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ニュースレターNo.52/2012年11月発行

Internet Week 2012 ~人のチカラ、インターネットのチカラ~
いよいよ開幕!

2012年11月19日(月)~22日(木)の4日間、Internet Week 2012は、東京・秋葉原の富士ソフトアキバプラザで開催されます。今年のテーマは「人のチカラ、インターネットのチカラ」。今年のInternet Weekの見どころについてもご紹介します。

Internet Week 2012の開催にあたり ~「人のチカラ、インターネットのチカラ」を感じられるイベントに~

JPNIC インターネット推進部 前村昌紀

JPNIC インターネット推進部 前村昌紀

今年も Internet Weekのご案内ができることを喜ばしく思います。

2012年は、ISOC(Internet Society)が20周年を迎えたことをはじめ、いくつかの組織が周年イベントを実施したこともあり、インターネットの成り立ちに想いをはせる機会が度々ありました。ISOCの20周年では「Internet Hall of Fame(インターネットの殿堂)」が設けられ、日本からの高橋徹氏を含む、33人の貢献者が殿堂に迎え入れられましたが、殿堂入りした方々の受賞スピーチを拝見するに、インターネットが「人」によって生み出され、「人」によって育まれて今の姿があることを感じることができました。

この受賞スピーチで先人たちは、「技術的なアーキテクチャと同時に、多くの技術者が、常にあらゆる情報を広く共有し、検討の仲間入りできる余地があるソーシャルプロセスも生み出した」と述べ、「このようにさまざまな人々が関与できる仕組み作りをしたからこそ、今のインターネットがある」と述べていました。その上で、「今インターネットは20億人をつなげているが、今後全部の人をつなぐためには、技術的な基盤だけでなく、人々が協働できる基盤をもっと整備していく必要があるだろう」と、展望していました。

こうしてさまざまな人の力で作り出されたインターネット基盤の上で、日々いろいろな技術革新が起こるとともに、人と人とが結びついて、 地理的隔たりを乗り越えたグローバルな協働や、絆をもたらしたことは、2011年3月の震災以降、説明に多くを要さないでしょう。

2012年もインターネットにはいろいろな大きな動きがありました。「OpenFlow」は、今まで専用機器で構成されてきたネットワーク機能をソフトウェアで構成するもので、既に大きな潮流となっているクラウドと相まって、より効率的なインターネット基盤構築への可能性を拓きました。6月6日の「IPv6 Launch」では、グローバルな大手事業者がIPv6への対応を高らかに宣言し、インターネット全体にも対応を迫るものとなりました。日本においても大きく議論され、事業者の皆さんは更なる努力によってIPv6対応を加速しています。ソーシャルメディアやスマートフォンの隆盛は、インターネットに格段の便利さをもたらすとともに、セキュリティに新たな課題を投げかけています。

人々の努力によって日々成長し、たくましくなっていくインターネット。そして、それを支え続ける人、 インターネットを使ってこれからの世界を作っていく頼もしい人。そういう、人のチカラとインターネットのチカラを感じ、元気になるようなInternet Weekをめざすため、 Internet Week 2012のテーマを、「人のチカラ、インターネットのチカラ」としました。

プログラム委員会と事務局一丸となって、準備を進めてまいりました。今年もたくさんの方々と会場でお会いできることを、楽しみにしております。

Internet Week2012のプログラム

Internet Week 2012 プログラム

Internet Week 2012の注目点のご案内

「Internet Week 2012」における、見どころとなる注目点をいくつかご紹介します。

注目度1  全部で30セッション以上を予定! 無料セッションも数多くあります。

「Internet Week 2012プログラム」の表でご覧いただけるように、次のようなバラエティに富んだセッションを用意しています。

<無料セッション>

  • J1:インターネット資源管理の基礎知識(ドメイン名/DNS/IPアドレス)

    普段、何気なく利用しているドメイン名やIPアドレスについて知りたい方向けの無料チュートリアルです。「ドメイン名、IPアドレスというインターネット資源とは何だろう?」「それがどうインターネット上でつながっていくのだろう」 「どうしてこのような状態で管理されるようになったのか」といった基礎的な内容を具体的に解説します。また、インターネットに関係する国際組織にはどういったものがあるか等についても解説します。このセッションは、Internet Week、JPNICオープンポリシーミーティング、ICANN報告会に参加するための前提知識を得るためにも役に立ちます。

  • BoF:6セッション
  • 同時開催イベント:2セッション

<有料セッション>

  • チュートリアル:11セッション
  • 最新動向とディスカッションセッション:8セッション
  • ハンズオンセッション:3セッション
  • 懇親会:1セッション
注目度2 IPv4とIPv6に関する共存技術や、IPv6への移行技術に関する多くのセッションを開催!

2012年10月までに、IANA、APNIC(JPNICを含む)、RIPE NCCの三つのレジストリにおけるIPv4アドレス在庫が枯渇しました。今後、国内のインターネット環境も変わっていきます。対応をどうするか、タイミングをどう図るかついては、事業者の皆様ごとの経営判断次第ですが、IPv4とIPv6の共存技術やIPv6に対する基礎知識を身につけ、いつでも対応できるようにスキルを上げておくことは、エンジニアの皆様にとって重要なことです。そのために以下の六つのセッションを用意しました。

<これからIPv6をはじめようという方、 IPv6を職場・自宅に入れようと考えている方向け>

(1) T5:これからはじめるIPv6

<IPv6を導入した方、導入を考えている方向け>

(2)T7:IPv6実践講座 ~トラシュー、セキュリティ、アプリ構築まで~

(3)T10:IPv6各種移行・共存技術解説

<IPv6のネットワークの導入を考えている方で、 Pv4ネットワーク、ルータ、スイッチの運用経験がある方向け>

(4) H1:IPv6 ハンズオン ネットワーク編 ~AlaxalA製ルータを使って~

(5) H2:IPv6 ハンズオン ネットワーク編 ~CISCO製ルータを使って~

<IPv4サーバやLinuxの運用経験がある方で、 IPv6サーバ構築に興味のある方向け>

(6) H3:IPv6 ハンズオン サーバ編

注目度3 OpenFlowを含む、ハンズオンセミナー (実機を利用した実地型セミナー)も充実!

ハンズオンセッションは、

  • 「H1:IPv6 ハンズオン ネットワーク編 ~AlaxalA製ルータを使って~」
  • 「H2:IPv6 ハンズオン ネットワーク編 ~CISCO製ルータを使って~」
  • 「H3:IPv6 ハンズオン サーバ編」

の三つのIPv6対応セミナーに加え、「T11:OpenFlow チュートリアル&ハンズオン」も用意しています。

<T11:OpenFlow チュートリアル&ハンズオン内容>

OpenFlowテクノロジーが注目を集めていますが、 そのキーワードと内容を見聞きしたことはあっても実際にそれに触れてみたことのある方は限られているのではないでしょうか。本セッションではOpenFlowについての概説の説明と、プログラミングフレームワークであるTremaを使用したハンズオンを行います。ハンズオンでは、Rubyで書かれたコントローラを実際に動作させながら、 OpenFlowに対する理解を深めていきます。

注目度4 第23回 JPNIC オープンポリシーミーティングと 第35回ICANN報告会を同時開催(参加費無料)

JPNICオープンポリシーミーティングは、アドレスに関するポリシー(アドレス管理に関する方針・ルール)について、議論を重ね、日本での意見を集約する場です。その23回目のミーティングを、Internet Week 2012の同時イベントとして開催します。

第35回ICANN報告会は、2012年10月14日~18日までの5日間、 カナダ・トロントにおいて開催された第45回ICANN会議の報告会です。同会議の概要をご報告するとともに、このところICANN内の議論で大きな割合を占めている、新gTLD関連の話題を引き続きご提供します。

Internet Week 2012 概要

【会期】
2012年11月19日(月)~22日(木) 4日間
[同時開催イベント]
11月19日(月):第23回JPNICオープンポリシーミーティング
11月20日(火):第35回ICANN報告会
【会場】
富士ソフト アキバプラザ(東京・秋葉原)
【URL】
https://internetweek.jp/
【主催】
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
【企画】
Internet Week 2012プログラム委員会
  • 秋山 卓司(社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)/クロストラスト株式会社)
  • 木村 孝(社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA))
  • 坂口 智哉(株式会社日本レジストリサービス(JPRS))
  • 佐藤 友治(インターネットセキュリティ専門家)
  • 砂原 秀樹(WIDEプロジェクト/慶應義塾大学)
  • 関谷 勇司(WIDEプロジェクト/東京大学)
  • 高野 光弘(日本UNIXユーザ会(jus))
  • 田島 弘隆(日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG))
  • 橘 喜胤(日本シーサート協議会(NCA))
  • 中川 あきら(日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)/ポリシーワーキンググループ)
  • 波田野 裕一(日本UNIXユーザ会(jus))
  • 廣海 緑里(財団法人インターネット協会(IAjapan)/株式会社インテック)
  • 藤崎 智宏(日本電信電話株式会社(NTT)/慶應義塾大学大学院/JPNIC分野担当理事(IPポリシー))
  • 法林 浩之(日本UNIXユーザ会(jus))
  • 細木 正司(仮想化インフラストラクチャ・ オペレーターズグループ(VIOPS))
  • 松下 和弘(日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG))
  • 満永 拓邦(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC))
  • 山賀 正人(日本シーサート協議会(NCA))
  • 宇井 隆晴(JPNIC理事)
  • 佐野 晋(JPNIC執行理事)
  • 高田 寛(JPNIC分野担当理事(新技術))
  • JPNIC事務局
    秋山 智朗、岡田 雅之、奥谷 泉、川端 宏生、木村 泰司、小山 祐司、坂口 康子、澁谷 晃、根津 智子、前村 昌紀、山崎 信
【協賛】
株式会社日本レジストリサービス
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
株式会社SRA
グリー株式会社
さくらインターネット株式会社
日本インターネットエクスチェンジ株式会社
【ネットワークスポンサー】
シスコシステムズ合同会社
富士ソフト株式会社
【後援】
総務省/文部科学省/経済産業省
ICT教育推進協議会(ICTEPC)
IPv6普及・高度化推進協議会(v6pc)
財団法人インターネット協会(IAjapan)
仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ(VIOPS)
一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)
一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)
独立行政法人情報通信研究機構 (NICT)
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
日本シーサート協議会(NCA)
日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)
一般財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan)
日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
日本UNIXユーザ会(jus)
フィッシング対策協議会
WIDEプロジェクト(WIDE)
【登録期間】
2012年9月24日(月)~11月9日(金)
【お問合せ】
Internet Week 2012 事務局 (JPNIC内)
E-Mail: iw-info@nic.ad.jp

写真:講演の様子
● IP Meeting 2011での講演の様子

(JPNIC インターネット推進部 根津智子)

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