585 33233 14029 6503 5066 1875 2337 854742 112475  8751 2743 1431769
 8/1|259  3569 386343 584 33327 14004 6487 5075 1875 2331 857469 112382  8804 2735 1435244
 9/1|259  3569 387171 584 33413 13978 6474 5079 1875 2327 860433 112404  8853 2588 1439007
 10/1|260 3566 388263 589 33546 13931 6455 5087 1876 2322 863174 114137  9007 2601 1444814
 11/1|260 3569 389234 589 33661 13876 6430 5106 1878 2320 865390 114203  9024 2617 1448157
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2016年5月~2016年10月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   5 |     1024 |        0 |   93078472
   6 |     5120 |        0 |   93083592
   7 |     2048 |        0 |   93085640
   8 |    13568 |    11520 |   93087688
   9 |     2048 |        0 |   93089736
   10|        0 |        0 |   93089736
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2016年11月14日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      1 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      2 |
  D会員     |     96 |
  非営利会員|     10 |
  個人推薦  |     33 |
  賛助会員  |     39 |
 ---------------------
  合計      |    186 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2016年11月15日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           415


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2016.11.13(日)~18(金)       IETF 97 (Seoul, South Korea)
  2016.11.25(金)~30(水)       AFRINIC-25 
                               (Flic en Flac, Republic of Mauritius)
  2016.11.29(火)~12.2(金)     Internet Week 2016 (東京、ヒューリック
                               ホール&ヒューリックカンファレンス)
                 11.29(火)     第14回日本インターネットガバナンス会議
                               (IGCJ)会合
                 11.30(水)     第31回JPNICオープンポリシーミーティン
                               グ
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  2016.12.6(火)~9(金)         IGF 2016 (Guadalajara, Mexico)
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  2017.1.18(水)~20(金)        JANOG39 (石川、金沢市文化ホール)
  2017.1.29(日)~2.3(金)       APAN 43 (New Delhi, India) 


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
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 JPNIC News & Views vol.1449 【定期号】

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