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ニュースレターNo.35/2007年3月発行

第11回JPNICオープンポリシーミーティング

Internet Week 2006のメインカンファレンスとして、2006年12月7日(木)に開催した第11回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM)の様子をお伝えしたいと思います。

79名の方にご参加いただいた今回のミーティングは、提案も含めると合計10点の発表が行われ、プログラム、当日の発表資料は以下のURLからご覧いただけます。
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm11/opm11-program.html

提案事項としては前回から継続議論となっていた機能しない逆引きDNSへの対策、歴史的経緯を持つPIアドレスの回収の2点に加え、JPNICを経由したIPv6 PIアドレスの分配についても、JPNICより提案を行いました。いずれの提案もコンセンサスが得られています。

また、提案の形式はとらなかったものの、IPv4アドレスの枯渇についてのパネルディスカッションでは、IPアドレスポリシーの側面から枯渇に向けて準備をできることは何か、コーディネーターの伊藤公祐氏と3名のパネラーにより議論が進められました。これは多くの参加者の方がアンケートで「もっとも興味深かったトピック」として挙げてくださっていました。

写真:JPOPMの様子
JPNICオープンポリシーミーティングの様子。 参加者も交えた活発な議論が行われました。

ミーティングでの決定事項

[逆引きDNSのlame delegation改善に関する提案] 提案者:JPNIC 小山祐司

この提案は、前回のJPOPMで同様の趣旨で提案した際にいただいたご意見を手続きに反映し、再提案したものです。lame改善に向けて以下の手続きをJPNICで進めることでコンセンサスが得られました。

  • JPNICデータベースに登録された逆引きネームサーバのうち、定義された基準に基づき15日間継続して機能していないと評価されるものはlameと判定
  • 登録者および上位の指定事業者へ通知後、30日経過しても改善されない場合はJPNICから逆引きゾーンの委譲を停止
  • 当該逆引きネームサーバがlameであることをJPNIC WHOISで表示

この提案の施行に伴い、JPNICデータベースに登録されている、機能していない逆引きネームサーバ数の減少につながることをJPNICは期待しています。

[歴史的経緯を持つPIアドレスの割り当て先明確化について] 提案者:JPNIC 佐藤香奈枝

この提案も前回のミーティングでいただいたご意見をもとに行った提案です。使用していない歴史的経緯を持つPIアドレスの回収を進める方向性については前回すでにコンセンサスが得られましたが、対象となるPIアドレスの割り当て先に対する連絡手段が不十分であるとご意見をいただいていました。そこで、今回はJPNIC WHOIS以外の連絡手段を利用しながら割り当て先の明確化を進めることを提案しました。

方法としては、組織のWebページ、関係組織(グループ会社、関係する省庁、地方公共団体、上流ISPなど)への問い合わせ、登記簿謄本等の情報をもとに、電子メールに加えて電話でも連絡をとることになります。

前回の提案時に検討していた連絡方法と比較して、JPNIC WHOIS以外の手段も幅広く利用して連絡先の確認を行うことにより、「知らないうちにアドレスを回収されてしまった」というケースをできるだけ減らしていきたいと考えています。

[JPNICによるIPv6 PIアドレスの分配について] 提案者:JPNIC 奥谷泉

APNICでIPv6におけるPIアドレスの分配が認められたことに伴い、JPNIC経由での分配を実施することを提案したものです。今回はその方針をもとにJPNICで検討を進めてよいかお伺いしたもので、料金や手続き等の詳細は決定次第、追ってご案内いたします。

現時点でまだ詳細は未定ですが、おそらく、現在のIPv4におけるPIアドレスの割り当てサービスと似た形式でご提供することになるのではないかと思います。

その他主な議論

提案事項以外にも活発な議論が展開されたトピックスがいくつかあり、パネルディスカッションでは、2012年頃と言われているIPv4アドレスの枯渇に向けて、「公平」な分配ポリシーとはなにか、予備として一定のサイズのIPv4アドレスを残す必要はないか等、枯渇時に混乱のない分配方法について議論が進められました。なお、予備のアドレスの用途としては、クリティカルインフラストラクチャ用や、緊急性の高い分配向け等、いくつかの案が出ており、その内容もあわせて今後検討が必要となります。本件についてはWGを設立し、2月のAPNICミーティング(インドネシア、バリ)で発表を行いながらアジア太平洋地域全体でも議論を進めます。

また、IPv6アドレスの割り当てポリシーが、APNICにあわせ変更されることに伴う割り振り基準への影響やデータベース登録単位についてもご意見をいただきました。これらいただいたご意見についてはAPNICにも相談しながら、実際の実装についてip-usersメーリングリストで情報提供と方針の確認を進めていきたいと思います。

JPNICオープンポリシーミーティング番外編

当日のミーティング内容と直結するものではありませんが、今回、「ポリシー策定に興味はあるけれど予備知識がないと参加しづらい」という方のために、前日にBoFを開催し、30名の方にお集まりいただきました。特に歴史的経緯を持つPIアドレスについて参加者の方からご意見をお伺いすることができ、このようにJPOPMの参加にあたっての補助的な役割を果たすセッションも今後機会があれば開催していきたいと考えています。

所感

ここ数回のミーティングでは、定期的に出席して議論に参加してくださる方が増えてきている印象を受けます。同時に、アンケートでは専門用語が多くてわかりにくい等のご意見もいただいており、初めての方にも参加しやすい運営を今後より積極的に検討していきたいと思います。

(JPNIC IP事業部 奥谷泉)

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