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APNIC 16 - Open Policy Meeting Report
翻訳文

(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新 2003年9月24日

この文書は
http://www.apnic.net/mailing-lists/apnic-announce/archive/2003/09/msg00002.html
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。


第16回APNICオープンポリシミーティング報告

第16回APNICオープンポリシミーティング 於 韓国 ソウル
2003年8月19 - 22日

内容

  1. ASOアドレス協議会選挙
  2. ミーティングでの決定事項
  3. ミーティングスポンサー
  4. 次回のAPNICミーティング

APNIC会員及び関係者各位

 去る8月19日から22日にかけて、 ソウルにて開催された「第16回APNICオープンポリシミーティング」 は非常に大きな成功を収めました。 22の経済圏から合計131名の代表者にご参加いただきました。 その内12名の参加者は、 途上国からの参加を奨励するための新規フェローシップスキームを利用しました。 APNICは、 当フェローシップへ資金提供をしてくださった世界銀行のインフォ・デブ (InfoDev)プログラムに対し、心よりお礼を申し上げます。

 そして、ローカルホストとして本ミーティングの成功のために多大な尽力をし、 非常に質の高い会議を実現してくれたKRNICにも感謝いたしております。

 8月22日に開催されましたAPNIC総会(Annual Member Meeting)にも、 30のAPNIC会員組織からご出席をいただきました。 また、他のRIR(ARIN、LACNIC、RIPE NCC)やICANNからの代表者も出席しました。

 主なミーティングの結果の要約は下記のページをご覧ください。 ミーティングのプレゼンテーション、議事録、およびトランスクリプトは、 "APNIC 16"のウェブサイトでご覧いただけます。

http://www.apnic.net/meetings/16

1. ASOアドレス協議会選挙

 8月22日(金)のAPNIC総会にて、 ASO アドレス協議会(AC)の一名の任期満了にともなう公開選挙が行われました。 当選者は、Hyun-joon Kwon氏です。 詳細は、以下のページをご覧ください。

http://www.apnic.net/meetings/16/ac/index.html

2. ミーティングでの決定事項


□ アドレスポリシSIG

・ポリシ策定の過程
- ポリシ策定プロセスプロポーザルのオプションAが承認された。
・APNICドキュメント編集ポリシ
- ドキュメント編集ポリシ改訂案が承認された。
・IPv6ガイドライン
- IPv6ガイドラインの草案を作成するワーキンググループの結成を事務局が呼びかける。
・IANAからRIRへのIPv4割り振り
- IANAが18ヶ月間で必要な空間の量に基づいて、/8単位で割り振りを行い、新しいRIRは無条件に/8の受領資格を有することを推奨するプロポーザルが承認された。
- 他のRIRへプロポーザルを提出し、検討を要請する。最終的には、ASOへの提出を目指す。
・IPv6アドレス空間管理
- RIRがスパースアロケーションを採用する方針が承認された。IANAからの割り振りサイズに関しては、メーリングリスト上でさらに議論が必要。
・インターネットエクスチェンジポイント(IXP)割り当て
- IXP, およびルーティング制約の定義の修正が承認された。
- 議論の後、プロポーザルにおけるその他の提案事項をAPINIC 17開催前に再提出する。
・歴史的経緯のある資源の移管
- 技術的な審査、または承認なしに、APNIC会員に対して歴史的経緯のある資源を移管することが承認された。ただし、移管された資源は現行のポリシに従うことが条件となる。
・IPv4におけるHD ratioの適用
- HD ratioの概念をIPv4のネットワークに置き換えた"Assignment Density(AD) ratio"を使用するという方針について賛同が得られた。
- この方針は、さらなる議論のため、他の地域へ提出される予定。

□ データベースSIG

・顧客割り当て情報のプライバシー
- 登録された顧客割り当て情報の公開を任意とし、さらに個人情報の公開を制限するため、"hidden"項目を新たに導入するプロポーザルが承認された。
・インターネット資源情報の保護
- "MAINT-NULL"という値を含むオブジェクトのメンテナーを、その上位のオブジェクトのメンテナーへ変更することが承認された。
- メンテナーオブジェクトの"auth"項目における"NONE"の使用を段階的に終了することが承認された。

□ DNSオペレーションSIG

・機能していない委譲(lame delegation)の一掃
- 事務局がAPNIC Whoisデータベースにて機能していないDNSの委譲について、自動化メカニズムを用いて、体系的な一掃を開始することが承認された。

□ IX SIG

・AS番号に関するガイドライン
- 事務局がマルチホーミングに関連してAS番号のポリシのガイドラインを明確にすることに賛同が得られた。

 ミーティングにて議論された全プロポーザルのリストは、 以下のサイトにてご覧いただけます。

http://www.apnic.net/docs/policy/proposals

3. ミーティングスポンサー

 APNICは、 本ミーティングを成功に導くために多大な貢献をしてくださいましたスポンサーの皆様に対し、 厚く感謝を申し上げます。

プラチナスポンサー

  • KT

ゴールドスポンサー

  • France Telecom
  • Hanaro Telecom
  • SK Telecom
  • ETRI
  • NCA
  • KISA
  • KISTI
  • TTA

シルバースポンサー

  • JPNIC
  • TWNIC
  • KTF
  • Netpia
  • LG HITACHI
  • Cisco Systems Korea

サポーティングスポンサー

  • LG Telecom
  • NAEUM Information & Technology Co. Ltd.
  • Shilla ENG
  • KDC Corporation
  • DASAN Networks
  • Plantynet Co. Ltd.
  • Network & Security Consulting Inc.
  • Korea Information Engineering Services

 上記スポンサーへのリンクは、以下のページにてご覧いただけます。

http://www.apnic.net/meetings/16/sponsors/index.html

4. 次回のAPNICミーティング

 第17回APNICオープンポリシミーティングは、 APRICOT 2004期間中の2004年2月18日から27日までマレーシアのクアラルンプールにて開催されます。 APNIC会員、および関係者の皆様、ぜひ奮ってご参加ください。

 APRICOT 2004に関する詳細情報は、以下のページをご覧ください。

http://www.apricot2004.net

 2004年後半の第18回APNICオープンポリシミーティングの主催にご関心のある方は、 以下の「プロポーザル募集」ページをご参照ください。

http://www.apnic.net/meetings/cfp

APNICオープンポリシミーティングに関してご不明の点がありましたら、 meetings@apnic.net まで電子メールにてご連絡ください。

APNIC事務局

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