IGF 2025国内事前会合
開催概要
日時 | 2025年5月26日(月) 14:00~18:00 |
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会場 |
ハイブリッド
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主催 | 国内IGF活動活発化チーム |
各セッションの詳細
1. 児童ポルノのブロッキングと生成AIによるCSAM作成の規制に関して
生成AIによるさまざまな問題点が指摘されてている中、古くて新しい問題でもある児童ポルノ。 日本の法律では被害者が実在しなければ違法とはなりません。 ただ、国際的には例えそれが想像上のものであっても違法だと規定されている国も多く存在します。 本セッションでは、 国内外で児童虐待問題に取り組まれている団体と実際に児童関連犯罪について詳しい弁護士らとともに、 現状と今後についてパネルディスカッションを行いました。
- パネリスト
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- 奥村 徹 (弁護士) 【資料1】
- 長瀬 貴志 (弁護士、遠隔登壇)
- 武田 勝彦 (特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン)
- 吉川 誠司 (Web110、遠隔登壇)
- 斎藤 恵子 (ECPAT/ストップ子ども買春の会)
- 金尻 カズナ (NPO法人ぱっぷす)
- モデレーター
- 立石 聡明(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA) / 一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会(ICSA))
2. 違法オンラインカジノサイト問題について
ここ数年で莫大な被害をもたらしているオンラインカジノ。 「違法だとは知らなかった」といって逮捕されている事案もここ最近になって多く報道されるようになりました。 もちろん、知らなかったでは済まされませんが、 ここでも児童ポルノ同様「ブロッキング」してはどうかという意見が見受けられます。 しかし、オンラインカジノを見ること自体は違法ではありません。 総務省でも検討会が開始されておりますし、 国会での審議もされているこの問題について関係者にお話をうかがいながら、今後について検討しました。
- パネリスト
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- 山下 健一(JAIPA行政法律部会) 【資料2】
- 長瀬 貴志 (弁護士、遠隔登壇)
- 前村 昌紀(JPNIC)
- モデレーター
- 立石 聡明(JAIPA)
3. WSIS+20やGDCに向けて、IGFの役割や今後について【レポート】
※英語で行いました。録画については、機械翻訳による字幕が表示可能となる予定です。
IGFは今年で20年の節目を迎え、継続するのか、 継続する場合どのような形で継続するのかが議論されています。 また、国連では昨年採択されたグローバルデジタルコンパクト(GDC)の実施に向けて、 AIに関する専門家会議等、いろいろな組織が作られ、 IGFがそれらにどう貢献できるかも議論されています。 今年6月のオスロ会議(IGF 2025)では、それらの話題が中心的な議題の一つとなる予定です。 このセッションでは、こうしたIGFの在り方の議論に深く参加してきた次の3氏を迎え、 それぞれの立場から意見交換しました。