各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合(TCCM)」によるWSIS 20周年評価に関する成果文書案第2版への提出意見にJPNICが署名
2025年12月8日に国連経済社会局(UN DESA)によって行われた、 「世界情報社会サミットの20周年レビュー(WSIS+20)に関する成果文書案第2版(Revision 2)」への意見を聴取する会合(コンサルテーション)にて、 「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合(TCCM)」が意見を述べるとともに、その内容をUN DESAに提出しました。JPNICを含む30組織がこの意見陳述内容に署名しました(今後署名組織が追加される場合があります)。
提出意見の全文および署名組織の一覧は以下よりご覧いただけます。
https://www.tccm.global/tccm-input-to-revision-2-of-the-wsis20-outcome-document/
陳述・提出意見の要点は、次の通りです。
TCCMは第2版がさまざまな利害関係者の間で慎重な均衡を図った点を評価する。本文書は2025年12月16日・17日の国連総会におけるWSIS+20の成功裏の結末に向けた確固たる基盤となる。特に次の3点を強調したい。
- 国連経済社会局内に適切な人員と資源を備えた事務局を置く恒久的なインターネットガバナンスフォーラム(IGF)を強く支持する。
- バランスの取れたIGFプログラムに重要な戦略的指針を提供するIGFマルチステークホルダー諮問グループ(MAG)の存在を歓迎する。
- 国連の基幹資金と任意拠出金を組み合わせた持続可能なIGF資金調達に関する事務総長提案の具体的タイムフレームを支持する。多様な資金源が継続的な財政安定を支える。この重要課題に関する事務総長のステークホルダー協議に参画する用意がある。
TCCMは、開放性・自由性・普遍性・安全性・回復力・相互運用性を備えたインターネットがWSISのビジョン実現に不可欠であると確信する。これを実現する最善の方法としてマルチステークホルダーアプローチを確固として支持する。
本アナウンスメントは、成果文書案に対するJPNICの意見表明をお知らせものです。この意見聴取をはじめとする検討の結果を受けて、上述の12月16日・17日の国連総会におけるWSIS+20に関する成果文書が採択されました。採択された成果文書については、以下のWebサイトからご覧いただけます。
The WSIS+20 outcome document is adopted by consensus on 17 December 2025
https://publicadministration.desa.un.org/wsis20
こちらに関しても別途、近日中にご案内する予定です。
以上

