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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1665【臨時号】2019.03.06 ◆
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◆ News & Views vol.1665 です
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2018年10月下旬にバルセロナで開催された第63回ICANN会議を受けて、2018
年12月6日に第53回ICANN報告会を開催いたしました。本号では、この報告会
のレポートをお届けします。

今回もEUの一般データ保護規則(GDPR)に関する議論が多く、影響の大きさが
うかがい知れます。また、ICANN理事の顔ぶれも改選を経て大きく変わった
ことや、次期新gTLDのポリシー策定が2020年第3四半期の終了をめざして作
業中という報告が行われました。

なお、本報告会の資料および動画をJPNIC Webで公開しておりますので、こ
ちらも併せてご参照ください。

  第53回ICANN報告会
  https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20181206-ICANN/

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◆第53回ICANN報告会レポート
                                 JPNIC インターネット推進部 藏増明日香
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2018年12月6日(木)に東京・神田のJPNIC会議室にて、通算で53回目となる
ICANN (The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)報告
会をJPNIC主催で開催しました。これは、2018年10月20日(土)から25日(木)
までの4日間にわたり、スペインのバルセロナにおいて開催された第63回
ICANN会議の内容に加え、その前後のICANN関連動向も含めご報告するもので
した。


■プログラム

今回のICANN報告会のプログラムは、次の通りでした(話者敬称略)。

1. ICANNバルセロナ会議概要報告
   ICANNジャパン・リエゾン 大橋 由美

2. 国コードドメイン名支持組織(ccNSO)関連報告
   株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 高松 百合

3. ICANN政府諮問委員会(GAC)報告
   総務省 総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課 内藤 めい

4. ICANN理事からの報告
   JPNIC 前村 昌紀

5. ISP部会アウトリーチイベント報告
   一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会 立石 聡明

6. レジストリ・レジストラ関連状況報告
   株式会社インターリンク ジェイコブ ウィリアムズ

7. 次期新gTLD募集手続きポリシー策定プロセス検討作業部会報告
   GMOブライツコンサルティング株式会社 マイケル・フレミング

8. ICANN WHOIS暫定ポリシー策定プロセス検討状況
   GNSO評議会副議長 Rafik Dammak

それぞれの報告の内容について、以下、簡単にご紹介します。


■ICANNバルセロナ会議概要報告

ICANNジャパン・リエゾンの大橋氏から、バルセロナ会議での話題について
ご報告いただきました。新しい話題はなく、以下の話題に関する議論の継続
だったということです。

 - EU一般データ保護規則(GDPR)対応に向けた議論
   非公開WHOISデータへのアクセスを検討するtechnical study groupを作
   る予定とのことでした

 - 2020~2025年におけるICANN 5ヶ年運営計画(近日公開予定)

 - Universal Acceptance(*1)関係の動き
   UA (Universal Acceptance)の活動を中心的に担っているUniversal
   Acceptance Steering Groupの中に、エンゲージメントを担当するアンバ
   サダーが現在7名います。ただ、アジア地域のアンバサダーはインドから
   の2名しかいないため、日本からもぜひアンバサダーに立候補をお願いし
   たいとのことでした

   (*1) https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/tld-universal-acceptance.html

大橋氏からは、他に、ICANN64(神戸開催)をはじめとするアジア太平洋地域
におけるイベントの紹介があった他、APAC (Asia PAcifiC)オフィスが月に
1回発行している英語によるニュースレターの紹介等がありました。

バルセロナ会議の概要につきましては、JPNIC News & Views vol.1637もご覧
ください。
https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2018/vol1637.html


■ccNSO概要報告

JPRSの高松氏からは、ccNSO関連会合について、主に以下の三つの話題をご紹
介いただきました。

 - TLD-OPS関連活動紹介
 - ICANNへのccTLDレジストリによる財政面での貢献
 - ccNSOの組織レビュー実施

「TLD-OPS」とは、Top Level Domain operatorsの略称で、ccTLDレジストリ
間の連携を目的とした運用者のコミュニティです。バルセロナ会議では災害
復旧に関するノウハウや経験の共有が行われ、これを元にICANN64までに対策
案をまとめる予定とのことでした。

また、ccNSOの各メンバーは任意でICANNに対して費用負担を行っていますが、
総納入額が近年減少してきていることが最近判明したそうです。5年前に扱う
登録ドメイン名数に応じた負担金のガイドラインを作成したことが、総納入
額の減少と関連性があるのか等を今後調査する予定とのことです。


■GAC報告

総務省の内藤氏からは、GAC関連の会合で議論された以下の主なトピックス
についてご報告いただきました。

 - 欧州一般データ保護規則(GDPR)とwhois
 - セカンドレベルにおける2文字の国及び領域コード
 - その他の議論(ICANNの管轄権、「.amazon」問題等)
 - ハイレベル政府会合

新gTLDのセカンドレベルにおける2文字の国及び領域コードのリリースについ
ては、2016年11月8日の理事会決議でリリース条件の大幅な緩和が承認されま
した。しかしGACに特段の説明なく理事会によりリリースの決定がなされたこ
とや、理事会の意思決定プロセスについてGAC内部で不満の声が上っていると
のことです。ICANN理事会は、今後新たに新gTLDのセカンドレベルにおいて
2文字コードがリリースされる際には、関係政府に通知が届くWebページを設
けることにすると表明しました。しかしGACはこれでは不十分と考えており、
ICANN理事会に説明等を求めるGACバルセロナコミュニケにつながったとのこ
とでした。

ICANNの管轄権の問題についてはGAC内で意見の隔たりが大きく、バルセロナ
会議ではコミュニケにまとめることはできなかったということでした。

米アマゾン社による.amazonドメイン名申請についてはアマゾン流域諸国から
の反対で申請が保留されていたものが、今回の理事会で処理再開が決議され
たところでしたが、バルセロナ会議の後に再度抗議の声が上がり棚上げになっ
ているとのことです。


■ ICANN理事からの報告

JPNICの前村からはまず、前ICANN会議(第62回パナマ会議)以降に行われた理
事会の活動をご紹介するとともに、中国の烏鎮で行われた「世界インター
ネット大会・烏鎮サミット」に今回もアジア太平洋在住の理事として、理事
会を代表して参加/登壇したことについて報告しました。

続いて、年次総会(AGM)にあたるバルセロナ会議の報告を行いました。理事の
改選が行われ、16名の内5名が新たに着任しました。2017年もAGMで5名の理事
に入れ替わりがあったため、短期間に理事会の顔ぶれが大きく変わっていま
す。とはいえ新任の理事も経験豊富なメンバーで理事会運営に問題はないが、
やはり理事会の変容は感じたとのことです。

理事会の主要ポストである議長、副議長、理事会ガバナンス委員会(Board
Governance Committee; BGC)議長には変更はありませんが、現議長の
Cherine Chalaby氏が任期上限を迎えて2019年のAGMで退任することで、次期
議長を検討する時期になっているとのことでした。

また前村からは、理事会のTechnical Committee(技術委員会)議長に任命され
たこともご報告しました。前村は、IDNに加えてUniversal Acceptanceについ
ても検討する、理事会内のIDNUA Working Groupの議長も務めており、これら
の責務を全うするよう努力していく旨を皆さまにお伝えしました。

その他に、最近の理事会決議についてご紹介いたしました。


■ISP部会アウトリーチイベント報告

一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)の立石氏からは、
ISP部会のアウトリーチイベントで取り上げられる可能性のある話題として、
2018年日本国内で大きな議論を引き起こしたコンテンツブロッキングを中心
にお話しいただきました。


■レジストリ・レジストラ関連状況報告

株式会社インターリンクのジェイコブ・ウィリアムズ氏からは、以下の話題
についてご報告いただきました。

 - レジストラ移管問題
 - RDAP (Registration Data Access Protocol)に関するGDPR問題
 - PICDRP (Public Interest Commitment Dispute Resolution Procedure)、
   CZDS (Centralized Zone Data Service)
 - P/Pサービス(Privacy and Proxy Service)
 - Thick WHOIS
 - レジストリ監査、
 - データエスクロー(RDE)契約
 - セカンドレベルにおける2文字ドメイン名の開放
 - レジストリサービスの評価(RSEP)

ウィリアムズ氏からは、レジストラ移管が円滑に行われないケースがかなり
存在し、ICANNからはWHOISの不正確さがその一因と指摘されていることから、
新たな移管方法を検討しているとの話がありました。

レジストリ監査については、2018年11月に全レジストリを対象に簡単な調査
が行われたとのことです。ただその中に、ICANNとの契約で監査対象とされて
いない質問項目が含まれていたため、レジストリ部会からICANNに苦情を提出
したとのことでした。

その他には、

・GDD (Global Domains Division)スタッフによる、ゾーンファイルアクセス
  への新システム導入に伴う利便性向上
・GDPR施行に伴うデータエスクローに関する契約の見直し
・RSEPにおける一部評価作業の簡略化
・RDAPの検討状況、導入予定

などが報告されました。


■ 次期新gTLD募集手続きポリシー策定プロセス検討作業部会報告

GMOブライツコンサルティング株式会社のマイケル・フレミング氏よりご報告
をいただきました。

次期新gTLD募集手続きのためのプロセスを検討する作業部会は2015年度より
検討作業を開始し、これまでの間に2回、中間報告書と補足報告書について
意見募集を行いました。

バルセロナ会議では、主に以下の点について検討されたとのことです。

 - 新gTLD申請におけるオークションの導入や、その弊害と対策
 - 申請へのコメント投稿機能の必要性
 - 申請者が申請内容を変更したい場合の仕組みについて明確にする必要が
   あること
 - ポリシー策定から実施までの期間をより短くする方法
 - 中間報告書に寄せられた意見のレビュー方法

これまでトップレベルにおける地理的な名称について検討してきた作業トラッ
ク5については、中間報告書の作成中で作業が少し遅れているとのことでし
た。次期募集手続きは全体的に遅れている印象ですが、ポリシー策定プロセ
スは2020年の第3四半期に終わらせたいと思っているとのことでした。


■ ICANN WHOIS暫定ポリシー策定プロセス検討状況報告

Rafik Dammak氏からは、EPDP (Expedited Policy Development Process)
teamの活動状況についてご報告をいただきました。同teamはバルセロナ会議
中、チャータで設定された課題の検討を中心に、登録データおよび関連デー
タの処理、その法的な根拠(具体的にはGDPR)、法人と個人の扱いを違いにつ
いて勧告をまとめることをめざし、議論を行ったそうです。作業状況をGNSO
評議会に報告する対面会議も行われたとのことでした。

バルセロナ会議の約1ヶ月後の11月21日にはEPDP teamによる一次報告書が公
開されました。一次報告書は意見募集を経て修正される予定で、teamのコン
センサス等は盛り込まれておらず、22の予備的な勧告に留まる内容となって
います。

EPDP teamは週に2回電話会議を行い、12月のカナダ・トロントで対面会議を
行った後、GNSO評議会に2019年2月1日付で最終報告書を提出済みです。今後
はフェーズ2として第三者によるデータへのアクセス問題を検討する予定に
なっています。2019年3月のICANN神戸会議までに、フェーズ2に入るか、もし
くはその準備を行っていくとのことでした。


■終わりに

今回のICANN報告会も、検討作業の実情や内情に触れている方による生のご
報告で、有意義なお話ばかりで充実した楽しい時間を過ごすことができまし
た。EPDP teamの作業はこれから神戸会議を経て、統一アクセスモデルに移行
しなければならない5月の期限までの間にどのような議論と過程を経て帰結す
るか、注目されます。次期新gTLD募集手続きの開始も現実味を帯びてきまし
た。

次回第64回ICANN会議は神戸にて、2019年3月9日(土)~14日(木)に開催され
る予定です。

  ICANN64 | Kobe
  https://meetings.icann.org/en/kobe64


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