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ニュースレターNo.50/2012年3月発行

第21回JPNICオープンポリシーミーティング報告

2011年11月28日(月)に、第21回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM)を開催いたしました。今回は富士ソフトアキバプラザにて、Internet Week 2011のプレイベントとして併催しました。

ミーティングには、オンサイトで58名(関係者含まず)の皆様にご参加いただきました。また、今回も、JPNICの協力により、映像ストリーミング、Jabberチャット、Twitterによるリモート参加環境を構築し、平均30名程度(延べ137名)の方にリモートからご参加いただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

JPOPMは、日本においてIPアドレス、AS番号等インターネット資源の管理ポリシーを検討・調整し、コミュニティにおけるコンセンサスを形成するための議論の場です。年2回の開催で、JPNICとは独立した組織であるポリシーワーキンググループ(ポリシーWG)が主催しています。ミーティングのプログラムは、ご応募いただいたポリシー提案や情報提供プレゼンテーションから構成しています。今回は、合計4件のポリシー提案、および情報提供プレゼンテーションの応募が数件ありました。

次に、提案議論の概略、および、いくつかの情報提供トピックスについて紹介します。

写真:会場の様子
会場の様子

今回議論された提案について

今回は、APNICのオープンポリシーミーティングでコンセンサスを得て、施行されたポリシーについて、日本国内での実施の有無に関する議論が行われました。

  1. IPv6アドレスの割り振り基準の追加提案(prop-083 in APNIC)

    prop-083はAPNIC31にてコンセンサスが得られた提案で、IPv6アドレスの追加割り振りについて、以下の場合に、従来の追加割り振り条件(利用率)を満たしていなくても追加割り振りが受けられる、というものです。

    • 従来のネットワークと接続されていないネットワークで利用する場合
    • 6rdのような移行技術を利用する場合

    ミーティングでは、提案について合意が得られた場合に、いつからこのポリシーに基づいて申請ができるのかといった点、および、目的が終了した場合に返却の必要があるのかどうかといった点について、確認の質問がありましたが、特に反対もなく、合意が得られました。

  2. JPNICの移転ポリシーにおける移転先、移転元要件の変更
  3. RIR間アドレス移転提案(prop-095 in APNIC)
  4. 移転の際に、IPv4アドレス必要要件提示を必須とする提案(prop-096 in APNIC)

    APNICでは、APNIC管理地域内にある組織間でのIPv4アドレスの移転が可能となっていましたが、これを他のRIR地域との間のアドレス移転も可能とするポリシーがAPNIC31にて成立し、施行されています。また、他RIR地域との移転を可能とするために、従来のAPNICの移転ポリシーでは廃止された、アドレス移転時における必要要件提示の確認を再度必要とする、という提案がAPNIC32で合意され、施行されています。これらの状況に合わせ、現在、JPNIC管理下に閉じているIPv4アドレス移転を、JPNICにおいてもAPNICや他のRIR地域との間でも可能とするために、3件の提案が実施されました。

    ミーティングでは、JPNIC管理組織外とのアドレス移転を実現する際、現在、JPNIC管理組織間の移転においては必要とされていない、IPv4アドレスを受け取る側の利用証明が必須となるのかどうかや、移転の際の手続き等不明な点が多々あり、判断が困難という意見が出たため、

    • 移転範囲によって要件を分けることの可否
      (JPNIC管理下の組織同士の移転と、APNICや他のRIR地域との移転)
    • JPNIC管理下の組織が、他のRIR管理下の組織と移転をする際の具体的な手続き
    • IPv4アドレスの消費状況(国内とARIN地域)

    を確認して次回のJPOPMにて再度議論、という結果となりました。


その他、ICANNダカール会議における、IPアドレス関連の議論等の状況紹介や、RIPE 63ミーティング概況、InternetSociety (ISOC)の活動紹介といったセッションを開催しました。当日の発表資料および議事録は、次のURLよりご参照ください。

□ 第21回 JPNIC オープンポリシーミーティング
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm21

ミーティングを振り返って

今回、Internet Week 2011に併せての開催ということで、事前登録いただいた方が非常に多く、当日も、ここ数回のミーティングに比べ、多くの方に参加いただきました。

また、今回のミーティングでも、事前アンケートより初めて、および2~3回目の参加、という方が約6 割となっておりましたため、日本におけるポリシープロセスの紹介セッションを長めにする等、構成を変更してみました。インターネット資源管理は日本としても重要な分野であり、今後も、いろいろな機会で興味を持っていただける方を増やすような広報をしていく予定です。

次のAPNICカンファレンスは2012年2月末に、インドのニューデリーで開催されます。リモート参加環境も非常に充実していますので、次回以降、ぜひともご参加いただければと存じます。ミーティングの詳細については、次のURLでご覧になれます。

□ APNIC 33 Conference, New Delhi, India, 27 February - 2 March
http://meetings.apnic.net/33/

最後になりますが、オンサイト、リモートともに議論にご参加いただいた皆様、ご発表いただいた皆様、ありがとうございました。

次回のJPNICオープンポリシーミーティングは、2012年7月頃開催予定です。アドレスポリシーに関する提案や、プレゼンテーションのご応募をお待ちしています。今回ご参加いただけなかった方も、ぜひともご参加ください。

(ポリシーワーキンググループ/NTT 情報流通プラットフォーム研究所 藤崎智宏)

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