2002/2/14 評議委員会
資料 2-4-1
技術研究検討委員会からの報告
□委員会開催状況
01/12/19 第6回技術研究検討委員会
02/01/08 第7回技術研究検討委員会
02/02/05 第8回技術研究検討委員会
□活動状況
1) iDN 標準化関連
iDN 関連の標準化向けての動き、関連団体の動向等について、
今後のスケジュールを整理した資料を技術研究課が中心となって
取りまとめ、技術検討委員会でその内容を検討して内容をブラッ
シュアップした。今後も、必要に応じて改訂していき、JPNIC に
おける適宜・適切な対応のために活用する。
2) JPNICの今後ミッションと体制
来年度事業計画の作成に向けて、JPNICとして今後取り組むべき
技術的課題分野について検討を行い、これを検討メモとして取り
まとめ、担当の佐野理事を通じて、理事会に対して提案・説明を
行った。
また、理事会より、セキュリティ関連分野について検討するよう
にとの要請があったので、この点についても併せて検討を行った。
その結果は、佐野理事を通じて、事業計画案に反映される予定。
各テーマについての、実現性や問題点の検討は、今後も技術研究
検討委員会で継続し、来年度の体制での取り組みにつなげていく
計画である。
◇ 検討内容の概要
公益法人JPNICとしては、公共的な目的の課題への取り組みを強化
する必要がある。
・JPNIC が、取り組むべき課題の選択の基準
(A) インターネットのオペレーションやサービス提供の基盤にかかわ
る課題
(B) 国際的な調整や標準化が必要な課題
(C) 行政・政府との調整が必要な課題
(D) 企業や業界、学会の活動だけでは、問題解決の推進が難しい課題
・上記基準に照らして、取り組みを検討すべき分野
(1) DNS サービスの secure/stable/scalable な運用に関わる課題
(注: このテーマについての具体的な活動の計画は、DNS専門家
チーム立ち上げとして、前回評議員会で報告済み)
(2) 名前解決サービスの上位レイヤーである IRNSS (Internet
Resource Name Search Service) に関する議論
(注: 国際化ドメイン名の標準化を受けて、その次の課題として)
(3) ENUM (Telephone Number Mapping) など、電話サービスのディ
レクトリとして、DNS サービスを利用する議論
(4) 認証局の実験的運用も含めて、PKI の普及促進のための活動
(5) インシデントレスポンスなどの活動も含めて、セキュリティに
関わる情報提供的な活動
□次回予定
02/02/26 第9回技術研究検討委員会
以上