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ニュースレターNo.21/2002年7月発行

ICANNアクラ会議報告

2002年3月10日から14日まで、ガーナの首都アクラのLa Palm Royal Beach HotelでICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)のアクラ会議が開かれました。

2002年3月10日から14日まで、ガーナの首都アクラのLa Palm Royal Beach HotelでICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)のアクラ会議が開かれました。主な日程は、10日と11日にはDNSOの各部会(constituency)の会合、12日にはDNSOの全体会合(General Assembly)とドメイン名評議会(Names Counsil)、13日には公開討論会(Public Forum)、14日が理事会となっており、いつものICANN会合とほぼ同じ構成でしたが、2月24日に発表されたICANN事務総長によるICANN改革の提案レポート(「President's Report : ICANN - The Case for Reform」 http://www.icann.org/general/lynn-reform-proposal-24feb02.htm)が会議全体に強い波紋を広げていました。

DNSOの各部会の中では、JPNICはccTLDの部会に今まで関わってきたわけですが、このccTLD部会の今回の話題の中心は、ccSO(ccTLD supporting organization)創設に関する議論と、ICANN改革でした。ccSO創設の提案は昨年6月のストックホルムでの会合の時から正式にccTLD部会で取り上げられるようになったのですが、今回この問題に関して決定的な前進があったとは言えず、むしろICANN改革の議論の陰に隠れてしまった感が強かったと言えます。他にはccTLDのIANA databaseや国際化ドメイン名に関する議論、.jpのJPNICからJPRSへの移管に関するプレゼンテーションなどがありました。

12日のDNSO全体会合とドメイン名評議会では、gTLDのドメイン名の削除、猶予期間と再登録、レジストラ変更等の問題に加えて、やはりICANN改革と一般会員制度が話題にされました。

gTLDのドメイン名の削除、猶予期間と再登録、レジストラ変更等の問題は、現在.com .net .orgに関して起っている問題で、登録者の意思に反するドメイン名削除やレジストラの変更や変更拒否が起っていることに対する対策が昨年来、レジストリ部会とレジストラ部会が中心となって議論されていました。これはレジストリ・レジストラモデルによる健全な市場競争という意味では重要な問題で、最終日の理事会でこれに関する決議が一つ行われましたが、今後もこの問題は議論されていくものと思われます。

一般会員制度に関しては、一般会員制度研究委員会(ALSC)最終報告書の扱いが一つの焦点だったわけですが、ICANN事務総長の改革提案レポートがかなり違った方向性を示しているために、今後の展開が予想しにくい情勢になっています。ALSCのメンバー達は2001年11月の年次会合以来、最終報告書の広報活動を行って来ましたが、13日の公開討論会ではALSC副議長のPindar Wong氏が、「これでALCSの活動は終わる」と発言しましたので、最終報告書がこのまま見捨てられてしまう可能性も無いとは言えない情勢になって来ました。

12日にはもう一つ "Higher-Layer Naming Systems:Keywords and Other Non-DNS Identifiers" と題して、いわゆる "Above DNS"の話題が講演会風のスタイルで取り上げられました。

13日の公開討論会、14日の理事会では、イベント報告の第3回ICANN報告会レポートにもありますように(P20参照)、一般会員制度研究委員会(ALSC)レポートおよび一般会員制度の問題、ICANN改革の問題、.infoにおける国名・地域名の扱い、LACNIC承認の他に、.org再委任、.pro契約とセキュリティー委員会規程が議題となりました。.orgの再委任とは、2001年の5月に発効したVeriSignとICANNの契約の改訂により、.orgが2002年末をもってVeriSignの手を離れて別のレジストリに移管される事を指していて、.orgの後継レジストリを選ぶための公募が近く行われ、次回ブカレスト会議の理事会で審議されることになりました。.pro は2000年11月の年次会合で承認された7つの新gTLDの一つで、今回の理事会で契約を締結することが事務総長に任されました。

会議内容とは直接関係ありませんが、今回の会合ではガーナ出身の国連事務総長Kofi Annan氏からのメッセージが来たこと、アフリカで旧フランス植民地が多いこともあってか、Agence de la Francophoneiによる英仏同時通訳のサービスがあったこと、アメリカから出張してきたcaptionistという人達が、会議の全文速記をやったことなどが印象に残りました。さらに、これまで政府諮問委員会(GAC)の議長を務めてきたPaul Twomey氏が今年の上海での年次総会(10月)を限りに議長を辞めること、オーストラリア政府が次回ブカレスト会議(6月)限りでGACの事務局の運営を終了することが伝えられ、一部の人達の感慨を誘っていたようです。

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