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ニュースレターNo.17/2000年8月発行

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5-2 ジャパンICANNフォーラム開催報告

2000年6月30日(金)JPNICが事務局を務めている、ICANN (The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の重要性を広報するためのフォーラム、「ジャパンICANNフォーラム」の第2回会合が東京神田の如水会館において開催されました。今回は第一線でご活躍されている方々の講演が構成の中心となり、At Large委員会活動報告では世界でのICANN一般会員登録者数に関する最新の数字が発表され、日本の躍進ぶりが明確になりました。

まず開会の挨拶のあと、日本電信電話株式会社の堀田博文氏が「ICANNが私たちに与える影響」という題で約30分にわたり基調講演を行いました。このなかで堀田氏は、ICANNが普段何のテーマを扱っているか、その影響はどう出るか、我々はICANNにどのような影響を与えることができるかという3点について詳しく解説し、ICANNを認知し、そこで行われるルール作りに参画していく必要を訴えました。

続いて、富士通株式会社の加藤幹之氏が「ICANN ―21世紀の国際組織のモデル」という題で講演を行いました。加藤氏は、ICANNがいかにユニークな活動をしているかという視点でICANNを紹介し、21世紀の新しい国際機関のモデルとなるものだとしています。そのうえで、この21世紀のモデルを成功させるためにも、参加すること、積極的な発言や働きかけをすることが重要になるとして訴えかけました。

講演の最後を締めくくったのは早稲田大学の後藤滋樹氏で、ここでは「多言語ドメイン名について」の話題が提供されました。多言語ドメイン名とは、英数字ばかりでなく、日本語や韓国語、中国語で使われる文字列をドメイン名に使えるようにするというものですが、標準化を含め、そこで起こるさまざまな問題をどのように解決していかなければいけないかという点について解説されました。

講演終了後、「ICANN一般会員登録状況と周知・登録のお願い」と「At Large委員会活動報告」が続けて行われました。このなかで、現時点における日本の登録者数が4千名を超えてアメリカ、ドイツに次いで世界で第3位にあるということ、選挙に投票できるようになるための登録期限が7月中に来るということ、他国でもキャンペーンをやりだしたということが報告され、順位に安心せず今後さらにICANNの活動に参加することの重要性を周知していただくよう、お願いがなされました。

その後の質疑応答では、アメリカではニューヨークタイムズが協力してキャンペーンをはるという話や、ドイツでは大々的に新聞広告が行われているといった話、アメリカは日本の倍といった具体的な数字も提示され、今後とも積極的な活動を行うことを確認しあいました。

次回は9月に会合を行う予定です。そこでは講演のほか、10月に行われる一般会員によるICANN理事選挙に先立ち候補者の紹介も行いたいと考えています。

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