2001/12/13 評議委員会
資料 2-3-1
DRP検討委員会からの報告
■ 会議開催報告
以下の内容で、第3回および第4回目の DRP 検討委員会を行った。
1-1) 第3回 DRP 検討委員会
開催日 :2001年11月1日(金)
出席者数:16名
10名(メンバー)
5名(オブザーバー)
1名(事務局)
1-2) 第4回 DRP 検討委員会
開催日 :2001年11月29日(木)
出席者数:13名
9名(メンバー)
3名(オブザーバー)
1名(事務局
2) 検討内容
・JP-DRP の見直し検討項目について
→ 資料 2-3-2 を参照
・J-PHONE事件について
- 10/25 東京高裁にて控訴審判決
→ J-PHONE.CO.JP の使用差止命令
→ 11/7 最高裁に上告
・「DRPをBinding(拘束的)にすべきである」との意見に対して
- ドメイン名に関してのBinding(拘束的)な仲裁(本来の意味の
仲裁)は、禁止されてはいない。そのような仲裁による判断は、
属性型(組織種別型)・地域型 JP ドメイン名登録等に関する
規則第29条5項、第31条(4)、汎用JP ドメイン名登録等に関す
る規則第25条3項の後半部分、第29条(4)によって処理されるも
のであって、JP-DRPの改善議論とは別次元の問題である。
・ドメイン名のブロッキングについて
- ドメイン名の使用差止などに関して確定判決があるものについ
て、「移転」や「登録」では無く、「ブロッキング」を通常の
登録よりも安価な料金でやって欲しいとの意見があるが、これ
は DRPの範囲外の問題であり、当委員会のテーマとしては不適
切である。
・JP-DRP 進捗状況の確認
・JPRS への JP ドメイン名登録管理業務移管後の JP-DRP 管理形態
モデルについて
・UDRP レビューについて
3) 今後の開催予定
- 日程については、現在調整中
■ イベント開催報告
ドメイン名紛争に関する講演会
開催日:11月8日(木) 13:00-16:30
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際会議室
共催:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
中央大学知的財産法研究会
司会:佐藤恵太 中央大学法学部教授
プログラム: ドメイン名紛争処理方針の概略
丸山直昌 JPNIC 理事
Bad faith(不正目的)とは何か?
久保次三 JPNIC DRP 検討委員会委員長
ドメイン名に関する裁判例
北村晴男 弁護士
宮川美津子 弁護士
不正競争防止法改正に関して
大野理 経済産業省知的財産政策室
以上