ニュースレターNo.91/2025年11月発行
Internet ♥ You No.26
グリーホールディングス株式会社
吉浜 丈広さん
Internet Weekで長年プログラム委員を務め、 2025年より委員長となった吉浜さん。 お仕事やコミュニティ活動、そして趣味に至るまで、 どれも面白いから取り組むと語る姿勢が印象的でした。
今回は、これまでの歩みや、 委員長として迎えるInternet Week 2025への想いについてお話を伺いました。
インターネットを知った・興味を持ったきっかけ
インターネットを知ったきっかけは、小学校でのPCを使った授業です。 簡単な調べ物をしたり、自分のWebページを作ったり、 ゲームをしたりしていました。 当時はFlashを使ったゲームが流行していましたね。 その頃は「インターネット=調べ物やゲームができるもの」という感覚で、 WebブラウザのInternet Explorerがインターネットそのものだと思っていました。
インターネットに興味を持ったのは大学に入ってからです。 情報系の学部だったのでインターネットの仕組みを学ぶ授業もありました。 また、サークル棟と呼ばれる、 サークルやクラブの部屋がある建物のネットワークを管理する団体に参加しました。 自分がやったことのない分野でしたが面白そうだと思い、 ネットワーク分野に触れ始め、興味が深まりました。
その団体の中に、ネットワークにとても詳しい同級生がいて、 積極的に皆を牽引してくれたんです。 教わりながら設定したネットワーク機器や、 自分たちで立てたWebサーバが実際に目に見えて動くという体験を面白く感じていました。
一方で大学の研究はネットワークとはあまり関係がなく、 制御工学が中心でした。 メインは数学寄りで、ネットワークは授業として学ぶ程度でした。 ネットワークの勉強は趣味の感覚で取り組んでいたので、 それがむしろ楽しめた理由かもしれません。
エンジニアとして多様な経験を積む
2016年にグリー株式会社(現 グリーホールディングス株式会社)へ新卒入社し、 2025年で10年目になります。 就職活動時は、 大学時代に面白いと感じたネットワークやインフラに携われるエンジニアを志望していました。 自社サービスを持ち、 インフラだけでなく開発にも関われる可能性のあるWeb業界の会社に魅力を感じ、 いくつか受けた中で今の会社を選びました。
入社当初はインフラエンジニアとしてネットワークを中心にインフラ全般を担当し、 その後およそ3年ゲーム開発も兼務しました。 インフラ業務ではやり取りするのは主にエンジニアが相手でしたが、 開発ではエンジニア以外にデザイナーやプランナーとも連携する必要があります。 ゲームのリリース日など動かせない締め切りに追われることもあり、 インフラ業務とは仕事の進め方が大きく違うと感じました。 プログラムを書く機会も増え、 最初は手探りで周囲に教わりながら取り組みました。 とてもいい経験になりました。
現在はインフラ業務に加え、セキュリティ業務も兼務しています。 物理的なネットワークというより、クラウドネットワークが中心です。 技術を学び続けることが好きなので、仕事は楽しいです。 セキュリティに関わるようになった理由は、 社内で興味を問われて「あります」と答えたことがきっかけです。 学生時代、CTF (Capture The Flag)にゲーム感覚で参加していたこともありました。
コミュニティ活動がもたらす刺激と学び
入社直後からwakamonogに参加し、 勉強会の企画や登壇を行っていました。 また、同時期からInternet Week (IW)にも関わっています。 IWを最初に知ったのは大学院生の頃です。 NOC(ネットワークを運営するチーム)の募集を見て参加したのがきっかけです。 その後、就職してからはプログラム委員として参加し、 社会人歴と同じくらい関わっていますね。 プログラム委員は、企画案を考え、登壇者に声をかけ、 日程や内容を調整する役割ですが、 最初は知り合いが少なく苦労しました。 とはいえ、他の委員の方が登壇候補者を紹介してくださり、 進めることができました。
今年は初めて委員長を務めています。 全体を見るのは難しく、 すべてを把握しきれない大変さがありますが、 副委員長の2名と協力して進めています。 委員長として意識しているのは、 できる限り委員の「やりたい」という熱意を優先することです。 例えば、 コマが空いていないなどを理由にして企画を落とすようなことはせず、 実現に近づけられるように手助けしたいです。 その方が委員のモチベーションにも繋がると考えています。
コミュニティ活動の意義としては、 まず入ってくる情報量が圧倒的に多いこと、 周囲の頑張りに触れることで自分のやる気を刺激してもらえることが挙げられます。 加えて、先輩世代からキャリアや知識を直接学べること、 インターネット黎明期の方のお話に触れられる貴重さも大きいです。 コミュニティ活動は、失敗しても実害はほとんどありませんから、 サークルのような感覚で気負わずにチャレンジしてみてください。
Internet Weekに込める思いと展望
IWの参加者層ですが、最近は若い世代も増えてきていて、 引き続き増やしていきたいと思っています。 次の世代を担う若者が少ないというのはどの分野でも問題になっていますからね。
また、基盤技術は知っていて損はありません。 ほかにも法制度、社会動向、 もちろんその年のホットトピックスまで網羅的に取り扱います。 直接に仕事に関わらなくても、知っていると役に立つ情報ばかりです。 また、Internet Week Basicオンデマンドでは、 基礎的な技術解説を動画配信しています。 これを見るだけでも十分役に立つと思います。 IWはインターネットという言葉を冠していますし、 より多くの方に興味を持ってもらえる入口のようなイベントになればいいなと思っています。 まずは面白いと思ってもらいたいです!
今後の目標
技術が好きなのでエンジニアとして活動を続けていきたいです。 2025年のIWのテーマである『フルスタック』とまではいきませんが、 知識や技術の幅を広げていきたいと考えています。 今はセキュリティも担当しているので、 そこも知識をつけていきたいです。 また、業務でコンテナ周りを本格的に触れるようになったため、 より深く習得して、経験を増やしていきたいです。 新しい技術を学んでいくのが楽しいです。 もはや趣味ですね。
プライベートではまっていること
最近は落ち着いたのですが、 一時期は筋トレに週6回通うほどはまりました。 ボルダリングやスノーボードも趣味で、 冬は北海道・東北・新潟など各地に滑りに行きます。 筋トレは、 できなかった重量が持ち上がるなど数値で成長が見える点が面白く、 体の変化も実感できます。 部位を分けてトレーニングし、 常にどこかが筋肉痛という時期もありました(笑)。 技術の学習も「できなかったことができるようになる」という点で感覚が近いかもしれません。
最後にインターネットに対する、
愛情のこもったメッセージをお願いします!
インターネットは今や使っていないという人がいないというくらい、 電気・ガス・水道と並ぶライフラインのような存在です。 自分たちの仕事がないと動かないものがあり、 それを支えているという実感を持てる。 そういったものに携われるのはとてもやりがいがあります。 インターネットにあまり興味がない方も、 少しでも関心を持って挑戦してみると、 意外な面白さを感じられるかもしれません。

