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ニュースレターNo.49/2011年11月発行

第20回JPNICオープンポリシーミーティング報告

2011 年7 月6 日(水)に、第20 回JPNIC オープンポリシーミーティング(JPOPM)をエッサム神田ホールにて開催いたしました。

JPOPM は、日本においてIPアドレス、AS番号等インターネット資源の管理ポリシーを検討・調整し、コミュニティにおけるコンセンサスを形成するための議論の場です。年2回の開催で、JPNICとは独立した組織であるポリシーワーキンググループ(ポリシーWG)が主催しています。ミーティングのプログラムは、ご応募いただいたポリシー提案や情報提供プレゼンテーションから構成されています。今回は、IPv4アドレスポリシー関連の提案を2件、情報提供プレゼンテーションの応募を数件いただき、議論を実施しました。

ミーティングにはオンサイトで29名(関係者を含まず)の皆様にご参加いただきました。また、今回も、JPNICの協力により、映像ストリーミング、Jabberチャット、Twitterによるリモート参加環境を構築し、30名弱の方にリモートからご参加いただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

次に、いくつかのトピックスについて紹介します。

JPNICにおけるポリシー施行ステータス

JPOPMに提案され、合意が得られた案件については、JPNICに実装を勧告することになります。今回、JPOPM17の結果として実装を勧告した「JPNICにおけるIPv4アドレス移転」について、実装の報告がありました。これにより、2011年8月1日より、JPNIC配下のIPアドレスの移転が可能になります。ただし、当初は国内の組織間での移転に閉じる形にはなります。参加者より、移転サイズやアドレス種別による差異や、移転対象を国内に閉じることに関して、APNICのポリシーに違反しないのかなどの質問が出されました。

写真:プレゼンテーションを行うJPNICの奥谷
JPNICの奥谷からはAPNIC31アップデートと題したプレゼンテーションを行いました

Inter RIR移転ポリシーについて

地域インターネットレジストリ(RIR)間のIPv4アドレス移転提案と移転の要件について、議論を実施しました。こちらは、APNIC31にて筆者が行った、

  1. RIR間でIPv4アドレスを移転すること
  2. 移転の際に、アドレス移転を受ける側が、必要性を証明すること

の二つの提案に関するものです。APNIC31では、1.は合意が得られましたが、2.は継続議論となっています。ARINにて検討中のRIR間移転ポリシーでは、移転の際にアドレスの必要性の証明が必須となる方向で議論が進んでいることから、2.は、RIR間での移転の実現を目的として提案しています。議論として、実際に問題が発生してから対処すればよい、といった意見や、「必要性の証明」に関して、特に、移転したアドレスを使用する期間については、従来と同じ1年では問題がある、といった意見が出されました。

写真:提案内容を紹介する筆者
RIR間の移転ポリシーと、IPv4アドレス在庫枯渇後の移転におけるアドレス使用チェックについて、 APNIC31で行った提案の内容を紹介する筆者

「PIアドレスを非広告アドレスとしてJP共有アドレスに移転できるルールの策定」および、「JP共有アドレスの一部をIPv6移行用アドレスとして利用する提案」

今回、IPv4アドレスの利用について、相互に関連した2件の提案が実施されました。一つは、組織が保有しており、外部に広告をする予定のないPI(プロバイダ非依存)アドレスを、JPNIC会員が共用して利用できるアドレスブロックとして、JPNICに対して移転可能にしようという提案です。もう一つは、JPNICに移転されたアドレスブロックについて、ISPレベルでNATを導入する際に必要となるアドレスブロックとしての利用等IPv6移行に利用できるようにしようというものです。二つ目の提案は一つ目の提案の成立を前提としていました。

写真:提案事項の説明をする山口二郎氏
提案事項の説明をする、株式会社インターネットイニシアティブの山口二郎氏

会場からは、このような利用方法については、国際的な合意を得る必要があるのではないかという意見や、JPNICに移転されるであろうアドレスの量や、移転によって発生する費用の扱い等が論点になりました。本提案は合意には到りませんでした。

その他、ICANNで議論になっていたgTLDの開放や、ISOCの活動紹介といったプレゼンテーション、および、年初に金沢にて実施したJPOPM ショーケース4での経路制御とアドレス管理セッションのフォローアップとして、「アドレスレジストリとインターネット経路制御~レジストリとルーティング屋の深イイ関係をつくるためには?~」といったセッションを開催しました。以下のURLより、当日の発表資料がご確認いただけますので、ご参照ください。議事録も掲載しております。

□ 第20回JPNICオープンポリシーミーティングプログラム
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm20/opm20-program.html
写真:ISOCの活動を紹介する橘俊男氏
楽天株式会社の橘俊男氏からはISOCの活動も紹介されました

ミーティングを振り返って

前回に引き続き、今回のミーティングでも、事前アンケートから、初めて、および2~3回目の参加、という方が約4割となっておりました。最近、ミーティング参加者が減少していることもあり、これらの皆様にもアドレスポリシー分野に興味を持って、継続的にJPOPMにご参加いただけるように、プログラム構成等を考えていきたいと思います。インターネット資源管理は日本としても重要な分野であり、いろいろな機会で興味を持っていただける方を増やすような広報をしていく予定です。

次のAPNICミーティング改め、APNICカンファレンスは2011年8月に、韓国の釜山で開催されました。ミーティングの詳細については、次のURLでご覧になれます。

□ APNIC 32 Conference, Busan, South Korea 28 August - 1 September
http://meetings.apnic.net/32/

最後になりますが、オンサイト、リモートともに議論にご参加いただいた皆様、ご発表いただいた皆様、ありがとうございました。

次回のJPOPMは、2011年11月に、Internet Weekと併設して開催予定です。アドレスポリシーに関してご意見をお持ちの方のご応募をお待ちしています。今回ご参加いただけなかった方も、ぜひご参加ください。

(ポリシーワーキンググループ/NTT 情報流通プラットフォーム研究所 藤崎智宏)

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