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                                                       2004/5/20 評議委員会
                                                                 資料 2-1-1


                      IPアドレス検討委員会・活動報告

                                                  IPアドレス検討委員長
                                                             近藤 邦昭


1. 活動状況

    - 検討委員会開催(2004年3月11日、4月23日)
    - MLでの議論

2. 報告内容

  1) JPNIC Open Policy Meetingのコンセンサスプロセスに関する検討
  2) 歴史的PIアドレスの管理情報の更新権限について
  3) 次回JPOPMの開催について
  4) IPv6に関連する文書について


3. 検討・活動内容

3.1 JPNIC Open Policy Meetingのコンセンサスプロセスに関する検討

  IPアドレス・AS番号の割り振り・割り当ての方針(ポリシ)について、
 日本のIPアドレス利用者コミュニティから意見を聴取・調整するために
 JPNIC Open Policy Meeting(JPOPM)を実施しています。
  JPOPMでまとまった意見をJPNICでどの様に実装するかについては、昨年
 度に、既に評議委員会に提出され、現在はそこで承認された方法で運用し
 ています。

  しかし、この運用方法には、JPOPMでの意見のまとめ方の具体的な方法に
 ついては触れられていないため、日本のIPアドレス利用者コミュニティの
  意見をどのように取りまとめるか、そしてその中でのJPOPMでの位置づけが
 明確となっていなません。そこで、これらの位置づけを明確にし、JPOPMで
 のコンセンサス形成の流れについて検討委員会で検討しまとめました。

  この検討結果は、JPOPMに提案され、検討をし、JPOPMでの承認を得て運用
 する予定です。また、この提案には、JPNICに対してIPアドレス利用者コミ
 ュニティからのインプットをまとめ検討委員会から提案する部分までを含ん
 でいます。JPNICでは、検討委員会から提案された内容について、実装の可
 否などの判断を含めて通常のJPNICの決定プロセスに従って実施していただ
 きたい。(JPNIC内のどこに対してインプットをするかなどについては、別
 途事業部長と相談予定です。)

  また、このJPOPMでのコンセンサスの形成プロセスの変更に伴い、IP-USERS
 メーリングリストの利用方法についても変更予定となります。


3.2 歴史的PIアドレスの管理情報の更新権限について

  歴史的PIアドレスについて、先のAPNIC Meeting(APOPM)で、管理権限は、
 担当のRIRとなることが確認されました。また、この管理権限は利用者が、
 一定の金額を支払えば(データベース維持料に当てられるもので、ごくわず
 かな金額)管理権限を利用者に委譲します。このとき、管理元のレジストリ
 を選択することができ、日本で利用されているアドレスについてはJPNICが
 選択することが可能になります。

  この場合のJPNICでの取り扱いについて、料金の支払いなどが発生するた
 め契約行為が必要になるなど考慮すべき点が多くあります。そこで、JPNIC
 でこの問題に対して検討し、JPNICでできることをまとめた上で、JPOPMを利
 用して、IPアドレス利用者の意見を聴取することとしました。


3.3 次回JPOPMの開催について

  次回のJPOPMは以下の日程で開催することとなりました。

  日時: 2004年7月8日(木) 10:00-16:45
  場所: 日本教育会館

  司会・進行は、IPアドレス検討委員長が勤めます。


3.4 IPv6に関連する文書について

  IPv6デプロイメント委員会などにおいて、RFCなどの仕様書を日本語に翻
  訳することで国内でのIPv6普及の一助としよう、ということが検討されてい
 ます。

  翻訳については、JPNICでも RFC-JPプロジェクトなどを実施していますが、
 プロジェクトの運用,利用状況など,芳しくないのが現状だと認識していま
  す。

  現在、IPv6デプロイメント委員会の関係者が翻訳をどのように実施する
 かを検討している段階ですが、このような推進活動はJPNICとしても重要と
 考えられるので、協力が依頼された場合には、RFC-JPプロジェクトを含め、
 積極的に協力していただきたいと考えます。

                                 以上
            

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