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ニュースレターNo.33/2006年7月発行

IETFフォーラム・ジャパン2006第1回開催報告

会場の様子
IETFフォーラムジャパン2006第1回 会場の様子。

2006年4月27日(木)東京永田町の海運クラブにおいて、第1回のIETFフォーラムジャパン2006を開催しました。(財)イン ターネット協会(IAjapan)の高橋徹氏を実行委員長とし、(財)情報処理相互運用技術協会(INTAP)殿、(社)日本イン ターネットプロバイダー協会(JAIPA)殿、(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、(株)日本レジストリサービス(JPRS)殿、日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)殿、次世代IPネットワーク推進フォーラム殿、WIDEプロジェクト殿から実行委員ならびにプログラム委員を組織し開催、120名を超える参加者と有意義な第1回の会合を行うことができました。当初、高橋徹氏(IAjapan)から、開催が途絶えているIETF報告会を再開したいとのことで関係諸氏への要請が行われ、開催企画の検討が行われました。議論の結果、単なるIETF会合の概要/詳細の報告を行う必要はもはやなく、むしろ、インターネット技術を中心とした標準化とさまざまなガバナンスに関する動向/状況の把握と、これに対する各組織/各企業/各個人ならびに我が国の戦略に関して議論する場を提供する会合にすべきであるという結論に達し、会合名を「IETF報告会」から「IETFフォーラム・ジャパン」と変更しました。

本フォーラムでは、単に、IETFにおける技術標準化動向の把握/議論ではなく、広義でのインターネットガバナンスに関する議論を行うことを目的とし、上記のような関係組織間での情報交換/情報共有と戦略の策定、ならびに次世代を担う人材の育成を具体的な活動内容としました。本フォーラムの開催趣旨は、http://ietf-forum.jp/outline.htmlに書かれているとおりであり、これまで、情報交換や人的交流が活発ではなかったような組織間での協力関係の確立が、一つの重要な目的であるととらえることもできます。

今回の会合では、本フォーラムの開催趣旨の説明に続き、IETF/IRTFの最新動向の概要(IIJ 新麗氏)、SIP相互接続確立に向けた取り組みの最新動向(報告者)、KAMEの歩み(東芝 神明達哉氏)、NANOG最新動向(NEC 藤本幸一郎氏)、インターネットガバナンスの現状(JPNIC 前村昌紀)、インターネットと規制(総務省 吉田博史氏)に関する発表が行われました。その後、発表者全員によるパネルディスカッションが行われ、各組織間での協調関係の在り方に関する議論が行われ、協調関係の確立の必要性が確認され、今後具体的で建設的なフォーラムの活動を推進すべきとの結論となりました。最後に、慶應義塾大学教授でJPNIC理事の村井純より「次世代インターネットへの責任」と題した講演が行われました。「これまでのインターネットは、社会に対して、“テストベッド”としての責任を果たせばよかったが、“次世代”では、“Professionalネットワーク”としての責任を果たさなければならない。したがって、R&Dコミュニティ(WIDE等)、運用コミュニティ(JANOG等)およびガバナンスコミュニティとの間での協力体制の強化と確立が必須となる」という本フォーラムへの期待を込めたメッセージでありました。

パネリスト5名の写真
パネリストのみなさま 左から、神明氏(東芝)、前村(JPNIC理事)、藤本氏(NEC)、新氏(IIJ)、江崎(JPNIC理事)

必ずしも会合の目的を十分に明確化できた上での開催で あったとは言えませんが、今後の活動の方向性を関係諸氏ならびに関係組織間で共有することができました。開催に際し、ご尽力ならびにご支援いただきました諸氏ならびに組織に深く感謝の意を表しますと共に、ますますのご高配とご協力をお願いいたします。

(JPNIC理事 江崎浩)

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