2004年4月22日
JPNICドメイン名ポリシー研究会
JPRS大橋由美
.telの概要
1. 申請ドメイン名
- 第2希望:tel
- 第2希望:tel
- 第3希望:tel
2. 申請者・スポンサ組織
- 申請者
Telnic Ltd. 所在地イギリス。http://www.telnic.com/
1998年に.tel提案と導入後の運用のために設立された会社。
- スポンサ組織
Telname Ltd. 所在地イギリス。http://www.telname.com/
2003年にTelnicが設立した会社。
3. レジストリ・レジストラ
- レジストリはTelname。
- レジストラはICANN認可レジストラのみ。
4. ドメイン名の構造
- 第2レベルに登録。
5. Sponsored TLDコミュニティとは
- インターネットコミュニケーション空間における、世界共通のアイデン
ティティ、ブランドや名前を持ちたいと思う個人および/または企業
- スポンサ組織コミュニティの構成員
+ 全世界で認識されているブランドや名前の利用者
+ .tel名前空間のサービスプロバイダ
+ .tel名前空間の関連コンテンツプロバイダ
6. Sponsored TLDコミュニティの妥当性についての主張
- ニーズ
有線・無線のインターネットコミュニケーション名前空間独自のニーズに対応
- コミュニティにもたらす恩恵
このコミュニティに関連する、新しいIP中心のサービス・製品・コンテ
ンツを生み出し、またそれに対するアクセスを可能とする。
- .telが提供するもの
+ テキストベースの命名重視(naming oriented)、ナビゲーション重視のsTLD。
+ ナンバリングという限られたものに、わかりやすく覚えやすい、そし
て使いやすい文字/言葉 をベースにしたソリューション。
+ インターネットコミュニケーションサービスおよび関連コンテンツの
橋渡しとなる、テキストベースの命名構造。
+ DNSおよびICANN規定の採用を通じて、垣根が低く、誰でも入ることが
できるインターネットモデルをコミュニティにもたらす。
+ コミュニティが自由に革新し、新しいアプリケーションと付加価値サー
ビスを実現させるためのきっかけと環境。
+ 有線および無線ネットワーク両方のための共通のソリューション
+ 自由に展開できるため、如何なる現存または将来のインターネット技
術(IPv4、IPv6、など)およびネットワーク(GSM、CDMA、3G、WLAN、
WAN、など)を補完する。
- .telが行わないこと
+ 第2の電話アドレス指定または電話ダイアルシステムとなること
+ IPアドレス指定、PSTNまたはSS7システム、現在または将来のENUM実
装との対立
+ 現存するTLDとその関連との重複または対立
+ 番号だけのドメイン登録は認めないため、国内および国際的な電話番
号計画と矛盾しない。
7. 収支見込
YEAR 年度末の従業員数 収入
Year 1 9 $5,933,481 (*1)
Year 2 10 $4,064,766
Year 3 11 $10,470,901
Year 4 13 $21,535,529
Year 5 13 $33,196,427
YEAR 費用 (*2)
Year 1 $11,903,770 (*3)
Year 2 $6,801,490
Year 3 $10,624,362
Year 4 $15,839,705
Year 5 $19,673,026
(*1)登録商標のサンライズ期間の費用含む
(*2)給与、報酬、サービス、旅費、設備費、資本設備、雑費を含む
(*3)登録商標権者の確認費用含む
8. 前回:2000年の新TLD募集の際もTelnicが.telを提案したが不承認となった
・ICANNが承認しなかった理由
- 既存の電話番号体系との調整方法について説明が不十分
- 電話に関係したドメインの創設についてITUから時期尚早のため反対との通知あった
以上