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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.2255【定期号】2026.8.17 ◆
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◆ News & Views vol.2255 です
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毎月15日(土日祝の場合はその翌営業日)に発行している定期号では、特集記事
のみならず、業界メンバーのコラムや用語解説などもお届けしています。

本号の特集では、2026年6月30日(火)・7月1日(水)の2日間、静岡県静岡市で開
催された「Internet Week Showcase in 静岡」の開催報告をお届けします。
今回のイベントには、現地会場とオンラインをあわせて2日間でのべ400名以上
が参加。アンケート結果も踏まえながら、参加者の傾向やプログラムの内容、
NeGI NOCによる会場ネットワーク構築の様子などを振り返ります。

News & Views Columnは、一般社団法人日本シーサート協議会の武田一城さん
に執筆いただきました。「AIの現状と限界、そしてセキュリティ」と題し、急
速に進化を続ける生成AIの可能性と限界、そして「Security for AI」
「AI for Security」「AIを悪用した攻撃」というAIとサイバーセキュリティ
を巡る三つの論点について綴っていただきました。

また、インターネット用語1分解説では、データを適切なサイズに分割して送
受信する通信方式である「パケット通信」を取り上げ、その仕組みとメリッ
ト・デメリットの両面をわかりやすく解説しています。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「Internet Week Showcase in 静岡 開催報告」
【 2 】News & Views Column
       「AIの現状と限界、そしてセキュリティ」
          一般社団法人 日本シーサート協議会 武田 一城
【 3 】インターネット用語1分解説
       「パケット通信とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】特集 「Internet Week Showcase in 静岡 開催報告」
                                  JPNIC インターネット推進部 多田美月
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Internet Week Showcase in 静岡 開催報告

2026年6月30日(火)および7月1日(水)の2日間にわたり、静岡県静岡市にて「In
ternet Week Showcase in 静岡」を、株式会社TOKAIコミュニケーションズと
の共催で開催しました。 

  ◇ Internet Week Showcase in 静岡 
     https://internetweek.jp/sc-shizuoka/ 

「Internet Week Showcase」は、毎年11月に開催される「Internet Week
 (IW)」のプログラムをサマライズし、首都圏以外の地域で出張開催するもの
で、本家のIWと対をなすイベントです。これまで全国各地で開催してきており、
今回は静岡県での開催となりました。 

会場は、JR東静岡駅にほど近い、「静岡県コンベンションアーツセンター/グ
ランシップ」の会議ホール「風」でした。船をイメージした特徴的な外観を持
つ施設で、会場には静岡県内外から多くの方にお越しいただきました。 

また運営面においては、次世代のネットワーク技術者育成を目的とした「NeGI
 NOC(Next Generation Ikusei NOC)」が、会場ネットワークの設計・構築・運
用を担いました。そのネットワークを用いて、現地での開催に加えてオンライ
ンでもイベントを配信しました。 

本稿では、アンケートの結果も踏まえながら、2日間を振り返ります。
また、写真を交えたレポートを以下のBlogに掲載しているのでご覧ください。

  ◇ Internet Week Showcase in 静岡を開催しました!【フォトレポート】
     https://blog.nic.ad.jp/2026/12010/


■ 数字で見る「Internet Week Showcase in 静岡」の参加者 

IW Showcaseを東京ではない地域で開催する目的の一つに、IWというコミュニ
ティイベントが、それぞれの地域とのつながりを持っていきたいということが
あります。

今回の静岡開催では、現地会場とオンラインをあわせて、2日間でのべ400名以
上の方にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました。 

参加登録者の居住地は、関東が42.3%で最も多く、開催地を含む中部が27.7%で
続きました。通常、JPNICのイベントでは関東からの参加者が大多数を占める
傾向がありますが、今回は約3割を中部地域の方が占めました。地域開催の意
義を改めて実感するとともに、静岡県をはじめとする中部地域の皆様と直接つ
ながることができたことを、大変うれしく思っています。

業種としては、通信事業が25.7%で最も多く、教育機関が14.2%、ISPが13.8%と
続きました。幅広い分野・職種の方々にご参加いただきました。 

参加者の年齢層は、20代が17.4%、30代が14.2%、40代が24.9%、50代が33.6%、
60代が9.5%でした。40~50代が中心となる一方、20代の参加者も約17%を占め
ています。会場ネットワークを担ったNeGI NOCの取り組みとあわせて、若手技
術者や学生が学び、実践に触れる機会にもなりました。 

「IWを知っており、参加したことがある」と答えた方は53%、「知っているが、
参加したことはない」と答えた方は37%、「知らなかった」と答えた方は11%で
した。約半数がIWへの参加経験を持つ一方で、今回のショーケースを通じて初
めてIWに参加した方や、IWを初めて知った方にもご参加いただきました。今回
初めて参加された方には引き続き参加していただけるよう、また、まだイベン
トを知らない方にも新たにリーチできるよう、今後も取り組んでまいります。


■ NeGI NOCによる会場ネットワークの構築・運用

本イベントの会場ネットワークの設計・構築・運用は、次世代のネットワーク
技術者育成を目的とした「NeGI NOC」が担当しました。NeGIは「Next Generat
ion Ikusei」の略です。若手や初学者が、実際のイベントネットワークの構
築・運用を通じて、ネットワーク技術を実践的に学ぶ取り組みです。

  ◇ 次世代育成のためのイベント NOC 構築
     https://www.nic.ad.jp/ja/tech/negi-noc.html

今回の参加メンバーは、事前の設計や機器設定から、現地での設営、開催中の
運用までをチームで進めました。L2L3/BackBone, AP/Cable, Server の3チー
ムに分かれ、互いに連携しながら会場ネットワークを作り上げました。

限られた準備期間の中で、実機に触れ、発生した課題をメンバー同士で解決し
ながら、現地参加者へのインターネット接続とオンライン配信を支えました。
技術を学ぶだけでなく、チームで一つのネットワークを作り、実際のイベント
で運用するという、得がたい経験を積む場となりました。 

1日目の最後には「Internet Week Showcase in 静岡の会場ネットワーク~NeG
I NOCによる構築の舞台裏~」と題した発表も行い、各チームのメンバーから、
構成や作業内容、現地で得られた経験を紹介しました。 

  ◇ 【IWSC静岡】NeGI NOCによる会場NW構築の舞台裏
      https://blog.nic.ad.jp/2026/11978/


■ 2日間のプログラムを振り返って

続いて、2日間のプログラムについて振り返ります。

1日目のテーマは「基盤と運用から、インターネットを支える技術を学ぶ」。
IW2025のプログラムを振り返るとともにAI時代のインターネットを考えるオー
プニングセッションから始まり、データセンターのネットワークサービス、
メールセキュリティ、DNS、使い終わったドメイン名のリスクと対策、NeGI 
NOCによる会場ネットワーク構築などを取り上げました。

2日目は「災害・攻撃・認証から考える、これからのインターネット」がテー
マです。京都大学防災研究所の廣井慧氏による基調講演をはじめ、ゼロトラス
トとSASE、脅威情報共有、サイバー攻撃、WebPKI、AI時代におけるネットワー
クエンジニアリングなど、インターネットを安全かつ安定的に運用していくた
めの幅広い内容を取り上げました。

2日間を通じて、インターネットの基礎から最新動向、現場で役立つ実践的な
知見まで、多岐にわたる情報が共有されました。

イベント全体について尋ねたアンケートでは、「大変役に立った」が63%、
「まあまあ役に立った」が37%となり、回答者全員から「役に立った」との評
価をいただきました。多くの参加者にとって、有意義なプログラムをお届けで
きたのではないかと考えています。


ここでは、プログラムから二つを取り上げ、簡単にご紹介します。

◇ 基調講演 「防災ITの落とし穴と向き合い方 ― インターネットに支えられ
た社会は、災害時にどう壊れるのか ―」

京都大学防災研究所の廣井慧氏より、インターネットや情報システムへの依存
が進んだ社会において、災害時にどのような問題が起こり得るのかについてご
講演いただきました。 

警報や避難情報、安否確認、行政対応など、現在の防災活動はさまざまなITシ
ステムによって支えられています。一方、通信、電力、クラウド、認証、アプ
リケーションなどが互いに依存することで、一部の障害が別のシステムへと連
鎖する可能性もあります。 

防災のためにITを導入するだけでなく、災害時にシステムがどのように壊れ得
るのかまで想定し、設計・運用していくことの重要性について考える機会とな
りました。

◇ クロージングセッション 「変わり続けるネットワークエンジニアリングを
考える― Interop ShowNetの事例から」

東京大学/Interop Tokyo ShowNet NOCチームの中村遼氏より、Interop Tokyo
の会場ネットワーク「ShowNet」の事例を通じて、ネットワークエンジニアリ
ングの現在とこれからについてお話しいただきました。 

新しい技術や製品を実際のネットワークに取り入れ、限られた期間で設計・構
築・運用するShowNetの取り組みが紹介されました。AIの活用が進む中でも、
技術者自身がネットワークを理解し、状況や判断を言語化してAIに適切に指示
することの重要性が示されました。 

今回、会場ネットワークを構築したNeGI NOCの活動ともつながる内容であり、
AI時代にネットワークエンジニアがどのように学び、技術と向き合っていくの
かを考えるクロージングとなりました。 

講演資料については、下記ページで公開しています。気になったプログラムが
ある方は、ぜひご覧ください。

  ◇ Internet Week Showcase in 静岡 プログラムページ 
     https://internetweek.jp/sc-shizuoka/archives/program 


            ◇            ◇            ◇ 


■ 現地での交流 

アンケートで現地参加の理由を尋ねたところ、「会場で直接話せる・ネット
ワーキングできると思ったため」が最も多く、次いで「会場が自宅・職場から
近かったため」「登壇者・セッションを直接見たかったため」といった回答が
寄せられました。 

地域で開催することによって、東京でのイベントには参加しにくい方にも直接
足を運んでいただき、地域の技術者や登壇者、JPNIC職員が交流する機会を作
ることができました。 

また、2日目のプログラム終了後には懇親会を開催しました。講演時間中には
話しきれなかった内容について意見を交わしたり、新たなつながりが生まれた
りする場となりました。ライトニングトーク会も開催し、NeGI NOCメンバーを
中心にIWでの学びや関心事について共有され、盛り上がりを見せました。 

一方、オンライン参加者からは、他の業務や予定と並行して参加できること、
交通費や移動時間の制約を受けずに参加できることなどが、オンラインを選ん
だ主な理由として挙げられました。 

今後も、地域で直接交流できる現地開催の良さと、場所を問わず参加できるオ
ンラインの良さを生かしながら、より多くの方に参加していただけるイベント
を検討してまいります。 


■ 最後に

最後になりますが、静岡県および中部地域の皆様をはじめ、ご参加・ご協力い
ただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。 

2026年の「Internet Week」は、2026年11月19日(木)から11月27日(金)まで、
土日を除く日程で開催します。 

オンラインWeekは11月19日(木)、20日(金)、23日(月)、24日(火)のうち一部の
日程で実施し、カンファレンスWeekは11月25日(水)~27日(金)に開催します。
カンファレンスWeekの会場は、東京・両国のKFC Hall & Roomsです。なお、カ
ンファレンスWeekの同時配信は予定していません。 

  ◇ Internet Week 2026 
     ~AI時代を生き抜く術を学べ~ 
     https://internetweek.jp/2026/ 

2026年のテーマは「AI時代を生き抜く術を学べ」です。 

Internet Weekが約30年にわたって積み重ねてきたインターネットの実践知を
AI時代に向けてアップデートし、「ベーシック」「最新動向」「実践」の三つ
の入口から学べるプログラムを準備しています。初めて参加する方にも、長く
インターネットを支えてきた方にも、それぞれの現在地から学んでいただける
イベントをめざします。 

  ◇ Internet Week 2026 
     実行委員長からのご挨拶
     https://internetweek.jp/2026/greeting

2026年9月中旬に、プログラムの公開および参加登録の開始を予定しています。
Internet Week 2026へのご参加も、心よりお待ちしております。 


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 ◆ 開催概要 

○正式名称     Internet Week Showcase in 静岡 

○開催地       静岡県コンベンションアーツセンター/グランシップ 
               会議ホール「風」 
               (静岡県静岡市駿河区東静岡2丁目3-1) 

○開催日程     2026年6月30日(火)および7月1日(水)の2日間 

○開催形式     現地会場およびオンライン配信 

○開催目的     静岡にてInternet Week Showcaseを開催することにより、 
               静岡県およびその近郊の地域における 

               1. インターネットの発展を推進する 
               2. インターネットに関する議論の場・交流の場を提供する 
               3. インターネット基盤技術の普及を図ることを目的とする。 

○対象者       インターネットの技術者およびインターネット技術と 
               社会動向に興味のある方 

○内容         インターネットに関するチュートリアル、 
               最新動向セミナー等 

○主催         一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 
               (JPNIC) 

○共催         株式会社TOKAIコミュニケーションズ 

○協力         ふじのくに情報ネットワーク機構(FINO) 

○協賛         株式会社日本レジストリサービス 
               Internet Society(ISOC) 
               NTTドコモビジネス株式会社 
               KDDI株式会社 
               株式会社JPIX 
               センコーアドバンス株式会社 
               BBIX株式会社 
               Internet Society Japan Chapter (ISOC-JP) 
               Asia Pacific Network Information Centre (APNIC) 
               情報通信月間推進協議会 

○後援         一般社団法人ICT-ISAC 
               一般財団法人インターネット協会(IAjapan) 
               日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP) 
               フィッシング対策協議会 
               WIDEプロジェクト 

○会場NW構築・運用 
               NeGI NOC 

○URL          https://internetweek.jp/sc-shizuoka/ 
               Facebook 
               https://www.facebook.com/InternetWeek 
               X 
               https://x.com/InternetWeek_jp 

○お問い合わせ先 
               iw-info@nic.ad.jp 
               (Internet Week事務局) 


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 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
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 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃ https://feedback.nic.ad.jp/2255/e280e1687f37016a56b91f2b2776ecb5 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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【 2 】News & Views Column
       「AIの現状と限界、そしてセキュリティ」
                            一般社団法人 日本シーサート協議会 武田一城
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

生成AIが世に広く知られるようになってからのこの数年間、その進化速度は、
かつて「ドッグイヤー」と呼ばれたIT業界の変化さえ遅く感じさせるようにな
ってしまいました。私自身も、数か月前に試して「これぐらいがAIの限界だろ
う」と判断した機能が、次に触れたときには別物のように改善されている状況
をすでに何度も経験しています。

文章生成、画像生成、翻訳、プログラミング支援など、その成長は利用者の想
像を軽々と追い越していってしまいます。この速度を目の当たりにすれば、AI
個々の性能向上とは分けて考える必要があるものの「シンギュラリティが急速
に近づいている」と感じる方も少なくないでしょう。しかも進化は、単なる精
度向上だけではなく、複数の情報を組み合わせ、対話しながら作業を進めるな
ど、AIが担える役割そのものが広がっているのです。

しかし、現在のAIを万能な知性と捉えるのは早計かもしれません。生成AIは、
大量のデータからパターンや関係性を学習し、もっともらしい答えを組み立て
ることに長けています。一方、AIは現実世界を自ら経験し、価値観を持ち、責
任を負って判断しているわけではないのです。そのため、出力には誤りや偏
り、事実と異なる内容が混ざることがあり、正しさを保証する仕組みもまだま
だ十分ではありません。人類が長い時間をかけて蓄積してきたすべてを、AIが
そのまま再現できるようになるには、実はまだまだ時間がかかると思われま
す。

AIとセキュリティの関係も、この期待と限界の間にあるのです。まず、AIとサ
イバーセキュリティの論点は、三つに整理できます。第一はAIそのものを安全
に利用するための「Security for AI」です。学習データの汚染、プロンプト
インジェクション、機密情報の漏えい、モデルの不正利用など、AI特有のリス
クに対応しなければならず、「単一の決定的な対処法」が確立されているわけ
ではありません。

第二は、AIを防御に活用する「AI for Security」です。大量ログの分析、異
常検知、脆弱性の発見、インシデント対応の支援など、人間だけでは処理しき
れない作業を補助するなど、有効な対策を実行できる可能性は少なくありませ
ん。

第三は、AIを悪用した攻撃への対処です。巧妙なフィッシング、マルウェア作
成支援、偽情報やなりすましの高度化など、攻撃側も同じ技術を使います。現
状、AIは攻撃側の活用の方が有利だと思われ、残念ながら防御側だけに与えら
れた切り札ではないのです。

ここで重要なのは、「AIがセキュリティ問題を解決してくれる」と期待し過ぎ
ないことです。確かにAIは強力な道具なのですが、判断主体でも責任主体でも
ないのです。結局のところ、何をAIに任せ、どこを人間が確認し、どのような
ルールと統制を設けるかが問われるのです。

導入効果だけでなく、誤作動時の影響、監査可能性、説明責任まで含めて設計
しなければならないのです。AI時代のセキュリティとは、AIに答えを委ねるこ
とではなく、その能力と限界を理解した上で、人間がより良い判断を下すため
の仕組み作りです。そのため、良い関係を構築する時間が、人間とAIには今後
もう少しだけ必要だと思われます。


■筆者略歴

武田 一城 (たけだ かずしろ)

一般社団法人 日本シーサート協議会 運営副委員長。1974年千葉県生まれ。
1998年の大学卒業後一貫してIT業界に所属。IT基盤・セキュリティ分野のマー
ケティングと新事業開発が主な担当業務。Web記事、書籍の執筆・講演なども
実績多数。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「パケット通信とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

パケット通信とは、データを適切なサイズに分割して送受信する通信方法で
す。ただ分割しただけでは、どこへ送るデータか、どの順番で元に戻すかが分
からなくなります。そこで、宛先や順番などの制御情報を付け加えた「パケッ
ト(=小包)」という単位で通信します。デジタル化されたデータのほうがこう
した処理を行いやすいため、広く普及しているパケット通信はみなデジタル通
信でもあります。

パケット通信のメリットとして、一つの通信回線を複数のユーザーが効率良く
利用できることが挙げられます。またインターネットのように、一部に障害が
発生した場合そこを迂回して通信するようにネットワークを設計できます。一
方、回線を複数の通信で共有するため、混雑状況によって遅延や通信速度が変
化し、通信品質を保証しにくいというデメリットがあります。しかし効率良く
柔軟に通信できるというメリットは大きく、インターネットのみならずLTEや
5G携帯電話の音声通信においても使われています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2026年3月~2026年8月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
 日付 | AD   AC    CO   GO   OR    NE    GR   ED   LG  GEO    GA     GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
  3/1 | 258 3899 495627 855 41750 12314 5117 6563 1925 2017 1175460 80087  8807 1224 1835903
  4/1 | 258 3902 497131 850 41840 12321 5111 6573 1927 2017 1182485 79829  8787 1220 1844251
  5/1 | 258 3909 498469 854 41929 12311 5106 6566 1927 2015 1190331 79700  8876 1214 1853465
  6/1 | 259 3913 499342 855 42035 12286 5103 6575 1927 2009 1196588 79477  8635 1211 1860215
  7/1 | 259 3918 500381 855 42150 12273 5084 6582 1927 2008 1204633 79297  8632 1208 1869207
  8/1 | 259 3916 501583 848 42274 12260 5082 6610 1926 2007 1214007 79307  8640 1206 1879925
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数
  (2026年2月~2026年7月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   2 |     1024 |     4096 |   92905808
   3 |     1024 |     8192 |   92898640
   4 |     1536 |        0 |   92900176
   5 |      512 |        0 |   92900688
   6 |    66048 |        0 |   92966736
   7 |   172288 |   170240 |   92968784
------------------------------------------

□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/?nv


3. 会員数  ※2026年8月14日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      0 |
  B会員     |      1 |
  C会員     |      4 |
  D会員     |     89 |
  非営利会員|      9 |
  個人推薦  |     28 |
  賛助会員  |     37 |
 ---------------------
  合計      |    171 |
 ---------------------

  会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/?nv


4. 指定事業者数  ※2026年8月5日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           526

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2026.8.10(月)~14(金)         APAN62 (Auckland, New Zealand)
---------------------------------------------------------------------
  2026.9.4(金)~10(木)          APNIC 62 (Mumbai, Republic of India)
  2026.9.7(火)                  AP* Retreat (Mumbai, Republic of 
                                India)
  2026.9.14(月)~17(木)         APTLD 90 (Ulaanbaatar, Mongolia)
---------------------------------------------------------------------
  2026.10.4(日)~7(水)          APrIGF 2026 (Kathmandu, Nepal)
  2026.10.17(土)~22(木)        ICANN87 (Bali, Republic of Indonesia)
  2026.10.19(月)~21(水)        NANOG 98 (Miami, U.S.A.)
  2026.10.19(月)~22(木)        LACNIC 46 (Mendoza, Argentina)
  2026.10.22(木)~23(金)        ARIN 58 (Miami, U.S.A.)
  2026.10.26(月)~30(金)        RIPE 93 (Sofia, Republic of Bulgaria)


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